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横須賀港には、「横須賀原子力艦モニタリングセンター」が開設されており、そこでは10分おきに観測した数値を公開しているそうです。
ところで、その数値が、今朝15日5時に放射線数値が異常でピークに達したようです。図はそのグラフです。
図を突っ切ってしまって数値が出ないほどです。なお、この機関は文部科学省管轄の機関とのこと。
図の数値がはっきりと見えません。以下のサイトにあり、もう少しはっきり見られると思います。
http://portside-station.net/2011/03/15/7150/
以下は、モニタリングセンターに関する記事が載っているサイトhttp://www.justmystage.com/home/sakuma/monitering_cwnter/monitor_center.html
関東方面の人たちも、外出などは控えたほうがよいのではないでしょうか。
以下は、追加して書いたものです。
また、地震発生です。富士宮市が震源地で、震度6だという。震源地は浅く直下型なので津波はないという報道でした。
でも、日本各地で地震が起こっています。誘発されているのではないかと思うと恐いです。
明日の朝は、中部電力と浜岡原発に、止めるべきだと電話を入れてみようと思います。貴方もトライしてみませんか。
こういうことはみんなで一緒にやれば怖くない、です。
○中部電力株式会社社長 水野 明久 様
FAX 052-957-1352(広報)
TEL 052-951-8211(代表)
○浜岡原子力発電所所長 梶川祐亮 様
FAX 0537-85-3033
TEL 0537-86-3481
原子力資料情報室からのメッセージ を転載しています。より多くの人たちに、この情報をお伝えください。拡散をお願い致します。
福島原発の危機について、私たちは考えます
2011年3月15日
1 福島第一原発及び同第二原発の今回の事故は、原発の設計条件においては考えられていない想定外の過酷事故であり、極めて深刻な事態が続いています。
2 この影響を避けるためには、原発から距離を置くのが最も有効な手段です。可能であれば、福島原発から、できるだけ遠くへ離れることがベストです。
移動できない方は、建物の中に入って、外気に極力触れないでください。雨には絶対に当たらないように気をつけてください。
3 「何キロまで離れれば安全か」について判断することは容易ではありません。
この判断のためには、放射能レベルと気象条件についての正確な情報が必要であり、さらに、今後何が起こりうるかについての的確な予測が必要だからです。
これまでの政府・東京電力の情報提供は極めて不十分であり、この判断のために必要な情報を、正確かつ迅速に提供するべきです。
4 現時点で、私たちが把握している事実は以下のとおりです。
(1) 福島第一原発2号機は、核燃料の冷却能力が十分でなく、核燃料が長時間にわたって露出している状態です。
格納容器からは、数日前から、圧力を低下させるため、放射性物質を含む蒸気を放出しており、加えて、放射性物質を閉じ込める最後の砦である格納容器の一部である圧力抑制室(サプレッションプール)が一部損傷を受けました。
これによって、さらに放射性物質が放出されています。今後も、炉水位の低下及び格納容器の損傷によって、さらに多量の放射性物質が放出される可能性があります。
(2) 福島第一原発1号機及び3号機でも、核燃料の冷却能力が十分でなく、格納容器からは、数日前から、圧力を低下させるため、放射性物質を含む蒸気が放出されております。
現在、海水注入がされていますが、2号機と同様の事態に至る可能性があります。
(3) 福島第一原発4号機~6号機は、地震時には定期点検中で運転されていなかったにもかかわらず、同4号機では使用済み核燃料プールが水位低下したことによって、水素爆発が発生したとされています。この事実は、4号機~6号機の安全も、絶対のものではないことを示しています。
(4) 福島第二原発1号機~4号機も、冷却能力の不足が懸念されていました。東京電力の発表では、4基とも冷温停止(100℃以下)で、外部電源も確保されているとのことでありますが、一部温度が上昇したとの発表もあります。
今後も長期間継続して冷却しなければならず、注意深く監視していく必要があります。
(5) 福島第一原発は6基の、同第二原発は4基の原発が隣接しており、1基の原発に発生した事故が、他の原発に影響を及ぼす可能性が高く、今後、事態がさらにより深刻なものになる可能性もあります。
