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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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 今年に入って、二人の知り合いが亡くなったという知らせを受けています。同年輩の方の死は、わが身に迫るものがあります。私に残された時間は後どれくらいだろう、などと考えたりしてしまう。

また、古い友人に電話をすると、家族が電話口に出て、入院していると告げられる。ガンかもしれないと言う。すると、健康診断に行ったのはもう12年前だなあと気づく。

また、今年は若い頃から親しんで著書を読んでいた方々の死亡記事を見つけており、こちらもショックな知らせです。井上ひさし様・多田富雄様・梅棹忠雄様・森毅様。
改めてご冥福をお祈りします。

なお、ウィキペディアに載っていたのですが、井上
ひさしさんは、毛筆で書くことを人に頼まれた場合に、よく書いた文章があるそうです。それは…、
むずかしいことをやさしく/やさしいことをふかく/ふかいことをゆかいに/ゆかいなことをまじめに書くこと」  
なんと、私が手帳に書きとめていたことです。

また、多田富雄さんの著書、『免疫の意味論』にはかなり驚かされました。免疫現象の意味を考えていくと、生命観そのものまで変わってしまう感じです。

梅棹忠雄さんを知ったのは、『知的生産の技術』(岩波)からです。本棚に今もあります。そして、ウィキペディアではじめて知ったのですが、井上ひさしさんと梅棹忠雄さんはともにエスペランティストだったんですね。私もしゃべられない自称エスペランティストです。世の流れにムダに抗っています。

森毅さんの本は、語り口が面白くて読んでいたように思います。たくさんの著書がありますが、ちくま文庫の『いいかげんが面白い』がおすすめです。

ウッキペディアで調べたら、死亡記事が出た当日に、早くもそれぞれの箇所が書き換えられています。これも、なんだかショックなことです。  元気の出る本知っていたら、お知らせください。

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