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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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 11/19の夜8時からの番組で、日本人留学生が強盗と間違えられて射殺された事件が取り上げられていました。皆さんの中で観られた方がいるだろうと思います。

 事件は16年前、1992/10に起きたものです。留学生・服部剛丈君(ヨシヒロ)君の名前から、「YOSHIの会」と名づけられた会が翌年に結成されています。母親の服部美恵子さんと幼馴染だった女性が、私の友人だったという関係で、私もこの会にしばらく入っておりました。

 事件の詳細などをホームページ(以下のバックナンバー内)にて取り上げています。ぜひとも、お読み願えたならばと思っております。
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page15/15-201~/15-221.htm

 
この悲劇を引き起こした基因には、当事者の気質が関与していると取り上げています。ヨシ君の気質が人間慣れしやすく楽天的な気質で、銃を発射した男性とその妻は怖がりな気質であったことが基因なのではないかと考察しているものです。

 また、米国が銃社会であることが直接の原因だとも考えており、それはYOSHIの会」の考え方でもあります。なお、前者の“気質が基因となっている”という考えは、この会の中で話したことは一度もありません。そのような場ではなかったためで、10年後にホームページにおいて初めて言及したものです。

 ところで、米国内での銃撃事件の犠牲者はかなりのもの(毎日80人以上が銃で死亡)で、銃は規制しなければならないという世論はむろんのこと強くあります。しかし、銃の保持は「国民の権利なのだ・自分の身は自分で守る」という考え方は根強いらしい。

 銃規制に関する論争は米国民を二分する恐れがあるほどのもので、たとえるならば、南北戦争に至った「奴隷制の存続か廃止」と似ているのではないかと思うほどです。


 そうであるならば、この論争が高まればアメリカ社会は分裂する恐れがあります。そのためかどうなのか、大統領選では銃規制問題が争点になっていません。棚上げされています。

 ちなみに、オバマ次期大統領や民主党は基本的に銃規制は進めるという考え方をしています。共和党はその考え方とは対立しています。ですから、オバマ政権が銃所持について規制をもっと強化するのではないかと見ている人が多く、「米国内で銃器の売り上げが急増している」と報道されています。

 しかし、オバマ氏はアメリカは一つだというアピールをしており、また、金融や財政危機という難関を乗り越えるためには、できるだけ分裂回避しなければならないという考え方をしており、また、そのような状況の中にいます。

 ということは、銃規制問題については後回しになるか、あるいはずっと棚上げされるという方向に行くのではと予測します。理想に燃えた若き指導者が大統領になったと歓迎している人たちが多く、また手放しで喜んでいる人たちがいます。しかし、私は事態が険悪な方向に行くかもしれないという不安を感じます。

 ちなみに、2004年時点で、個人所有の銃は全米で2億8300万丁。テロリストの国とは、中東ではなくこちらなのではと思うくらいの数です。

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  浮気を察知する能力は、女性より男性のほうが高いと、米バージニア州コモンウェルス大学などの研究で明らかになったと、英科学誌に10/31掲載。

 203組の異性愛カップルに極秘アンケートを配り調査。その結果、男性29、女性18.5に浮気の経験があると明らかになったみたいです。また、浮気相手を見破る能力も、男性のほうが高かったとあります。 

 しかしながら、女性のほうが恋人や夫の浮気に敏感でしっと心が強いと、大昔から思われてきました。なにしろ「嫉妬」という漢字には「女へん」が付いているのですから。

 国語審議会もこの研究調査が正しいかどうか一度調べて頂きたい。そして、この機会に、このおかしな漢字を変えることも視野に入れて欲しいものです。「男疾 男石」という「男へん」に‥。

(ちなみに、前回11/3、男性は「特化」していると述べていますが、「しっと心」も男性のほうが強まることを意味しています。そして、エニアタイプでみたら、男性性の強いタイプ837の男性は、よりしっと心が強くなるのでは考えられます。浮気をしやすいのもこの男性たちです。10/8でも取り上げています。

 つまり、自身が浮気をしやすい気質ゆえに、相手の女性も浮気しているのではと想像しやすくなります。当然しっと心が強くなろうというものです。

 
ところで、「浮気遺伝子」が見つかったという報道が今年の9月2日にありました。スウェーデンのカロリンスカ研究所と米エール大などの研究チームが調査したものです。

 「草原などに生息するハタネズミ類で固定した夫婦関係(一夫一婦制)を好むかどうかを左右する遺伝子がヒトにもあり、男性ではこの遺伝子が特定のタイプの場合、そうでない場合に比べ、結婚より同居を選んでいたり、離婚や別離の危機を経験したりする確率が2倍高いことが分かった」

