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受講生が休日に3人の友人たちと誘い合って映画を見に行きました。見終わって映画館を出たところ、偶然に6年前同じ職場にいた人とバッタリと出会いました。同じ課にいた同僚とも一緒だったみたいで、「やあやあ」となって近くの屋台でともに飲もうということになりました。総勢6人(全女性)です。
久しぶりの出会いで会話は弾み食事も終えて、やがてそれぞれのグループは別々となり家路をたどるのですが、受講生は友人たちからおかしな話をされたみたいです。
友人A::ねえ、あなたの元同僚で青いベストを着た人のことだけど、なにか変なこと言っていたわよ!
友人B:私もおかしなことを聞かされたわ!
友人C:ええっ! 私もよ。たしか屋台に向かう道すがらだったと思うけど、青ベストが近づいてきて、“○さん(受講生)と知り合いなの? ○さんとつきあうと生き血を吸われるわよ”って言ったのよ。なんのことかとビックリしたわ。
友人A:同じよ。○さんとつきあうと生き血を吸われるわよって、笑顔で何気なく言うのよ。あの時は何も感じなかったけど、後から凄いこと言うなあっと‥。
友人B:○さん、あの人に何か恨まれることでもしたの?
友人C:でも、○さん○さんって何度も口にして、好きなんじゃないかと思うくらいに、あんたばかり見ていた!
受講生:そんなの考えられない。親しくなかったし会話らしいものもしたことないもの。でも、なんか私のこと意識しているのは感じていたわ。それくらいで‥、そんなこと言われるなんてショックだわ!
この受講生から依頼がありタイプ判定をしましたが、タイプ3の可能性がありました。タイプ3は「女性を強く意識するタイプ」です。気になる女性に対しては過剰反応をする傾向があり、女性という存在を怖がることがあります。
相手の女性が、みなから注目を浴びているとねたましく不快になり、意地悪な視線を出しているかもしれません。この場合は、女友達に囲まれていると見て、ねたましくなったのかもしれませんが、真相は本人に聞かねばわかりません。
タイプ3は意識している女性に対して、一人芝居になりやすいとも言えます。女性に惹かれやすいが、その同じ女性に羨望を持ち、かつ少しねたましくもなり、複雑な心理状態になりやすいのです。それゆえ、第三者から見ても、好かれているのか、ねたまれているのか、よく分からないような言動になるのかも知れません。なお、このようなことはタイプ7にもタイプ8にもあることです。
☆注‥事実が含まれていますがプライバシーを考慮して事実そのままに書き出していません。いろいろと変えていますがお察しください。そして、どうぞご了解ください。
知人の息子さんは小学6年生です。ケータイ電話を学校に持っていくことは禁じられていますが、たまたま、間違えてある荷物と一緒に持って行ってしまったようです。
困ったことに授業時間中に呼び出し音が鳴ってしまいました。どうやら間違い電話らしかったようです。先生も事情はわかっていたみたいで、少し注意されたくらいです。でも、本人は、「ビックリして真っ青になった!」と言います。
その日は一日中ずっとドキドキして、ケータイの電源は切ってあるのに、時々ケータイを手で確認せずにはいられなかったようです。
この男子のエニアタイプは、タイプ1w2です。タイプ1にとって学校の決まりは絶対守らねばならないものです。こんなミスをおかすと落ち着けないだけでなく、その日は「一日中、授業をしっかりと聴けなかった」ようで、母親に嘆いたみたいです。
タイプ1は真面目な気質だとよく説明していますが、その他のタイプが不真面目というのではありません。全タイプがみな真面目だと私自身は見ています。
ただ、「真面目度」というものを数値で表せられるならば、防御タイプ(7・1・4=優等生気質)の真面目度は1000で、攻撃タイプ(825)ならば、10になるかもしれません。調和タイプの真面目度は100くらいだと言えるかもしれません。
この数値については厳密に考えないでください。この3つのグループの気質を比較してみると、違いがあまりにも大きいので数値も大きくしない限り理解できにくいからです。理解に苦しむほどに、落差が激しい、違いが大きいと考えられます。
上記のエピソードから男子の気質を、「真面目」だと表現すれば「長所」となりますが、「小心」とか「神経質」「怖がり」と表現すれば「短所」となるでしょう。「優等生気質が自分の過失に過敏であったから」と説明するならば、長所っぽく感じるものではないでしょうか。
「長所と短所は表裏一体」と言いますが、本当は表も裏もなく、ある性質を別の方向から観察すると「長所」になり、他の方向から観察すれば「短所」になるに過ぎません。
ところで、「不真面目」に見える人はたくさんいます。でも、基本的にはみな真面目人間ではないかと考えます。真面目であればこそ何かの否定的な体験から、反作用が働いて不真面目にならずにはいられない心理状態に陥るのです。
どうして不真面目になるのか、それがまるで分からない人がいるとしたら、タイプ1から探します。他のタイプにもいますが、元祖真面目人間をタイプ1とみています。