原子力資料情報室
〒162-0065 東京都新宿区住吉町8-5曙橋コーポ2階B
TEL.03-3357-3800 FAX.03-3357-3801
現在、原子力資料情報室より、ライブ中継が見られます。
今朝の9時30分から始まっているものです。
現状況解説をしているのは、東芝・元原子炉格納容器設計者の後藤政志さんです。
もうお一人は、原子力資料情報室・原子力安全問題担当の上澤千尋さんです。また、他の人が説明していることもあります。
Ustream中継です。以下です。クリックすればそこに飛べます。
http://www.ustream.tv/channel/cnic-news
なお、こちらの忍者プログでは、中継動画を貼り付けることができませんが、以下の「犬の心理学・性格診断室」では、貼り付けることができました。
こちらをクリックしても見られます。http://dogstype.exblog.jp/16056744/
福島原発、緊迫の度が増しています。真実を知りたいのに、なぜかマスメディアで語られていることに不審を感じている人は多いと思います。
なお、「原子力資料情報室」は、30年以上も前から原発の問題点を明らかにしています。中継は一時、中断されるでしょうが、再開されると思いますので、また覗いてください。
会見は、これで五回目になります。刻々と変わる状況に対して誠実に詳しく説明してくれていると思います。
これまでの会見の様子も、上記のアドレスをクリックすれば見られます。または、以下のところで情報が得られます。
原子力資料情報室 → http://www.cnic.jp/
3/13のブログに、以下のように書いていますが、一部、間違いがあります。以下のものです。
「ちなみに、1000マイクロシーベルトとは一般人が1年間にあびる放射線の限度。福島の病院(福島原発から20k圏外)で計測した値とは1時間あたり1000マイクロシーベルトです」
それは福島で測定された病院のことで、「福島原発から20k圏外」だと、知り合いから間違って知らされたためです。しかし、落ち度と責任は私にあります。
今日になって調べてみると、圏外ではなく圏内だとわかりました。双葉町役場と双葉厚生病院の2ケ所で計測しているものでした。福島原発のある場所とは同じ双葉郡内にあります。
キチンと調べずにご報告してしまい申し訳ありません。お詫びを申し上げます。これでは、「被害は甚大だ」とか、「政府や電力会社の報告には間違いがある」と告げていることになるかもしれず、反省しております。
しかしながら、公表されているものを探しましたが、「東京電力は14日、放射線量が制限値の毎時500マイクロシーベルトを再び越え」というものが見つかっただけです。
つまり、東電や政府は嘘はついていないのですが、事実を詳しく述べていない、具体的な数値を上げて報告していない、と考えられます。
これは、3/14のブログで取り上げていることとも関連します。以下に少し短くして再度載せます。
「女川原子力発電所では、基準値の4倍に達する放射線量を検出したが、それは女川が出したものではなく、福島の1号機で発生した爆発によって漏れた放射性物質が、南風で約100キロ離れた女川原発周辺に運ばれた可能性が高いと推測している。健康に影響はない。風向きなどからして女川で出てもおかしくない値。その後、数値も下がっている」
しかし、私が疑問に思ったように、河田さんも次のように指摘しています。
「女川原発付近で 21μSvの放射能が検出されたが、東北電力によれば女川原発からの影響とは考えられない。風で福島原発から飛来した可能性あり。と、すればこれは大変なことを意味する。女川と福島は約100km離れているので、数千倍以上の希釈があるはずで、福島の北側地域は大変な汚染大気を吸ったことになる」
これに関して、テレビに出演している原子力に関する知識のプロだと考えられるコメンテイターたちは、何も言及していません。アナウンサーも疑問に感じないのか質問を入れたりしていません。どうしてなんでしょう?
また、福島の1号機が15時36分ごろに爆発していますが、首相官邸での会見は17時47分の2時間後です。とりあえず、爆発事故が起きたという事実だけはすぐに発表すべきなのでは? でも、そうはしませんでした。なぜなんでしょう?
どのように公表したらよいのか、いろいろと思案していたのでしょうか? 公表の仕方を熟慮する人たちのように見えるところです。
彼らは知っていて黙ったままでいるのか、また、口裏を合わせて危険なことは隠しているのでしょうか? 後から責任を追求されないように、「嘘はつかないが本当のことも言わない」ようにしているのでしょうか?