 「研究チームは、パートナーがいるスウェーデン人男性約900人を対象に、2本がペアになっている12番染色体にあるこの遺伝子の一部DNA塩基配列が特定のタイプかどうかを調査。その結果、2本とも特定タイプの男性が結婚ではなく同居している割合は32%、過去1年に離婚や別離の危機を経験した割合は34%と、2本ともそうでない場合の17%、15%の約2倍だった」

 ただし、浮気をするのは837の男性に限らず、他のタイプにも有り得るだろうとみています。浮気をしている男性はタイプ2にもよく見かけますし、他のタイプにもいます。ここではタイプとしての傾向があると書いていますが、傾向として「多い」か「少ない」というだけのことです。誤解なきようにしてほしいものです。

 「気質(性格タイプ)=本能」とずっと説いてきましたが、それが当っていたことになります。浮気も「DNA塩基配列」に左右されているのですから、いわば本能のままに行動しているに過ぎません。猿でもしていることですから‥。

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  米国の大統領選ではいつも大争点になっているが、日本ではあまり知られていないだけでなく、取り上げられることも少ないものがあります。それは妊娠中絶に対する考え方の違いです。

 基本的に中絶は禁止すべきだという考えが、保守的でカトリック信者が多い共和党です。生命というものは尊いものゆえ堕胎は悪となり、女性が育てられないのであれば養子縁組を積極的に推進していくべきという考え方です。一方の民主党はその反対派で、プロテスタントの多い党です。

 つまり、大統領選はプロライフ派生命擁護プロチョイス派選択擁護の戦いでもあるわけです。ちなみに、現在の米国では「部分分娩中絶禁止法」というものがあります。ここで詳しく書き出せませんが、2003年にブッシュ大統領が署名しています。しかし、2004年にカリフォルニア州サンフランシスコの連邦地裁では違憲判決が出ています。
 
 
日本は中絶に関して一応は合法化しているために、堕胎に関わる悲劇は少ないのかもしれません。しかし、それでも胎児を堕ろすために危険な薬を飲むなどで体を壊す女性たちが後を絶たちません。「RU486」という中絶薬での死亡例があります。

 ちなみに、全世界での
人工妊娠中絶の数は、2003年の4,200万件で次第に減少しているとは言えますが、危険な方法による中絶数は減っておらず、中絶が非合法とされている国の中絶率は、合法とされている国とほとんど変わらないこともわかったと報道されています。以下です。http://www.healthdayjapan.com/index.php?option=com_content&task=view&id=970

 
日本の厚生労働省の調査では、19歳の女性の19人に一人が人工妊娠中絶をしているとあります。また、WHOの調べでは、バースコントロールの手段の欠如と情報がない場合は、一人の女性の平均中絶件数は6回とあります。

 6回も中絶手術するなど驚くべきことで、身体への負担度は大きく、蝕まれたり他の病に罹りやすくなるのではないかとかなりの不安を感じるものです。そして、中絶が合法化されても非合法でも、中絶しなければならない女性たちは中絶をするのです。それならば、安全に中絶できるよう法整備をするべきではないでしょうか。

 
さて、二十代の男性たちと会話しているときに、女性という性は、性交するにおいて、いつも妊娠する不安を抱えているのだということを知らないようだと気づきました。女性にとって性交は、脅威あるいは恐怖でもあるという事実が男性たちに知られていないのです。

 避妊を考慮しない男性たちも多いようで、合意での性交であったとしても、望まない妊娠となれば、その欲望のツケは女性たちの体で支払われているのです。

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 朝日新聞10月13日。国内で飼育されている「ゴリラなどを繁殖させるには性格がカギを握っている」と京都大野生動物研究センターが、ゴリラやチンパンジーの性格を分析する研究が進めていると報道されました。

 京都市の動物園で飼われているニシゴリラの「ヒロミ」という名のメスが、2度子どもを産み、飼育員のなかでは「社交的で勝気な肝っ玉母さん」として知られているのだそうです。
 こうして、「遺伝子のわずかな違い(SNP)が、脳内の神経伝達物質の分泌や神経細胞の感受性にも影響します。これを性格と関連付ける研究がはじまった」と言うのです。