02/05に掲載していた以下のもの、手違いで消去してしまいましたので、再度、ここに掲載しています。
2月3日の続きです。放火未遂事件で逮捕された少年も、基本的に「非発散型」なのではないかと考えています。エニアグラムタイプとしてならば、「防御タイプ(714)」です。とくにタイプ1とタイプ4です。
なお、この段階では、少年がこの2つのタイプだと判定できるものではありませんから誤解しなくいでください。仮に、この2つのタイプだとしたら、「優等生気質」だということが関係しているのではないかとみています。
優等生気質であれば、親に言われるまでもなく勉学に集中して一番になりたがっているはずです。いわば、「優秀であらねばならない」という「ネバ人間」ですから、自分で自分を追い詰めてしまうのです。
そんな中で両親からも追い詰められてしまうとしたら、ダブルパンチを受けているようなものです。大真面目な気質ゆえ、成績が上がらないのは自分のせいだとダメな自分に自己嫌悪し、勉学に集中することがより一層できにくくなってしまうのです。
親からの期待を重圧に感じて、そのプレッシャーで押しつぶされてしまう恐れがあります。しかし、押しつぶされたくないという自己防衛本能が働いて、衝動的に何事か引き起こしてしまうと考えられます。
ですから、追い詰めたらよけいに悪い方向に行くタイプがあるということを多くの人たちに知らしめたい。どういう方法ならば、広く一般の人たちに伝えられるのかと、いつもそんなことが悩みの種になっています。
なお、たまたまタイプ1と4の可能性があると取り上げていますが、他のタイプでも、追い詰められ方によって、また、追い詰められ度によっては、よく似た行動をとるのではないでしょうか。つまり「発散型」の人間でも、最終的には衝動的な事件を引き起こすのは必然的なことです。
ちなみに、「発散型」とか「非発散型」に関しては、当プログの2007年12月23、24日で取り上げています。再読を願えたならばと思います。左にあるプロク内検索に「発散型」と入れたら出てきます。
さて、親に苦しんでいることを訴えられないとか、たとえ親に告げても理解してくれない、あるいは、言っただけ無駄で辛くなるだけ、という、そんな孤立無援状態にいる子どもたちがいます。絶望的になっている子どもたち‥今夜はどうしているのか‥。
ところで、報道されたことによると、去年1年間に放火が大幅に増えたようです。
「去年発生した火災4万9,000件余りのうち、放火による火災や放火が疑われる火災は約4,200件で、全体の8.5%を占めた。
特に、消防署や警察が放火による火災として判断した件数は799件で、前年より81%も急増し、放火が疑われるという火災も約3,400件で30%増えた。放火の動機としては、単純偶発が396件で最も多く、不満解消が214件、家庭不和が193件です。報提供:innolife.net」」
ある歌手のライブ情報が知りたくて、ホームページはないかと探していたら、なんと殺人事件を起こして収監されていると知りました。ええっ! と本当に驚いてしまいました。エニアタイプは2w1と判定している方です。事件を調べてみましたが複雑なものではなく、短気な気質が災いしたものではないかと感じさせられました。
ところで、タイプ2w1が短気であることをしばしば取り上げていますが、短気なのはこのタイプだけではありません。防御タイプ(7・1・4)も、かなり短気です。というよりも、最も短気で性急、せっかちなのが防御タイプです。
次に考えられるのが防御タイプのウイングが重い人たちです。2w1・3w4・5w4・6w7・8w7・9w1です。この中で人口割合が多そうなのが2w1ですから、このタイプの短気さをよく取り上げてしまうのかもしれません。
今回は他のタイプのもので、短気が災いしたものと考えられる家族内に起きた約20~30年程前の出来事を、少しご紹介したいと思います。
タイプ4w5の母親が、生意気な娘(10歳)に腹を立てて階段から突き落としています。幸いケガは打ち身だけでした。タイプ4は他人から見られている自分をよく意識していますが、周囲をまるっきり見ていないことも多いためか、興奮して怒り出すと、さらに周囲の状況に気づきにくくなります。傷つけるつもりがなかったのは言うまでもありませんが、周囲の人たちをかなり驚かせました。
あるタイプ4w3の父親が、妻(2w1)と大喧嘩していた折、3歳の息子がなにか騒ぎ出したようです。父親は腹を立てて息子の両足を掴んで逆さにして、掴んでいた手を離してしまいました。子どもは床に落下しましたがケガ一つなくてよかったんですが。子どもに八つ当たりしたようです。その頃、妻は離婚を真剣に考えたみたいです。打ちどころが悪ければ首が折れたかもしれないと、そんな不安を打ち消せなかったようです。ですが、現在、子どもは無事成人しており、夫婦仲もいいと聴いています。
あるタイプ7w8の母親はキッチンで娘(17歳)と大喧嘩となりました。母親はキッチンを出ましたがしばらくして戻ってきて、傍にあったフライパンを娘の後から後頭部に振り下ろしてしまいました。こちらもタンコブだけで済みました。しかし、母親の怒りが強くて腕を骨折したこともあり、しばらく娘は家を出てしまいました。現在はケンカすることも減って一緒に暮らしています。
