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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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 マイケルさんに関する報道はいまだに続いています。以下、7/17AFPの報道(青字)によると、父親との関係で兄上が語っています。

「マイケルは子供時代に父親から厳しい音楽のレッスンを受け、音を間違えるとぶたれたと話していた。兄のティト・ジャクソンさんが英紙に語ったところによると、“父親がベルトで叩こうとしても、マイケルがあまりにも素早く動くから、父はほとんど叩けなかった。父がベルトを振るとマイケルはあっち。もう一度振ると今度はこっち。捕まえられないから、父は降参して笑い出したものさ”

 一方、マイケルさんは後に、レッスンで音を間違えるとぶたれ侮辱されたと述べ、それが自分の精神的なもろさの一因となり、同時に、成功しようという意志を植え付けてくれたと話していた。ティトさんは同紙に対し、ジョーさんの育て方に対して反感はないと述べ、厳しくしつけるタイプの父親だったのだと語った」

 このような父親であれば、ほぼタイプ2w1と判定できるものと考えます。体罰などを与えるのが最も多いタイプです。その他ならば、8w7や7w8です。もう少し広げて予想するならば、9w8と2w3と8w9です。

 しかし、8や7w8の父親は、息子にあまり関心を寄せませんが、タイプ2w1はの父親は、男児には大きな期待をかけるほうです。そして、息子の成功は自分の成功になるタイプです。これに関する理論は以下に載せています。
 http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory5.htm

 

 8や7w8にとっては自分の成功が第一になるのであり、息子の成功は息子自身のもので、自分のものではありません。また、息子は放任しがちになる傾向があります。娘には強い関心を向けますが‥。


 なお、9w8と2w3の父親は、よほどのことがない限り体罰という手段は取らない気質です。また、子どもの教育にそれほど熱心になるほうではないので、こちらの可能性は低い。

 ちなみに
、「捕らえられないから、父は降参して笑い出したものさ」とあります。8や7w8の父親ならば、うまく避けられたら、よけいに怒りに火がつく気質ですから、「降参して笑い出す」など考えられません。

 さて、タイプ2とタイプ4は、互いに誤解し合うことが多く、しばしば誤解から関係が悪化して、さらには絶好状態に至ることも考えられます。

 マイケルさんは、兄とは全く見解が違います。彼にとっては父親から「侮辱された」のであり、前回7/14にあげているように、「父を見るだけで失神して、ボディガードに助け起こされたこともあった。すごく憎んだ」なのです。

 それと似たことを当ブログ2008/09/05でも取上げていますから、再読願えたならばと思います。以下です。http://oldtower.blog.shinobi.jp/Date/20080905/1/

 この兄は父親と同じタイプの可能性があり、他の兄の中にタイプ4がいたならば、こちらはマイケルさんと同じように受け取る可能性があります。

 さて、ヒラリヒラリと父親のベルトからうまく逃れて、みんなが笑うとマイケルも笑ったかもしれません。そういう場面を見ていたために、兄のほうは楽しく回想するのかもしれません。

 しかし、タイプ4のマイケルさんはたぶん死に物狂いにムチを避けています。時間が経っているにもかかわらず、父親を見ると失神までするのですから、当然に遺産分与など考えられないほどに憎んでいたのです。

 タイプ2とタイプ4は、物事の捉え方がまるで違うんです。落差が激しいのです。それらの違いに関しては、クドイくらいに説明する必要性を感じているために、しつっこく取上げています。

 ちなみに、「自分の精神的なもろさの一因」とあり、父親のせいにしています。しかし、怖がりで短気で神経質な気質は生まれながらのものです。それでも「精神的なもろさ」というものが、タイプ4にあるとは思えません。彼は間違った捉え方をしているのです。

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  ある夜のこと。レンタルしてきたDVD映画「ダークナイト」をボウッと観ていました。しかし、後半になって急に頭がクリアになってきました。