ただ、こういうやり口はいつものことだと言われることがあります。でも、政府の言うことならば信用する、大企業だから嘘は言わない、と信じ込んでいる人たちは少なくありません。
https://twitter.com/JVJA_member
なお、上記のツイッターには、「双葉町にある自宅に向かう住民、十数名以上に出会った。彼らのすべてが、上述の高濃度汚染について知らなかった」とあります。
東京電力と政府は、現地にいる人たちに、「重要な情報は、より正確に詳しく知らせる義務がある」という考え方をしていないように感じますが、あなたはどう思われますか?
このような値は刻々と移り変わるものなので、どの数値を公表できるのか、それを判断することは難しいものだとは思いますが。
皆さま 河田
枝野官房長官の会見内容。
F1-3は依然として海水注入するも炉心水位レベル低下せず。燃料棒露出は続いている。水素はかなりたまっており、爆発の危険性も否定できない。
F1-1,F1-2,F1-3などから継続的に空中放出を行なっている影響かもしれない。福島から宮城県女川に至る約100Kmの地域の人々の被曝が気になる。
なお、日本ビジュアル・ジャーナリスト協会に所属するジャーナリストやその他で計6名(JVJAの森住、豊田、綿井、野田と、DAYSJAPANの広河隆一編集長 山本)が現地(相馬から郡山のほうへ移動中)https://twitter.com/JVJA_member
ツィッターにある内容→3月13日午前10時20分、福島第一原子力発電所のある双葉町役場玄関付近で、放射線を計測。3台の放射能測定器を使用。すべての測定器の測定許容範囲を超えて、針が振り切れた。
地震災害が気になり、ふとテレビをつけると、女川原発の職員が記者会見していました。
「女川原子力発電所では、通報義務のある基準値の約4倍に達する放射線量(1時間当たり21マイクロシーベルト)を検出したが、それは女川が出したものではない」
「福島第1原発1号機で12日に発生した爆発事故で漏れた放射性物質が、南風で約100キロ離れた女川原発周辺に運ばれた可能性が高いと推測している」
また、他のニュースでは、放射性物質の影響が広範囲に広がっている点について、「(福島第1、第2原発周辺で)避難区域の指示は出ており、拡大などは検討していない、現時点では住民の避難対象地域を広げる考えはないことを示した」というものがありました。
でも、素人考えかも知れませんが、100キロ先から出た放射能ならば、排出源はかなりの放射性物質が出ているはず。遠くに行くほどにだんだん薄くなっていくとしか考えられないのです。
それで原発の専門家&コンメンテイターたちがどう言っているのか他局も見ました。が、すらりと通り越して、危険だと言っている人は一人もいないんです。どうしてなの? なんかおかしい? と思っていたら、河田昌東さんからのメールの続き(3/12にもある)が届きました。
皆さま
昨日爆発したF1-1に続き、F1-3号が危機に瀕しています。F1-3は今朝5時10分に注水機能喪失を確認。燃料棒上部露出したので、圧力容器上部安全弁を開き,蒸気を放出。
これは、高度に汚染した蒸気放出を意味する。続いて、真水を注入し、9時25分ホウ酸を注入。9時20分には格納容器圧力を減圧するために格納容器の弁(ベント)を開放し、蒸気を格納建屋内に放出。
これ以降、放射能が排気筒から大気中に出始めた。9:30には70.3μSv 更に放出が継続し、11:00には 1204μSv に達した。これは昨日の F1-1よりも更に高レベル(通常の約17000倍)。
その後2時間たっても情況の改善は見られず。燃料棒被覆菅(ジルカロイ製)が溶融した可能性が高い(2000度C以上になったことを示す)。これにより、水素が発生している(格納建屋内にF1-1と同様)。
炉心が2800度Cに達すれば、燃料ペレットが壊れはじめ、大量の放射能が放出される。今後どうするか、大変な判断が求められている。
と、すればこれは大変なことを意味する。女川と福島は約100km離れているので、数千倍以上の希釈があるはずで、福島の北側地域は大変な汚染大気を吸ったことになる。
また、本日16:00ころ、f1-2も初めて、外部に放射能を含んだ蒸気を外部に放出した。これにより、福島第一、第二を含めて、6基全てで、冷却困難の事態になっている。但し、F2系統の4基は現在のところ、炉心露出の状態になく、冷却はある程度維持出来ている模様。