紹介したもののタイプが片寄っているかもしれませんが、たまたま思い出せるものだけを書き出したためです。また、もはや時効になっているのではと考えてご紹介しています。
あなたの周りでもギョっとする出来事があると思いますが、「怒り」というものをコントロールするのは容易ではありません。ですから、上記のタイプだけにあることではなく、全タイプの人たちに起こり得ることで、どうか誤解しないでください。
さて、怒りも大きくなり過ぎると、思いがけぬ事態を引き起こします。傷害事件にはならないで済むような小さなケガが多いのだと思います。でも、不運にも大きな傷となり、命を奪われることがあります。
短気が災いして大切な家族を傷つけてしまうのですが、でも、人間であれば一度も怒ったことがない人などいません。日頃から互いによく理解しあうようにつとめて、穏やかで明るい家庭を築くこと、それよりほかに方法は見当たりません。
数日前に、受講生の娘さん(中二)が、崖っぷちに立っている夢を見たという。 母親(受講生)から「大変に驚いた!」という報告を受けました。娘さんはタイプ4と判定している方ですから、当会の理論「自分は世界の淵に立っていると自己認識するタイプ(714)」にある、そのまんまを睡眠中に「夢」として見たことになります。以下に関連する理論を掲載。
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory1.htm
また、ある知り合いのタイプ4の高校生が、小学生の頃に迷子になって家に帰れなくなるという夢をよく見たと言います。当会の性格分析のなかに、「9つのネバ人間」というものがありますが、そこに関連しています。以下に掲載しています。
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page15/15-1~/15-6.htm
タイプ4は「自分自身であらねばならない」という「ネバ人間」です。自分を見失いやすく、自己同一性を確立していないと見られることがあります。自分が何者なのかわからないという不安に襲われることがあるようです。
別の言い方ならば、アイデンティテイ・クライシスに陥りやすいと言います。どういうわけか、自分自身に確信が持てず、自分を探し続けるのです。
このように、タイプ4に関して講座で説明している折に、「精神の迷子になりやすい」などと述べると、タイプ4w5の受講生から「その言い方はピッタリ!」と言われてしまいました。
前回の続きです。12日に逮捕された男子生徒(14)に関して、以下のように書かれています。「前日までは学校や家族との大きなトラブルはなかったという」
このようなケースはよくあります。親や周囲の人たちが、子どもが追い詰められていることに全く気づいていないのです。ご存知のように、子どもが自殺して、はじめて子どもの苦しさを知る親たちがいます。
奈良自宅放火事件を起こした少年に関しても同様なケースです。この男子は父親に殺される恐怖から、父親を殺そうと考えていたのですが、この殺意を家族たちは感知していなかったみたいです。殺意を感知しないなど、なかなか理解できにくいことです。
両親が経済的にも精神的にも余裕がなくて子どもを見ていなかったというケースもあると思います。しかし、余裕があっても子どもに関心を持たない親もいます。もっと困惑することなのですが、両親が子どもを大切に思っており、また、子どもをよく観ているのに気づかないというケースもあります。
なお、親たちが子どもの様子を自分流に解釈しているだけというケースが最も多いのではと、私などは想像してしまうのです。がしかし、子どものほうが親に何も言わない、自分を表現しないという場合も相当数あると考えられます。
つまり、基本的に「発散型」ではなく、感情を発散しにくいという気質の人間が存在することを知っているからです。
12日、宇都宮にて自宅に火をつけて家族6人を殺害しようとしていた中学二年の男子生徒(14)が逮捕されたという報道がありました。
この男子は、「日ごろから両親に勉強やスポーツをしっかりやれと言われ続け、ストレスがたまっていた」などと容疑を認めており、「家族全員を殺したら自分も死のうと思った」と供述しているという。
また、この男子生徒は地域のサッカークラブに所属し、前日までは学校や家族との大きなトラブルはなかったという。
親からの期待が大きく厳しい指導を受けている子どもたちが、心理的に追い詰められて、放火したり家族などを殺傷するというような事件が毎年のように起きています。
なかでも強く脳裏に残っているのが、2006年6月に奈良市内で起きた16歳男子の自宅放火事件です。少年の家族3人が火災で死亡しています。詳細は以下のアドレスに掲載。
http://yabusaka.moo.jp/narabosi.htm
教育熱心な親をよく見かけますが、そのせいなのか、放火や殺人など恐ろしい事件を引き起こしてしまう子どもたちがいます。なぜ、彼らはここまで追い詰められるのだろうかと考えざるを得ません。両親の期待が大き過ぎて追い詰め方が異常だったのでしょうか?