 「あの悪役はなんと凄い演技力があるのだろう!」と驚嘆しました。「完全に主役を食っているぞ!」と思いつつ、名前も確認しないままでいました。

 それからしばらくしたある夜。ネットサーフィンしていると、「ヒース・レジャー死亡」という記事を見つけて驚きました。

 本当に演技が巧くて風貌もよくて、珍しく気に入っていた男優でしたので、訃報を読んでショックを受けました。
薬の併用・過剰摂取による急性薬物中毒による事故死なのだそうです。

 ROCKYOU・サハラに舞う羽根・カサノバ・ブロークバックマウンテンなど、彼の出演した映画はほとんど観ています。
その他の記事を読んでいくと、エニアタイプはタイプ4なのかなあという印象が残りました。情報が少ないので判定はできなかったのですが。

 ただ、その後に驚いたのです。あの悪役を演じていたのが、ヒースその人だったのですから‥。

 また、そのすぐ後にあったことです。友人のタイプ4が薬を多量に飲んでしまったと明かしてくれました。ヒースの事故死を知ったばかりなので、「どうしてそんな大変なことをするのか!」と、つい大きな声で問い詰めてしまいました。

 いつもは処方通りに飲んでいたようです。でも、「効き目がなくてカッ!なって、手元にある薬を全部飲み込んでしまった」というのです。う~ん! あまりにも無謀です。これには驚きました‥。

 友人は薬依存症みたいなところもあったので、気になっていたのですが。運がよかったのか異常はなく現在も元気に働いています。

 マイケル・ジャクソンさんも過剰摂取らしかったと報道されています。タイプ4は短気で待てない気質です。「待ったなし」みたいな行動をすることがあります。ちょっと子どもっぽいところ、または短絡的な行為とも言えるかもしれません。

 もしも、ご家族にタイプ4の方がいたら、薬の管理は本人に任せないほうがよいのではとお伝えしたいと思います。タイプ4がしそうだと決め付けているのではありません。ただ、万が一ということを考えると、用心にこしたことはないので、あえてお知らせしたいと思いました。

 なお、優等生気質(7・1・4)の人たちは、権威者や医者、教師などの指導に従いやすいという傾向があります。この3つのタイプのウイングを強く持つ人たちにも見られるものです。
 医者への依存度が強くなりやすいとも言えます。幾つもの医院に通い、指導されたままに薬を服用すると、過剰摂取になる恐れがあります。

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 「勉強」とは、強(し)いて勉(つと)めなければならないことですが、この言葉に一番フィットするのがタイプ1です。

 タイプ1は勉強家だと言える人たちが多いタイプなんですが、最近知った中学3年の女子は、中学に入学した日から、「自分はもう中学生なんだから‥」と自主的に勉強に励むようになったと言います。もう子どもじゃないんだと、自覚的になるところが凄い!

 一日4時間は自宅で勉強しているのだそうですが、成績はあまり振るわず低迷。他のタイプならば、成績が下位だと投げ出してしまうことがよくあります。万年下位だとしたら、やる気がなくなるのが一般的ではないかと思うのです。
 
 担任から、「テスト前は8時間は勉強時間をとるように!」と指導されると、この女子は先生の指導通りに8時間勉強するのだそうです。なんと8時間なんですぞ!!

 もっと凄いタイプ1の小学4年の男子も知っています。帰宅後に勉強するだけでなく、さらに自主的に朝の5時に目覚まし時計をかけて、登校前に1、2時間くらい勉強しています。目覚ましのセットを忘れると、母親に泣いて怒るのだそうです。

 その頃の私ならば、宿題をするのが精一杯でしたから、ウッソォ?! マジ?!ですよ、もうほんとうに‥。皆さんはどうでしたか? 