詳しく知りたい方は、日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)Twitterを覗いてみてください。広河・豊田・綿井氏などが現場(福島)に接近してツイッターを発信しています。https://twitter.com/JVJA_member
ちなみに、1000マイクロシーベルトとは一般人が1年間にあびる放射線の限度。福島の病院(福島原発から20k圏外)で計測した値とは1時間あたり1000マイクロシーベルトです。
(ここで、20k圏外と書いたのはこちらのミスです。訂正とお詫びは15日のブログにて)
そこに1時間いるだけで、1年間の許容限度となってしまうということです。そして、数時間前のテレビ報道でも、微量の放射性物質が放出している、と述べています。
が、それはずっと放出され続けているってことなんですよね。今も、私たちが寝てしまっても…明日もずっと…、
また、微量であってもプルトニウムが放出されているなら大問題です。小さじ1杯程度で、100万人も死に至らしめることができる最悪最強の物質ですから。
今日のテレビは、事実に基づかない「ブラックプロパガンダテレビ」なのでしょうか。それとも、それらのことは、大パニックを起させないために良かれと思っての判断なのでしょうか。
どちらにしても、なにが事実なのか選択するのはあなた自身です。他人の言葉をそのまま信じないこと。誰にも頼れないこと。自分を守るのは自分だけである、という現実に向き合うことが肝要です。
今後30年以内に巨大地震の発生する確率は、①宮城沖地震は99%②三陸沖90% と予想しているサイトを偶然に見つけました。他にもたくさんあるんでしょうが、不幸にも①と②の予想は当たっています。http://www.jjjnet.com/jishin_kakuritsu.html
次は、③東海地震87% ④首都直下型70%とあります。次に来るのが東海地震という確率も高い。でも、これほど地震が続くと、次なる巨大地震も想定したほうがよいのではないかと不安になってきます。
中越や関東にも地震が起きているので、東海も誘発されるのではないかと、これまで一度も地震に備えたことはなかったんですが、今日はあれこれと必要なものを取り揃える作業を始めています。
キャンプ用品は元々持っているんですが、何が必要になるのかよくわからず、そこで、地震に備えるために必要なことや物は何かと、ネットを探していたら、こちらも直ぐに見つかりました。
★地震への備え
①地震が起こった場合の対策をあらかじめ立てておく。
②耐震補強の方法を専門家に教えてもらう。例えば、本棚を壁の間柱(壁を支える柱)にねじ止めする、食器棚に丈夫な耐震止めを施す、給湯器を壁の間柱にひもでくくりつけるなど。
③地震が起きたら、どこに避難するかを部屋ごとに決めておく。上から物が落ちてくる恐れがない場所にすること。
④缶詰や救急箱、1人当たり10リットルの水、防塵用のマスクとゴーグル、防寒着、手袋、使用可能な電池式ラジオ、懐中電灯を用意しておく。救急箱の中身は日頃から点検しておこう。
⑤ガスと水道の元栓の閉め方を確認しておく。靴は枕元に置いて寝る。
①身を低くして、机やテーブルの下に隠れ、揺れが収まるのを待つ。
②揺れが収まり、外へ出ても安全であると確認できるまで、屋内からあわてて飛び出すことのないように。
③転倒する恐れのある本棚や家具のそばから離れる。
④窓のそばから離れる。高層ビルでは、揺れている間、火災報知器やスプリンクラーが作動するはずだ。
⑤寝ていた場合は、揺れが収まるまで布団から出ずに枕で頭を守る。
⑥外にいた場合は、建物や木、電線から離れた見通しのきく場所を探し、身を低くする。
⑦車を運転しているときに地震が起きたら、速度を落として空き地に車を止める。揺れが収まるまで車から出ない。
ところで、もうご存知かもしれませんが、グーグルの東北地方太平洋沖地震に関する「災害情報をまとめたページ」が開設されています。必要な情報がコンパクトに詰まっています。
なお、準備など面倒だと思われるかもしれませんが、水がないと生きられません。ですから、飲料水の準備だけは最低限しておいたほうがよいと思います。また、水がなくて喉が渇いたら、梅干しを食べるという想像をするだけで、つばが出てきますよ。
知り合いで四日市大学で非常勤講師をしている河田昌東さんから、多くの皆さんに知ってほしいとメールが届きました。この内容はもっと多くの人たちに伝えて頂きたく、拡散をお願いしたいと思います。