それも多いにあり得ることです。上記の奈良の事件が該当しそうです。しかし、親のほうではなく、本人自身の気質のほうに、なにか隠された原因があるのではないかと考えざるを得ません。
なぜなら、両親の期待が大きく、また父親の暴力に苦しめられた子どもたちを知っていますが、親への反抗心が強くて親子ゲンカになり、家出をしていたりします。全く登校しないとか怠けて学ぼうとせず、非行に走ることもあります。万引きしたり、友人たちと遊びまくっていたという子どももいます。
両親のほうが匙を投げた、つまり、進学させることをあきらめるとか進学校のランクを下げるなどです。子どもの問題行動に根をあげて、親のほうから妥協案を出さざるを得なくなる、そんなケースがあります。こちらのほうが多いのではないでしょうか。
ところが、恐ろしい事件を引き起こした子どもたちと、そういう方向に行かなかった子どもたちがいますが、それに「気質」というものが関係しているのではないかと、ずっと考えてきました‥。
さて、長くなりそうです。続きは次回に‥。
タイプ2は、タイプ7と比べると不安になることが少ないほうだと考えられます。なにしろ、「世界の中心にいて、世界は肯定的なところ」という認識をDNAとして持って生まれたのでは! と考えられるような振舞い方をする人たちです。
根拠などなくとも、さほど酷くはならないだろうと、どこか深刻になりにくく安易になりやすい気質です。
一方のタイプ7は、タイプ2の対極にいます。「世界の淵にいて、世界は否定的なところ」だという認識をDNAとして持って生まれたのではと考えられるような振舞い方をする人たちです。
根拠をあげても、それでも疑い不信になり不安が勝手に高まって、大変な危機に陥るのではと想像しやすい気質です。または、不安を過剰に先取りしてしまうと言えるかもしれません。
両タイプは、それほどの違いがあります。不安を過剰に先取りする傾向があるとしたら、例えば、治癒した事例を探し出したり、なにか数字で示したほうがよいでしょう。具体的で的確なアドバイスがあれば、少しは不安感が減ります。
ところが、タイプ7でも不安感がさほどに高まっていないとしたら、「大丈夫だよ」とか「なんとかなるよ」というくらいの励ましでも充分なのかもしれません。
さて、タイプ2と少し似ているのがタイプ8と5です。「自分は世界の中心にいる」ので不安感や恐怖感が少ないと考えられます。タイプ7と少し似ているのがタイプ1とタイプ4です。「自分は世界の淵にいる」ので「存在の不安」があります。
自分の存在が風前のともし火みたいに感じやすいようです。ですから、暗闇に一点の光が見えたならば少しは安心できます。それゆえ、困難なときや不安に陥っている時は、できるだけ「光」を見つけ出す必要があるでしょう。
そして、タイプ2でも自分の身の上に起きた事態が深刻になれば、「なんとかなるよ」というような安易な慰めなど全く効果を上げません。具体的で的確なアドバイスが要るのは当然のことです。
実際、タイプ2として生まれても、過剰に不安を先取りしているような人は数えられないほど存在していると考えられます。
ただ、タイプ7や他の防御タイプは、問題が小さくて早い段階で事態を深刻に受けとめてしまうというだけのことです。
第1話
健康診断を受けた妻が、診断結果があまりよくないので、不安に駆られて夫に、その辺りのことを訴えたみたいです。夫はしばらく黙ったままなので、妻は「“大丈夫だよ”というくらいは言ってほしい」と告げます。すると、「根拠がないことは言えない」という夫の返事。妻はたいそうガックリしたそうです。
第2話
就職が決まったばかりの年若い妻が、これからの仕事の仕方について、年上の夫に相談したみたいです。夫とは会社は違いますが同じ業界に就職したので、なにか良いアドバイスがもらえると思ったようです。ところが、「なんとかなるよ、君なら大丈夫だよ」と夫が応えたという。この年若い妻はガックリと来たみたいです。具体的で的確なアドバイスを夫がしてくれるものだと期待していたのです。
さて、第1話のほうの妻はタイプ2w1で夫はタイプ7w8です。第2話の妻はタイプ7w6で、夫をタイプ2w2辺りと判定しています。
タイプ2の人に対して、「大丈夫だよ」とか「なんとかなるよ」という励ましの言葉は、意外かもしれませんが、やっぱり励ましになるのです。本人も「そうだね、なんとかなるよね!」と自分に言い聞かせているのか、それでも少し気持ちが晴れることがあります。
ところが、タイプ7にとっては、それほどいい加減で無責任な励まし方はないのです。なぜ、これほどに違いがあるのでしょうか?