 信じられないくらいの勉強家ならば、タイプ47にもいます。1・4・7は優等生気質ですから、一番になりたがります。あまり他人には見せないところですが、元々は上昇志向の強い気質です。

 その他のタイプにも勉強家はいますが、下位の成績でもあきらめずに先生の指導通りによく学ぶのは、タイプ
1が圧倒的に多いだろうと見ています。

 
地道なコツコツタイプであるタイプ1は、勉強を投げ出さないのです。そのまま熱心に勉強を続けられたなら、きっと30代になった頃には圧倒的な学力が身に付くでしょう。

 しかし、指導者からの指導があって勉強するという傾向はあり、その努力を褒めてくれる、見ていてくれる指導者がいないのでは、やる気が続かないことがあります。

 むろん、学ぶ楽しさを知ったタイプ1や、好奇心の強いタイプ1は、指導者がいなくとも自主的に学び続けていますから‥。

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  「発禁本」になりやすい分野に、「オカルト」があります。オカルトとは、超常現象・黒魔術・UFO・超能力・心霊現象というものだと、一般的に思われています。
 

 しかし、
Wikipediaに拠れば、オカルト(occult)とは元来は「隠されたもの」という意味のラテン語に由来する表現であり、目で見たり、触れて感じたりすることのできないこととあります。
 また、隠れていた知識の探求と、それによって得られた知識体系は、「オカルティズム」と呼ばれていると紹介されています。

 この説明だけを取り上げたら、エニアグラムも「オカルト」に入ってしまうのではないでしょうか。人の性格など、目でみたり、触れて感じたりできるものではありませんから。また、1970年代までは隠れて見えていなかった「性格類型論」です。

 
当会の「エニアグラム性格学」も知識の探求とそれによって得られた知識体系だと考えるなら、「オカルティズム」なるでしょう。しかし、既に公表しているので「隠されたもの」に該当しないとも言えます。

 ただ、エニアグラムそのものは、社会一般に正当に認知されていないのですから、まだまだ「隠されたもの」と言えるかもしれません。

 
 なお、私自身は「エニアグラム性格学理論」が、近い将来、科学的に証明されて、社会的にも認知されるだろうと確信しています。ですから、非科学的なイメージのある「オカルト」とは一線を画しているものだと考えています。

 ところで、
急に思い出したことなんですが、中学生の頃に同級生から誘われて「コックリさん」を級友宅でやったことがあります。ここを読む皆さんのなかに、やったことのある人いるでしょうか? 

 西洋でも似たものが流行ったことあるみたいですよ。コックリさんもオカルトに入れられるみたいですが、大人たちに隠れてやってみたんですが、何も起きませんでした。ただ、妙にドキドキとしたという印象だけは残っています。

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子イヌのコロ   ワン ちゃんの悩み相談は、プログ「犬の心理学・性格診断室」のほう(以下)でやっています。また、記事を更新しています。

http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page17/dogmemo.htm

 

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    タイプ4の人たちの中には、実年齢より20歳くらい若く見えるような人がいます。むろん、全てのタイプ4がそうなるのではありませんが。

 ある夫婦は同い年の22歳で結婚しています。夫はタイプ4で妻はタイプ2です。結婚当初は同い年の夫婦に思われていたようですが、39歳になって、年上妻に見られるようになったようです。妻のほうがちょっと気になると言っていました。

 ある夫婦も同じパターンですが、こちらはもっと顕著です。二人が47歳になった時、妻は5歳くらい若く見える人なんですが、夫は20代前半か30歳くらいに見られているようです。「若いツバメを囲ってる、と思われてるかも」と、楽天的な妻は笑いながら語る。 

 永遠の少年少女という雰囲気をかもし出しているタイプ4の人をよく見かけます。それで、「いつまでも若く見えていいね」などというと、不快に感じる人がいます。「成熟しない人間だとみられた!」と否定的に受け取る人がいるのです。

 でも、若く見られて当然だと受け取る人もいます。逆に、嬉しそうな顔をする人もいます。同じタイプ4でもいろいろに違いがあります。

 よく不思議に思うのですが、なぜか白髪になりにくいとか、足のかかと(角質)が硬くならないとか、シワが少ない、もち肌だとか、体が柔軟ということもあります。むろん、それに該当しないタイプ4の人もたくさんいます。誤解しないでください。