 さて、ゴリラのヒロミちゃんのエニアタイプは、それが正しいのであればタイプ2の可能性があります。飼育員がしっかり観察していれば、霊長類のエニアタイプなどすぐに判明できます。大掛かりな研究などしなくとも、その行動をよく観察していればよいのです。 

 なお、性格がわかったとしても繁殖効果を上げられるとは思えません。繁殖と性格が関連するとは思えないからです。たとえば、ヒトのタイプ2は「お母さん気質」ですが、子ども好きではないとか、性欲の少ないタイプ2もしばしばいます。ゴリラにも当然に、そういう個体はいるだろうと想像します。

 また、人工繁殖させるにしても、タイプ2の受胎率が高いという保障はないと考えられます。とはいえ、子沢山の母親がテレビに登場していますが、タイプ2の女性が多かったように見えます。ですから全ての子沢山の母親のタイプを調べてみたいものです。

 ただ、こんな研究が始まっているならば、いずれ当会の性格学が認知される日は近くなるのかなあ、などと、あらぬことを考えてしまいます。

 でも、そもそも性格類型論というものそれ自体が怪しまれているのが現状です。「聞く耳無し」という人々を前にして、一体なにをどうしてよいのやら‥、まあ、焦らず、期待せず、自分のできることをコツコツとするしかないのですが‥‥。

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  福岡市内の小学校1年生の男児を殺害した(09/18)として、その母親が22日逮捕されました。男児は「軽度の発達障害」があったとされ、母親は特別支援学級に通うために半年前に引っ越しをしています。

 県警によると、この母親は容疑を認め、育児など親子間の悩みのほか「自身が病気を患っているため将来を悲観し、子どもを殺して自分も死のうと思った」などと供述しているという。

 このような事件を起こしてしまったのですから、原因は一つではないようですが、その思い詰めぶりでは、子どもの障害は重いのかと想像してしまいます。しかし、紙面に載っているものをまとめてみましたが、障害があるようには見えないものばかりです。

 母親の弁→
活発で手がかかって大変だ・子どもが言うことを聞いてくれない・反抗がひどかったりして手に負えない時があった・うちの子は落ち着きがないところがある。

 
母親の知り合いや関係者からみた男児→突然走りだすなど予想できない行動を取ったりすることがある・一つのことに集中できなかった・授業を最後まで落ち着いて受けられない・登校をいやがることもあった・チャイムは僕が押す、と積極的だった。いつもニコニコ元気・やんちゃで活発な子だった・近所の上級生についてどこへでも遊びに行く活発な男の子・わんぱく・元気が良すぎて親の言うことを聞かない面もあったようだ。

 男児は4月から小学校に入ったばかりですから、わずか5ヶ月のことで、環境の変化に順応できるようになるには時間がかかります。「授業を最後まで落ち着いて受けられない」など1年生ならば珍しいことではありません。発達障害と診断するのは早すぎるのではないでしょうか。
 
 また、これくらいならば、どこにでもいる少しヤンチャで活発な男児だと思うのです。「いつもニコニコ元気」とあるのですから、私が親であれば、こんなに喜ばしいことはなく、たとえヤンチャで落ち着きがなくとも、差し引きしてもタっプリとお釣りが来るくらいでしょう。

 なお、事件の当日は、母親は体が不自由なため男児にトイレ介助を頼んだ際、男児から、「何もしてくれないのにお手伝いばかりさせられる」とか、「なんでそんなことしなきゃいけないの」とあります。「(母親が)学校に来ないことなどを、(母親は)子供に責められた」ので、絶望的になって発作的に事を起こしたと述べているようです。

 この男児の言動からみると、自分の思いをうまく表現できる子どもに見えます。しっかりしていると思うほどです。また、小1の子どもが母親からトイレ介助を頼まれるなど、ちょっと幼なすぎて無理ではないかと思うほどです。

 拒絶したり、なにか文句を言い返すくらいは当然だと思うのです。また、母親は足が悪いとは言え、公園まで出掛けているのですから‥、どうも腑に落ちないのです。


 公表していないことや紙面に書かれていないことがあり、「発達障害」だと診断されるのは妥当であるとわかればよいのですが‥。しかし、前回の25日でも取り上げたように、その診断が間違っていることはないのかと疑ってしまうのです。とくに「軽度の発達障害」と書いてあるところです。なぜか心が騒ぎます。