さて、とりあえず違いは違いと受け入れて、相手がタイプ7であるとわかれば、タイプ7が求めているアドバイスをしたほうがよいと言えます。できるだけ確実な根拠をあげて安心させたり、具体的で的確だと感じられるアドバイスをしようと努めるべきです。
一方、相談された相手がタイプ2とわかれば、根拠などなくても、「大丈夫だよ、ボクがついているからね」とか、「あなたなら、うまくやれるわよ」と言うくらいでもいいみたいだと知ってください。続きは次回に‥。
小説「失楽園」で著名になった渡辺淳一さんが、TV番組「徹子の部屋」に出演していた時のことが忘れられません。10年以上かな、かなり以前のことですが、徹子さんはしっかりと渡辺さんの顔を見つめていましたが、彼のほうは全くと言っていいほど、徹子さんのほうを見ないのです。
徹子さんが、それをどのように受け取ったのか分かりませんが、第三者としては大変に興味深いものがありました。なお、なんとなく話しにくい相手だと感じていたような、そんな印象があります。
さて、他人と視線をかわすことは、ある意味、危険です。自分という存在をはっきりと相手に印象づけることになります。なにか事が起きた時に、相手に想起されたりすれば、まずいことになるとも限りません。こんな世の中です。万が一ということがありますからね。
当会の理論では、防御タイプ(714)は人目を強く意識する人たちですから、当然に視線をまじあわすことが少なくなります。怖がりな気質ですから、威圧感のある人や苦手に感じる人を前にすると、つい視線を逸らしてしまうのです。
しかし、視線を逸らしたために相手の怒りを買うこともあります。学校の先生などがよく言います。「先生の目をしっかりと見て返事しろ!」
なお、これはほとんど攻撃タイプ(825)の人たちのセリフと言えるものです。目と目をかわしていないとキチンと聞いていないかもとか、何か隠し事をしているのではといろいろと勘ぐってしまうとしたら、それは攻撃タイプの人たちです。
防御タイプは耳の機能はしっかりと効かせているほうで、よく人の話を聞いています。しかし、視線としてみると、「正対」していないかもしれません。
親とか先生とか上司のような立場の人から、大きな声を出して注意を受けそうに感じられると、つい隠し事などなくとも、清廉潔白でも、何故かつい視線を逸らしてしまうのが防御タイプです。
それゆえ、よく誤解されます。却って相手の怒りに火をつけることもあります。防御タイプは、相手に怒られるとさらに一層視線を合わせられなくなってしまうのです。
困ったことです。この違いを受け入れて、理解して欲しいと願っています。当会のエニアグラムを学ぶと互いの違いを知ることができます。いろいろな行き違いや誤解がありますが、それを解き明かすことができます。
かなり有効なツールだと知ってほしいのです。そのために、こうしていろいろと書き綴ってもいるわけですから‥。
ちなみに徹子さんをタイプ2w1、そして、渡辺淳一さんをタイプ4と判定していましたが、現在では2w1と判定しています。
目をそらす人たちが防御タイプに多いこと傾向としてはよくあります。しかし、目をそらすのが、上記のような理由ではない場合があります。
たとえば、相手を嫌っていることもあります。または、嫌いではないが、相手をあまりにも意識し過ぎていると目を合わせられません。
いろいろなことが考えられます。従って、あの日のことは渡辺さんご本人に尋ねないと真相はわかりません。
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