 そして、5、60代なのに声が若々しくて、電話の声だけならば20歳に思われるという人ならよく見かけます。


 「人生80年」の時代ですから老年期が長くなります。より若く見せたいという欲求が強くなって行くと考えられます。そうなると、なぜタイプ4は若々しく見えるのか、その原因はどこにあるのかと知りたくなってきませんか。

 タイプ4は「末っ子気質」ゆえ、精神年齢が最も若いと考えられます。良く言うならば老人になっても、「気持ちがいつまでも若い・初々しいところがある」。悪くならば、「幼稚っぽい・大人気ないところがある」などと言われているかもしれません。

 しかしながら、まさか体質まで若いとは、なんとしても解せません。でも、「気質と体質には相関関係がある」とみると、妙に納得もしてしまう。まあ、事実そうなのだが‥。

 ホルモンが原因しているのか? 脳を解剖して調べてみる必要があるかもしれない。‥などと書くとタイプ4の方から怖いメールが届く恐れがありますね(笑い)

 すぐに後期高齢社会になりそうで、「若く見られる」ということは羨望の的になり、いずれは「最もなりたいタイプ」ってことになりはしないか!?

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 初めて出した著書「究極のエニアグラム」は、意外(?) によく売れているようです。うれしい誤算と言えるかもしれません。

 初版は、1999年9月に刊行され、2版目は2005年11月に刊行されました。今回、2009年4月は、3回目の刊行になります。

 3版目(以下の写真)は、表紙を変えています。価格も同じです。

「幾度も読み返して、冊子がボロボロになっている」とお便りを下さった方がいるようで、大変にうれしく思います。

 長く愛読される、そんな本を出すことができて本当によかったと、しみじみと感慨にふけっております。また、決断してくださった中央アート出版社の代表・吉開さまや関係各位の方に感謝したい。

 これまで愛読してくれた方、また購入してくださった方々にも熱くお礼を申し上げます。ありがとうございます。

 これからも「エニアグラム性格学」の完成にまい進して、さらに役立つものを提供出来るように努めたいと、改めて心に誓っております。

 このようなことを書くのはなんか気恥ずかしく内心ちょっと困惑するところですが、勇気を奮って載せました。これからも応援していただけたらと思います。

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「ワンちゃんはあなたの素敵なパートナー」を発売中です。中央アート出版社から発売中。1200円

ようやく出版できることになりました。いろいろなことが起きて、難産だったと言えます。

犬と飼い主の相性を中心に書きまとめていますが、軽い読み物になり、愛らしい犬の写真も満載です。これから、犬を飼う予定の方、これから飼おうと思っている人にお奨めしたいと思います。

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  この映画の監督と脚本を担当したのは、エラン・リクリスさんと言いますが、彼の気質(性格タイプ)がクッキリと出ている作品です。登場する花嫁の家族の行動の取り方をみれば、タイプ判定ができます。

 最後尾に小さくタイプ名を記していますが、できたら、それを見ないであなたなりに判定してみてはどうでしょうか?

 まず父親ですが、政治活動をしてイスラエル当局から監視されて行動を縛られています。にもかかわらず、娘の晴れの式に出るよりは、デモに参加することを優先します。

 また
父親は長老たちから「息子を迎えいれると村から追放する」と釘を刺されます。それには断固拒否する父親ですが、何年ぶりかに帰ってきた息子の顔をみても挨拶しない。

 
花嫁の兄(上記の息子)はロシア女性と結婚したために追放されており、父親に拒絶されて宴席にも出られないみたいです。母親は父親に忍従しているだけの存在感の薄い女性に描かれています。

 次兄は貿易商で、妹を祝福するため帰国しますが、調子のいい浮気性の男です。また、第一子である姉はしっかり者みたいで、10代の娘が二人います。しかし、かねて希望だった大学に入学する予定。

