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連日の暑さで思考力がほとんど働かない。そのせいなのか、エジプトで起きていることの真相が全くみえていなかった。
それでも、軍によって解任されたムルシ大統領…で、あれば「軍事クーデター」ってことかと。
わかっていたことなのに、なぜか思考が鈍ってどこかわからない。
というよりも、テレビの報道をみていると、事実を述べているように見えるが、真相はまるで分らないのです。
そう、真相を調べて伝えるような努力をしないのが、日本のジャーナリストでした。
そして、今朝、いつものようにネットサーフィンしていると、凄い映像を知りました。
旗を持ってデモ行進している人々が向かう前方には戦車がみえるのです。
武器を持たない丸腰の人々に銃弾を向けている。
無抵抗な市民を虐殺しているではないか。
中国の天安門事件を思い出すようなシーンです。
亡くなった市民はみな頭を打ちぬかれているという情報もありました。
つまり、腕のいい狙撃兵が、特殊訓練を受けたスナイパーたちが、デモする人たちを狙い撃ちしているのです。
それに対して、デモ参加者たちは、撃たれた時のために、前腕に自分の名前を書いて行くという。
覚悟のデモ行動!
ここまで見たら、もうハッキリとしてきました。
ところで、お奨め本として紹介した『戦後史の正体』を著した孫崎享さんのツイードは以下です。
★8/15エジプト:14日NYT「米国政府はエジプト軍の流血弾圧を非難しているが、対エジプト支援を減ずるなどの政策変更を行う徴候を見せていない」。何故。エジプト軍は米軍が育ててきて今も資金援助。米国の犬同然です。それを選挙で覆したムルシ政権は、米国にとって困る。 ”民主主義推進”は方便にすぎません。
★エジプトへの援助停止を 米政権に共和重鎮促す
共同通信
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013081701000891.html
「マケイン、グラム両上院議員は16日、エジプト治安部隊によるデモ隊強制排除を「市民の大虐殺」と批判」「オバマ政権にエジプトへの巨額軍事援助停止を促す声明を発表」
この映像が世界中を駆け巡っているので、「双方に暴力を控えるように」などと、マスメディアのほとんどが載せていたが、いまや、「市民の大虐殺」に変わった。
なお、共和党も政権を担っていたら、オバマ政権と同じことをするのではないかと思われます。
どの国の政党も党利党略ばかり考えているみたいです。国民のことなど二の次!
一方、オバマは夏休み休暇でゴルフ三昧。「軍事クーデター」とは決して言わない。
チェンジなどできないまるで無力な大統領だったんですね。また、ノーベル平和賞を受けたことを恥じる人ではなかったみたいです。
そして、安倍政権は、国防軍を作るという目的があるみたいですが、国防軍は国民を守らないものだとわかったのではないでしょうか。
ちなみに、昨日にも紹介していますが、解任されたムルシ大統領については書かれていた文章が印象的です。庶民派という感じの政治家だったんですね。
(ムハンマド・ムハンマド・ムルシー・イーサー・エル=アイヤー محمد محمد مرسي عيسى العياط, Mohammed Mohammed Mursi Essa el Ayyat)
彼の対抗者に対し訴訟を起こした最初のアラブの大統領である。
彼を逮捕した将校を罰さず、保護した最初のアラブの大統領である。
その在位中に自身の息子が兵学校の入試に落ちた最初のアラブ指導者である。
毎週金曜日にモスクで祈る最初のアラブの大統領である。
その家族がエコノミークラスを利用する最初のアラブの大統領である。
姉妹の海外での治療を国費で行なう事を拒否した最初のアラブの大統領である。
息子が海外で働いている最初のアラブの大統領である。
賃貸アパートに住んでいる最初のアラブの大統領である。
エジプトの今!を知りたくて、ネットサーフィンしています。
何が起きているのか、茶の間からテレビを見ているだけでは全くわからない。
気になってどうしようもなく…、
あれこれ探すと、以前に感じたことと違ってきました。