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「発達障害がある」と診断された子どもを数十人程度、観察する機会がありました。私が観たところでは何も問題がないように見える子どもたちばかりでした。

 また、ブログなどには、母親たちの育児の悩みが赤裸々に載っているので、しばしば覗いています。本になっているものにもあります。そこでも障害があるとは思えない子どもたちがよく登場します。
 しかし、母親のほうでは何らかの障害があるかもしれないと不安になり、専門医のところに出掛けるのです。そして、子どもたちに、以下の中のどれかの診断名が付けられているのです。


 注意欠陥/多動性障害(ADHD)・学習障害(LD)・広汎性発達障害PDD)・高機能広汎性発達障害(HFPDD)・アスペルガー症候群(高機能自閉症)・特定不能の広汎性発達障害(PDD-nos 等々です。

 ちなみに、数年後に再び該当の母子と会うと、かつて障害があったとは考えられず、「別になんともなかったんじゃないか」と語り合ったことがあります。また、受講生が、自分の子どもが中高生になり、「人並みになり問題も起こさないようになった」と話してくれたこともあります。ある受講生も、子どもの頃に同様な診断を受けており、現在は該当の症状が見当たりません。

 ところで、「発達障害とは、機能的な脳の中枢神経系の障害」ですから、「生まれつきの障害で、その症状が発達期に現れて、生涯にわたって障害があること」なのです。

 となれば、かつて障害があると診断されて、成人した現在、それらの症状が見られなかったなら、「生涯にわたって障害がある」のではありませんから、以前の診断は間違っていたことになります。

 

 あるサイトには発達障害とは、乳児期・幼児期から青年期に掛けて生物学的原因(遺伝・体質・脳機能の異常)によって発生する『心身の発達に関する問題と障害である』 とあります。
 
 さらに「
医学的、臨床心理学的に定義される(精神機能・社会適応領域の)発達障害には、心因性(対人関係要因・環境要因)による発達障害は想定されていない」

「原則として、先天的要因(遺伝形質・気質特性)を中心とする生物学的原因(脳の器質的問題など身体疾患)によって発達障害は説明されています」

「具体的には、親の育て方が間違っていたから性格特性や行動特徴に歪みが生じた事例や、劣悪な成育環境によって心身の健康に問題が起きたケース、学校教育への不適応によって学習能力が低下した子どもなどは、発達障害の診断には含めない」とあります。


 ですから、どうもおかしいんです。間違えて診断されているのではないかと思うケースがあるのです。それがどれほどあるのかわかりませんが、調べられてもいないようです。診断する現場で、混乱が起きているのではないかと危惧しています。

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  豊田美術館で開催されているものですが、友人が観に行ったというので、私も出かけてみることにしました。帰路はなんだかよい気持ちになり、気力を取り戻せたような感じがしています。以下にあります。
http://www.museum.toyota.aichi.jp/

 今回の企画展では、座り心地のよいイスやソファーなども備えられていて、ゆったり横になったり寝転んだり‥。館内にはせいぜい10数人程度いたくらいですから、かなりリラックスできました。閑散として人間たちがあまり居なかったのがベリーグッドです。

 愛知県はブラジル人が最も多く住んでいるところですが、その割には一般の人たちのブラジルへの関心は少ないのではないでしょうか。この企画展は、ブラジルの庶民の暮らしぶりのわかるアートがあり、ニッコリと笑顔になって観ている人たちが多かったように思います。

 最近は、映像作品が多いように感じられます。また、体験型の鑑賞というべきか、ただ見るだけではなく、触れられるものや、よい香りが漂ってくる作品も見かけます。

 また、「クジ」を引くときに、コインで削り取って「当たり・外れ」が出るものがありますが、作品の一つも同様な仕掛けのものがあります。鑑賞者たちが大壁面をコインで削ると絵が出てきます。
 ですから、大当たりもあります。スクラッチすると聖母マリアが描かれているところだそうです。残念ながら私が行ったときは、大方のところが削り取られた後でした。

 多彩に面白さを追求してくれているようで、そこが最近の「現代美術」のよさかもしれません。また、地方都市の美術館のほうが面白い企画展があるように感じます。それは資金力とか集客力などの関係で、努力と工夫を重ねる必要があるからと考えられるのですが‥。