 しかし、姉の夫は、(妻の)入学に反対している。妻を操れぬ情けない男だと世間から非難されるのを恐れているみたいです。しかし、この姉、断固として自分の意志を貫こうとします。

 そして、姉は、妹(花嫁)のためにと警察に行き、父親がシリアに嫁ぐ娘の見送りできるようにと外出許可をもらってきます。しかし、父親は「プライドを傷つけるようなことはするな」と怒る。

 また、姉の娘はひそかにボーイフレンドと逢っていたが、このボーイフレンドは反逆者と思われているらしく、父親(姉の夫)は怒り出して「二度と会うな」と娘に言い渡します。自室に謹慎させて、叔母にあたる花嫁を見送ることさえも許さない父親です。

 大切な結婚式や、二度と会えなくなる恐れのある花嫁を見送るよりも、他のことを優先する男たちみたいです。なお、花嫁は、写真を見ただけで結婚を決意して知らない土地に行きます。「怖い」と言いますが、それでも一歩を踏み出します。勇気があるのか無謀なのでしょうか。
 
 ただ、最後は家族の仲も修復するみたいで、無事に花嫁もシリアに入国できそうです。ちなみに、この映画は珍しくイスラエルとフランスとドイツとの共同制作だそうで、監督のエランさんは、オプチミスト(楽観主義者)を自認しているとインタビュー記事に載っていました。


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 シリアから見たゴラン高原



(タイプ2w1の作品と判定しています) 正解の方へ! 不正解の方へ!

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   6月2日現在、新型インフルエンザは全世界でおよそ1万6000人が感染しており、国内の感染者は385人です。当初のようなおどろおどろしいというイメージは急速にしぼんでいるようです。

 知人からのメールで知ったのですが、1882年(明治15年)5月頃、当時の東京市の芝・神田(現在の23区)で猛威をふるったコレラの死者が5076人に達したとあります。当時の東京の人口はおよそ100万人で、現在の23区は850万人です。

 となれば割合からみれば、5076人という死者数は、現在ならば4万人に近い数になります。その他、1918年に流行しスペイン風邪の感染者は6億人、死者は5000万人です。人類の約3割がスペインかぜに感染したことになります。この莫大な数! なんという
恐ろしさ! 

 ところで、私の住む郊外にある薬局でも「マスク売り切れ」と表示されていました。感染者を出していない地区でさえこんな有様。

 ちなみに、細菌とかバイ菌などの「感染」といったものに過剰反応しやすいのは防御タイプ(7・1・4)とみています。または、防御タイプのウイングを重く持つ人たちだろうと考えられます。

 防御タイプはよく潔癖性と紹介していますが、小さなことから大事は起こると予想しやすい気質です。また、万が一でも感染したら困るというように、最悪事態を想定してしまう傾向があります。このタイプがマスクをいち早く購入しているだろうとは予想します。

 さて、防御タイプの中では情報収集魔とも言え、最も敏捷なのがタイプ7です。家族が風邪をひくと、退いてしまい近づかないとか、不快な顔つきを露骨に出す人がいます(全てのタイプ7が該当するわけではありません)。

 しかし、ある夫(7w8)は、自分が風邪をひいたので、すばやく職場にいる妻に電話して、家に帰宅しないで実家に帰るようにと告げたみたいです。大切な妻に風邪を移したくないという考えです。彼は一人で自宅静養したという。

 ところが、ある夫(2w1)が風邪をひいたおりのこと。妻(7w6)がそばに寄り付かないでいると、「熱のある病人を看ないとは何事か!」と爆発したみたいです。

 タイプ2は、「病人の世話をする」ことがDNAに書き込まれていると考えられるタイプです。このタイプからは熱を出して苦しんでいる夫を避ける妻は、とんでもなく薄情な人間になってしまうようです。

 どちらのタイプにも「おかしな言動」がありますが、互いに自分のほうが「正しく」て、相手のほうこそ「おかしい」ようなのです。 

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竜頭 万里子 (りゅうとう まりこ)
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職業:
講師・カウンセラー・ライター
趣味:
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