なんだか日本のマスメディアは偏った報道をしているように見えます。
★アルジャジーラ、エジプト「怒りの金曜日」ライブ報道中
http://www.aljazeera.com/watch_now/
★英テレグラフ紙、エジプト「怒りの金曜日」ライブ映像
http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/africaandindianocean/egypt/
10241547/Egypt-clashes-Watch-live-scenes-from-Cairo-as-Islamist-pro
testers-march-against-military.html
★ラムセス広場の近くでの衝突
Clashes near Ramses square
http://www.youtube.com/watch?v=NldKCb7N_1g&feature=youtu.be
★25人が死亡したとされるラムシー広場のデモ現場映像。
http://youtu.be/NldKCb7N_1g
https://twitter.com/sharifkouddous(写真の閲覧注意)
★砲撃を避けるために橋から飛び降りようとする人々
warning! video of the moment people try to jump off of a bridge to avoid gunfire
http://www.youtube.com/watch?v=r60_av7Io54&feature=youtu.be
★エジプト:撃たれた場合に備えて前腕に名前を書いておくデモ参加者達
(写真)http://twitpic.com/d8ma38
★エジプト・ムルシ支持派があつまるラバア広場を歩く 安江 塁http://middleeast.asahi.com/report/2013081400002.html
★ラービア広場のエジプト、そして空想の中のエジプト
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/src/read.php?ID=30717
★フィフィさんのツイッター
(外国人タレントとしてテレビに出演することがあるエジプト人女性)
https://twitter.com/FIFI_Egypt
★市民大虐殺を暴徒化デモ隊排除と表現するメディア
植草一秀さんのブログ
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/post-a138.html
★エジプトで、軍とムスリム同胞団の対立が激化しているが…
桜井ジャーナル
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/
★エジプトで、親ムルシ派に軍側が発砲、多くの死傷者が…
桜井ジャーナル
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201307280000/
★エジプト軍が動く1時間前に米国政府はムルシ大統領に退陣を求めていたが…
桜井ジャーナル
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201307070000/
招かれて来日している映画監督のオリヴァー・ストーンさんは、広島での講演の中で、ある人を批判していたみたいです。
「広島の平和祈念式典は素晴らしかったが、ひとり偽善者(安倍総理を指す)がいる」と。
しかし、その部分は、ほとんどのマスメディアは取り上げていません。
オリバー・ストーンさんはかなり率直な物言いをする方のようです。
「日本はアメリカの衛星国家としてカモにされている、なぜ立ち上がろうとしない?」とも言っています。
どうしてなんでしょう?
自民党から民主党へと、戦後初めての政権交代があった時の投票率は、現行制度ができてからの最高投票率でした。
全国平均で69.28%です。最高は島根県の78.35%。凄いです。
長期政権にいや気がさしていたから? 首相がクルクルと代わり、自民党政権に失望して政権交代を望んだから? 年金問題で腹を立てていたからなの?