 建物のほうも優れているというべきか、私好みのものです。展望のいい館内の喫茶室でコーヒーを飲むか、庭園内の茶室のほうに行ってお茶を飲むのが、もう一つの楽しみになっています。以下に豊田市美術館の写真が多数、掲載されています。
 
http://d.hatena.ne.jp/zaikabou/20080805/1218019086

http://www.flickr.com/groups/yoshiotaniguchi/

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  数時間前(9/14)に、無数の「カゲロウ」が乱舞しているところを見てきました。豊田市平戸橋の近くです。それは、午後7時20分から約40分間という短いもの。束の間の華麗なるショウを観てきたと言えるのかもしれません。(画面をクリックすれば大きな画面がでます)

kagerou1


 上の写真は、カゲロウがオレンジ色の電燈に群がっているので、オレンジの雲がかかっているように見えます。画面手前の白いものが、カゲロウです。(ちなみにカゲロウと言っても何百種もあり、写真のカゲロウの正式名を探してみましたが見つかりません。モンカゲロウに似ているのですが、これではないみたいです)

 数年前にも車で偶然に通りかかってビックリしてしまった覚えがあります。「なに?この雪みたいなもの! 冬でもないのに‥‥」という感じです。かげろうが乱舞いしている様子は、まるで雪が降っているかのようにも見えるのです。しかしながらカゲロウたちは、まるで生命の喜びに満ちたような舞(?)を、力尽きるまで舞っているかのようです。 

  車のライトに照らし出されたカゲロウは、雪ではないことは一目でわかるのですが‥(下の写真)。カゲロウの死骸がそこここに無数にあり、タイヤで踏むとスリップする恐れがあるくらいです。

kagerou2.jpg





 なお、「カゲロウ」とは、儚いものの代表みたいに使われています。流行歌に「愛はかげろう~♪」などという歌詞もありますが、この名は、「陽炎(かぎろひ)=空気が揺らめいてぼんやりと見えるさま」に由来するとも言われているようです。

 また、カゲロウは水生昆虫で、清流に棲息して1~3年程度の幼虫期を経て成虫になるようです。ですから、一日限りの命というのではありません。しかし、成虫になってからは種によって違いがありますが、1日~数時間という大変に短いものです。

 とはいっても、人生もカゲロウみたいなものです。カゲロウとさしたる違いはありません。短い命なのですから、精一杯に生きるしかない!と、そんなふうに考えることにしましょう!

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  インターネットの世界ローカルニュース。そこに、オオッ!と感じ入った記事が見つかりました。

 「8/14、世界最高齢のブロガーとして知られたオーストラリアの女性、オリーブ・ライリーさん(108歳)が12日療養所で死去した。調理人などをしながら3人の子どもを育て、2つの世界大戦を経験した。昨年2月にブログを開設し、70回以上掲載。1900年代初期の洗濯の仕方を紹介し現代と比べるなど、鮮明な記憶を基につづった文章が人気を呼んだ」

 108歳にもなる大先輩がブログを綴っていたとは、うれしいニュースです。この人と比べたら、私などは若輩者。まだまだ永遠に続けられそう、と思うくらいに元気の出るニュースです。

 ところで暇な時に、骨董屋を覗くことがありますが、過日、18世紀頃欧州の庶民の家庭用「洗濯板」を店の奥で見つけました。珍しいことに、買いたいなあとは思いましたが、結局買いません。見ているのが好きなだけですから‥。

 「木板製」ではなく、実は「ガラス製」で、丈夫な厚いガラスです。これで洗濯していた女性は、どんな人でどういう暮らしをしていたのかなあ、と想像する時間が楽しいのです。また、以前住んでいたご近所の80代の女性が、昔の辛かった体験を語ってくれたことが思い出されました。

 なんと! 冬に川で洗濯するのが「一番辛かったこと!」だと言うのです。冬になるといつも手はアカギレになり、血がよく滲んでいたそうで、10代の頃、家族みんなの衣類を洗っていたのだそうです。川で洗濯するなど、お伽噺の世界だと思っていたら、一世代前の女性がやっていたのですから、ビックリです。

 彼女のエニアタイプは、タイプ9w1です。いまだに洗濯物を竿(さお)にかけて、庭一杯に広げて干しています。また、洗濯物に関しては、彼女くらい上手な人は見たことがありません。仕上がりはみなアイロンをかけたみたいです。バッシッ! と決まっています。