皆さまへ 河田昌東
原子炉容器(と格納容器)に海水を注入する件について。
TVなどでは建屋は吹き飛んだが、格納容器は大丈夫だった、と報道していますが。これには問題があります。
即ち、厚さ数十センチのコンクリート製建屋を吹き飛ばすガス圧は、当然、格納容器にも等しくかかっていたわけで、爆発に伴う衝撃で圧力容器につながる様々な配管、例えば冷却水を循環する主冷却配管(入り口と出口)とその付け根に損傷が無いかどうか、等が懸念されます。
また、圧力容器そのものにもひび割れなど損傷が無いかどうかチェックすべきです。また、炉心に海水を入れると言うことは、海水に含まれるナトリウムを始め様々な塩類や重金属類が炉心で中性子照射を受け、放射能に変わることを意味します。
排出される廃水は通常(純水)とは桁違いな放射能を含むでしょう。この水をどうするのか。どさくさにまぎれてそのまま海に棄てる可能性が大です。それで良いのでしょうか。
ニュースによると福島県双葉町の逃げ遅れた住民が体表面の放射能を双葉厚生病院で測定したところ、毎秒10万カウントと3万カウント、4万カウントでした。因みに、非汚染状態でのカウント数は毎分10カウント程度です。
これは体表面か衣服に付着した放射性物質(多分セシウム137、ストロンチウム90、ヨウ素131など)の測定値と思われます。
当然こうした空気をそれまで呼吸で吸い込んでいたわけで、深刻な体内被曝の恐れがあります。いまだに10Km圏内に残っている住民は沢山いるようで、自衛隊が救出に向かっているようですが、それまでに多量の放射性物質を吸い込んでしまいます。
また、放出された放射能は幸い雨が降らなかったので、広く薄く拡散しています。もし、雨が降ったら、特定地域に高濃度で降下し、土壌汚染が起こるでしょう。これも、チェルノブイリの教訓です。
ちなみに、以下のサイトには東北地震の写真は迫力があります。
http://www.dailymail.co.uk/news/article-1365318/Japan-earthquake-tsunami-The-moment-mother-nature-engulfed-nation.html
昨日の3月8日は「国際女性デー」の日でした。1904年3月8日、ニューヨークで女性労働者が婦人参政権を要求してデモを起こしたのがきっかけで、1975年に国連で「国際女性人デー」と定められました。
早くも100回目となり、世界各地でパレードや抗議行動が開かれたました。それでも、今も貧困者は圧倒的に女性です。差別されているのも女性で、失業者も女性。学校教育も受けられずにいるのは女性のほうです。一部の国では土地所有者に女性が占める割合は3~20%でしかないという報告書が今年ありました。
ところで、ごく最近知ったことです。これほど辛い病気が世の中にあったのかと、たぶん、あなたも衝撃を受けるのではないかと思うのですが…。
「フィスチュラフィスチュラ(瘻孔:ろうこう)」という病気です。きっかけは以下の動画ニュースからです。ぜひ見て頂きたいと思いご紹介しています。
①デモクラシーナウの動画 「私の癌とコンゴの癌」
→ http://democracynow.jp/video/20100826-3
②デモクラシーナウの動画「コンゴの性暴力被害者の傷を癒す」
→http://democracynow.jp/video/20100826-4
「フィスチュラフィスチュラは、医師などに受診しないまま自宅などで出産したり、暴力を受けたりすることにより、女性の産道に孔が開き、膀胱や大腸との壁が損壊することにより、糞尿垂れ流し状態となってしまう、という悲惨な疾病です」 (フィスチュラ・ジャパンの記事から転載)
「このような女性は死産児を出産することが多いだけでなく、夫からの拒絶など女性が見捨てられてしまうケースも多発し、それに続いて起こる無言の精神・社会的トラウマに苦しんでいる」
「フィスチュラの犠牲者は多くの場合、自分の障害の原因に気づかず、罪を感じて、肩身の狭い思いをする。彼女たちはまた、働くこともできないし、地域の活動に参加することもできない」
「社会的疎外に苦しめられた女性や少女たちは時に、沈黙の孤立感の中で、捨て身の行動を取るまでに追い詰められてしまう」
想像して欲しいんです。自分が汚くて、おぞましい存在になっているのです。あまりにも恥ずかして強い孤立感と絶望感で一杯になり、プライドはズタズタにされてしまうでしょう。