いずれもあると思うのですが、たぶん一番の原因は不景気が続いたからのような…。
今回の参院選は投票率は52.61%。戦後3番目の低さでした。
★オリバー・ストーン
「日本はアメリカの衛星国家としてカモにされている、なぜ、立ち上がろうととしない?」
http://www.webdice.jp/dice/detail/3946/
★オリバー・ストーン
「日米安保を解消し、中国に謝罪し歩み寄るべきだ」
http://military38.com/archives/30735651.html
日本、米国、中国の関係について、監督は、日本は日米地位協定から抜け出すべきだと提案したうえで、 「再び偉大な国になれる」との見方を示した。
また、「日本が中国で行った行為や殺害された人たちに謝罪し始めれば、中国は全く違う目で日本を見るだろう」と話した。
★「基地反対、誇りに思う」オリバー・ストーン監督、名護市長にhttp://sankei.jp.msn.com/politics/news/130814/lcl13081417380000-n1.htm
ストーンさんの日本滞在はまだ続いているようです。この人の発言はマスメディアも取り上げるので、どなたが招いたのか知りませんが、それは正解でした。
この手はもっともっと使うべきですね。
そして、14日に沖縄戦の激戦地である沖縄本島南部を巡り、名護市長に、「戦後60年以上が経過したのに、いまだに米軍基地が居残っている。必要のないものだ」と話したとあります。
まっとうなことを堂々と言っています。
当たり前のことを言っているだけなので、別段、尊敬に値するものではないと思うのです。
でも、有名人の中でも庶民の中でも、そういう人は少ないので尊敬に値するように思ってしまう。
今年の4月、ジュネーブにて80カ国が賛同した「核兵器の非人道性を訴える共同声明」に、日本は参加しませんでした。
日本は世界唯一の被爆国です。この共同声明は南アフリカなどが提案したものですが、日本こそ提案国になるべきでした。
率先して世界中の国々に参加を即す立場であるべきです。
それに対して、長崎市長は、「世界の期待を裏切った」と述べています。
しかし私からすれば、世界中から物笑いにされるような恥ずかしいことです。
親分であるアメリカに従っているのか、あるいは核保有国になるつもりなのか、どちらもあると思うのですが…。
ごく当たり前のことを宣言しているだけだと思うのに、その当たり前が通らないのです。
被爆国としての毅然とした態度がとれないとは、なんと情けない国なのでしょうか。
それで思い出しました。
かつて、共産党が原水爆禁止運動において、「いかなる国の核実験に反対」という考え方に異議を唱えたために、組織が分裂しました。
50年前のことで、原水禁と原水協とに分かれました。つまり「ソ連の核実験には反対しない。社会主義国は防衛目的だから」というものです。
私がそれを知ったのはずっと後のことですが、核実験による被爆と恐ろしい環境汚染を考えれば、いかなる国であろうとも反対するべきだと思いました。
それに関して共産党は過ちだと認めていません。今回の選挙で党勢拡大しましたが、過ちを認めないとしたら、自民党と同じ体質です。
いや権力者はみな同じで、過ちを認めるなどあり得ないみたいです。
共産党は、一見すると正義漢ばかりいるように見えますが、その体質を変えない限り、これからも政権を担うような政党にはなれないだろうと予想しています。
なお、もっと最近のことであれば、イラク戦で日本はアメリカに従い加担したことを思い出します。
あれから10年も経っていますが…。
開戦の理由は「イラクは大量破壊兵器を持っていて危険だ」からというものです。しかし、大量破壊兵器は見つかりませんでした。
日本政府が加担を決めたのは大きな過ちです。
誰が見ても過ちだと断言できるようなことです。
がしかし、過ちだと認めるような発言は野党でもそれほどはいませんでした。
政治というものは、駆け引き算盤を使うもので、汚いもの、信頼できないものだと感じて、多くの人たちが政治には期待できず、見放したように見えます。
そんなですから、政治離れが進んで、選挙の投票率は年々低くなるしかないのだろうと思うのです。
なお、以下のサイトのなかに、「この長崎平和宣言に賛同される方は、右のクリックボタンをクリックしてください」とあります。
賛同者数を調査しているのだそうです。むろん、私もクリックしています。
★平成25年長崎平和宣言の全文
琉球新報の「今日の社説」にあった言葉が忘れられません。
ここに転載させて頂きました。
コラム「南風」 「犠牲」が隠す本質
琉球新報 2013年4月16日