 そのコツを尋ねたことがあります。二槽式の洗濯機を使っていましたが、最後のすすぎが終わると、そこに60~80度くらいの湯を注ぐのだそうです。さらに軽くすすぎをして、取り出して衣類を適当にたたみます。それを干し竿に風がよく通るように一杯に広げます。その折、またも服を軽く叩いたり撫ぜたりします。素晴らしくキレイに仕上がります。あなたも一度、トライしてみませんか。

 タイプ9は「おばあさん気質」です。まるで洗濯遺伝子があるかに見えるタイプです。気分がすぐれなくとも洗濯を怠ることはありません。夕方の取り入れも、けっして忘れません。外出して天気が崩れだすと、すぐに洗濯物の心配をします。

 通り雨がある日は、屋内に入れたり出したり、一日中カカリッキリなんです。庭でバダバタやっているところを本当によく見かけたのですが、まるで「洗濯・命」だと思っている人だなあとよく思いました。

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  8/07日のタイトル「謝罪をあまり口にしない国民性」の続きとして、少し書き加えたいことがあります。

 7年前にハワイ近海で高校生の実習船の沈没事件を起こした原潜の艦長ワドルさんのその後のことです。8名もの死亡事故を起こした最高責任者ならば、厳しい処分があってしかるべきです。ところが、ワドルさんの処分について、フリー百科Wikipediaには以下のように掲載されています。

「事件の責任について軍法会議で審議されることはなく、司令官決裁による減俸処分を受けただけで、後に軍を名誉除隊した。懲戒解雇に相当する不名誉除隊ではなく、軍人年金などの受給資格のある一般退職。退職後ただちに海軍関連の企業に再就職した」

 
これでは謝罪したことにならないと思うのです。しかし、それはもはや追求しなくてもいいことのようです。他国の裁判に口を挟むべきではないのかもしれませんが、不可解なことではないでしょうか。

 中国の冷凍ギョーザ事件についても、次のように報道されています。「天洋食品製のギョーザを食べた中国人が有機リン系の殺虫剤成分による中毒症状を起こしていたことが明らかになった。この事実は、7月初めの北海道洞爺湖サミット直前に中国外務省の幹部から在中国日本大使に伝えられたが、首相官邸からは、“この件は掘り下げるな”と指示があったため、これまで表面化しなかったようだ」

 しかも、オリンピックが終わってから報道されているのですから、政治的な意図が丸見えです。むろん、中国当局は、日本国内で混入したと誤ったことを言っていたことに関して、謝罪するなどという発想はまるでないみたいです。

 また、福田首相からの「掘り下げるな」という指示があったとしたら、なぜ、中国に対して批判をしないのか、謝罪を求めないのか。それも不可解なことです。相手が中国という大国ではなく、小国であったならば、強く謝罪を求めたかもしれないなどと、曲解したくもなります。元首相になってしまいましたが、彼の振舞い方をみると、おかしなところで配慮して、重要なところで配慮しない人に見えます。

 ところで、今夏の報道に次のようなものがありました。今年の「米下院は7月29日の本会議で、過去の奴隷制と黒人差別を謝罪する決議案を賛成多数で採択した。このような謝罪はすでにニュージャージーなど5州で採択されているが、連邦レベルでは初めて。決議は、奴隷制や黒人差別は、不正で残虐、残忍、非人間的だと指摘した上で、奴隷とその子孫である米国民に謝罪し、将来の人権侵害の発生の防止をめざすとしている」

 このような差別なら、日本国内には幾つもあります。アイヌ民族や被差別部落、沖縄県民や在日韓国人や障害者、原爆被害者への差別もあります。女性差別もいまだにあり、学歴差別やパートや派遣、臨時社員への差別もあります。

 アメリカにも似たようなことはあるわけで、なぜ「奴隷制と黒人差別」のみ取り上げるのか、不可解です。順次一つずつ取り上げていくのであれば、こんな結構なことはないのですが‥。一方、日本や他の国の戦後賠償問題も、よく知れば不可解なことは幾らでも見つけられます。

 「謝罪」というもののあり方、国民性みたいなものを考え出すと、不可解なことばかりではないでしょうか。自分や自国に有利になるように図るために、あるときは謝罪して、ある場合は謝罪しないのです。個人も国家もご都合主義的だと考えざるを得ません。

 そして、エニアタイプで見るならば、謝罪を口にしたがらない気質がありますが、口先だけで謝罪できる気質もあり、どちらも自分に都合よくできているようです。

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