また、自分を卑下してしまう、卑屈になってしまうってことが、どういうものなのか想像すれば、その悲惨さを少しは理解できるのではないかと思います。
世界には200万人以上のフィスチュラを罹患している患者が存在するともいわれます。主に、アフリカです。でも、問題の大半は目につかないままで、隠されているだろうと予想されます。
フィスチュラになるのは、産科医療を受けることのできない貧しいへき地に住んでいる若い女性に多いようです。また、動画にもあるように、アフリカでは女性が少女のような年齢で結婚するという慣習があります。
それゆえ、未熟な体で骨格の発達が未発達なままに出産を余儀なくされるのです。そうなれば難産になって、フィスチラに罹りやすくなると考えられます。
コンゴでは、戦術としての集団レイプが拡大しており、男性兵士の奴隷状態に置かれたりしています。また、アフリカには女性の割礼(死に至ることもある)もあり、女性たちの置かれている環境は想像以上に厳しいと考えられます。
田ノ浦が美しい海だってことはよく聞かされているのに、なぜだか私の中ではウスボンヤリとして、ほとんど何も知らないままでいたのです。
たぶん、周囲にいる人たちは、私が既に知っていると思い込んでいたのではないかと思うんです。
あちこちネットサーフィンして、私もやっと少し知ることができたところです。原発建設にはずっと反対してきましたが、田ノ浦のことはまるでわかっていなかったんですね。
でも、そういうものなんでしょうね。知ろうと努めない限りは、対象に気づかないまま通りずきてしまいます。
(ちよっと話はズレますが、ただのカンニングに過ぎないのに、マスメディアは連日大きな扱いをしています。なぜそれほど大きな扱いをするのかまるで理解できません。リビアなど中東のニュースも扱いが小さくて、何が大切なのか何を問題にすべきなのかを、わかっているのだろうかと、不信に思うばかりです。
奇跡のように残されていた素晴らしい田ノ浦湾が破壊されようとしている。原発が建設されたら、二度とこの海は戻ってこない怖れがあるのに、こちらはほとんど報道されていない…)
でも、田ノ浦のライブ中継の動画をブログに張ってから、私も少しずつ学び出したところなのですから、あまり他の人たちのことを批判することはできないんですが…。
さて、最初にご紹介したいのは、今が見頃の「スギモク」です。スギモクは希少な海藻で、日本海固有種として知られたホンダワラ科の1種なのだそうです。
3月初旬ころスギモクの群生する海域を見ると、スギモクの生殖器官が海一面を黄金色に染めて、あたかも海の中の菜の花畑みたいに見えるのだそうです。見てみたいですね。
こんな素晴らしい海中のお花畑が、2008年からの中国電力の陸の埋め立て準備工事によって、半減してしまったと聞いています。
また、クロサギ(絶滅危惧種)らしい巣も確認されていますが、先月の2月11日から、中国電力の計画している工事が再開されていて、現在も作業員が田ノ浦でなにか作業をしているようです。
上の写真は、海藻研究家でもある新井章吾さんの提供による田ノ浦の海中写真です。アカモクという海藻の森です。浦島太郎さんが暮らした海底宮殿みたいです。
なぜ、田ノ浦の海が透明度があり、「奇跡の海」と呼ばれているのかと言えば、それは田ノ浦湾にある海底湧水の強さにあるようです。
「田ノ浦には、海水の浸透循環流によって浄化された海水が入り江状の地形によって水塊を形成し、沖合の水塊と混合しにくい何らかの機構が存在する可能性が高く、これが田ノ浦に「澄水生態系」とも言うべき特徴の自然を作り出していると考えられる。それが、瀬戸内海でもまれにみる透明度を生み、生き物が豊富で、カサシャミセンの幼生やプランクトンが多いことの裏づけになるのではないかと予測される」
次の写真はハート形をした祝島です。500人ほどが住んでいます。中継では砂浜から遠くにみえる真ん中あたりがこんもりしている島です。
祝島のホームページ→http://www.iwaishima.jp/
なお、田ノ浦からの中継動画は2月23日のブログに貼り付けています。今日も中継されています。明日もたぶんあります。
さらに、スナメリ(小型のイルカ)やカンムリウミスズメなどに関する写真や記事は、2月22日のブログにあり、併せてお読みいただけるとうれしく思います。
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