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-205391-storytopic-64.html
私は仕事で戦争被害についてよく書きますが、気になっていた言葉に「犠牲」があります。
この言葉は戦争、犯罪、交通事故から天災に至るまで、それによって死んだ人を指すほぼ万能な言葉です。
しかし「犠牲」は、「尊い」とセットで使われることも多く、辞書にも「ある目的のために損失となることをいとわず、大切なものをささげる」とあります。
「戦争犠牲者」と言う時などは、意図せずとも、人災を天災化し、加害者と被害者の垣根や、加害責任を曖昧にする効果があり、場合によっては戦争の肯定や美化さえも可能にしてしまう言葉ではないかと思うようになりました。
そこで、昨年の秋ぐらいから「犠牲」という言葉を使う時は注意するようになりました。
年頭、今回共著で出した本(『沖縄の〈怒〉―日米への抵抗』)のゲラ刷りを見直したら、沖縄戦や基地被害の記述を中心に、「犠牲」を40回余使っていたのです。
総点検し、言い換えてみたら、「死」「死者」「死んだ」「殺された」「虐殺された」「失い」「被害」「蹂躙(じゅうりん)」「剥奪(はくだつ)」等となりました。
これだけの幅をもつ事象や概念を自分自身が「犠牲」という一言で片づけていたことはショックでした。
また、3月26日に座間味島を訪ね、関係者から借りたあるTV番組の録画を観(み)た時も、沖縄戦被害者全般のことは「犠牲」と言っているのに、強制集団死で家族を手にかけることを強いられた人については「殺す」という表現を使っており、驚きました。
同じ軍暴力による被害なのに、この扱いの差は何なのでしょう。
権力による市民への加害行為を記述する時、「犠牲」に代表されるような婉曲(わんきょく)表現に気づく感性を養い、責任回避を可能にする言葉を使わない、使わせないことが、加害を繰り返させないためにも不可欠なのではないでしょうか。
(乗松聡子、ピース・フィロソフィーセンター代表)
最近あったことなのですが、フロリダで黒人少年射殺事件の犯人(ジマーマン)が無罪となりました。
判決(7月15日)を受けて、オバマ大統領は「わが国は法治国家であり、陪審が評決を下したのだ」と述べました。
少年の名はトレイボン・マーティン。高校生です。
何の落ち度もない少年がいきなり射殺されてしまったのです。
しかも、無罪になったのです。これのどこが法治国家なのでしょうか!
フロリダ黒人少年射殺事件、自警団員に無罪評決
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2955700/11037593
なお、無罪になったのは、「正当防衛法」という悪法あるからのようです。
「トラブル回避の努力をしたとか、危険が迫ったことの客観的な証拠があるといった「認定要件」なしで撃ってしまっても大丈夫で、起訴どころか逮捕もされないという南部を中心とした地域独特の法律がある」
南部の30州以上が採用しています。以下に説明あり。
http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2012/03/post-417.php
★無罪評決に全米反発 根強い人種差別 浮き彫り
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-07-22/2013072204_01_1.html
ホルダー司法長官は16日、「この法律は自衛の概念を不合理に広げ、暴力的な状況を激化させる」と非難。米国のミュージシャン、スティービー・ワンダー氏は「正当防衛法がある州では公演しない」と宣言しました。
多くの人たちが武器を護身用に保持していたら、「いつか誰かが理由もなく襲撃してくるかもしれない」と、疑心案義になりやすくなると考えられます。
犯人(ジマーマン)は、自警団に入っていたのです。どれくらい自警団があるのか知りませんが、こんな国なのですから、相当な数の自警団があるような感じです。
そして、米国民は、一つ二つではなく、かなりの銃や弾丸を持っているようです。こんな事件が頻繁に起きているのですから、さらに銃を購入するでしょう。
そうなれば、さらに周りにいる者は自分を狙っている、という被害妄想に陥りやすくなっているだろうと予想されます。負の連鎖です。
ジマーマンも被害妄想にかかっていた可能性があります。
こんな悪法であれば、「銃で先に撃ったほうが勝ち」ってことになります。銃社会の行きつく先です。
もうこの国はメチャメチャです。米国が「ファシズム国家」になってしまったと思うところです。
日本も、明治以降ずっとメチャメチャな国だったのではないかと、最近になって気づいたところなのですが…えっ、それ以前からと言われるのですか?
う~ん…歴史を学び直す必要がありますね。
★少年(マーティン)の後をつけて射殺した男性に無罪の評決…
http://abcnews.go.com/US/trayvon-martin-case-exclusive-surveillance-video-george-zimmerman/story?id=16022897#.T3SdGcyRc7A
★フロリダ黒人少年射殺事件がアメリカを揺らしている。
http://ameblo.jp/tanden-inc/entry-11576575048.html
★ジマーマンは「殺人の処罰を免れた」と陪審員が語る フロリダ州法と検察へ疑念が強まるhttp://democracynow.jp/
★福島第1原発、汚染水問題「深刻で、切迫している」=田中規制委員長
http://getnews.jp/archives/390171
田中委員長の異様で異常な発言。
★福島第一の汚染水、23億ベクレル検出 東電が調査
http://www.asahi.com/national/update/0727/TKY201307270078.html
福島原発の事故処理は収拾がつかない。
★海水から1000ベクレル ベータ線出す放射性物質 第一原発3号機付近
http://www.minpo.jp/news/detail/201307179697
★福島第1原発、汚染水流出に専門家委員会から批判噴出
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/accidents/2958809/11090490
★東電福一の汚染水流出問題で厳しく批判、
豪のABCテレビ
http://www.abc.net.au/news/2013-07-26/nuclear-experts-blast
-fukushima-nuclear-plant-operators/4846974
NYタイムス
http://www.nytimes.com/2013/07/27/world/asia/operator-of-fukushima
-plant-criticized-for-delaying-disclosures-on-leaks.html
★「日本人は楽観的し過ぎている!福島第一の再爆発に備えよ」
全米で最も著名な理論物理学者ミチオ・カク教授が明かす
コンピータ分析で徹底分析
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/11957
映画「朝日のあたる家」予告編 NO1
http://www.youtube.com/watch?v=k8Npg3bUecI
映画「朝日のあたる家」 舞台挨拶 in 湖西市
http://www.youtube.com/watch?v=Ff5wESxGjL8#at=162
山本太郎さんも出演している映画が、全国で上映拒否されている。
★Cairo Egypt Aerial Footage Tahrir Square Revolution 33 Million Protesters
http://www.youtube.com/watch?v=W8HwGdx-jRQ
エジプトの歴史上、最大のデモ、その数3300万人
人口8300万人の国土で、
国民の4分の一に当たる人々が、
首都カイロのタハリール広場を目指している。
2013年7月18日!
エジプトで、一体全体何が起きているのか!!
フランク・パブロフ作の『茶色の朝』がネットで話題になっているようです。
これは寓話とも言えるもので、「どこにでもありそうな街の普通の市民たちの平穏な日常が、少しずつ茶色に染まっていく」というお話です。
ある日、毛が茶色以外のペットは法律で禁止されたというところから始まります。それからずんずんと、市民生活が茶色に染まっていくというものです。
なんと、「茶色」とはナチスを表す象徴的な色なのだそうです。これを知れば、どのような物語なのか予想できると思います。
短文です。10分で読めるかもしれません。
以下に、日本語だけでなく、英語と韓国語も載っています。
★フランク・パブロフ『茶色の朝』
http://www.tunnel-company.com/data/matinbrun.pdf
★茶色に染まり始めた朝(東京新聞 私説・論説室)
2013年3月20日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2013032002000124.html
パブロフ氏は諭すように解説してくれています。民主主義を花瓶に例えています。
「少しだけ欠けたのをほっておくと、ひびはだんだん大きくなる。まあいいかと思っていると、いつの間にか割れてしまう」。
「毎朝起きたら注意を払い、時には行動しないと守れないものだ」と。
なお。この短編寓話を読んで、すぐに連想したのが、ドイツの詩人の詩です。
牧師でもあるマルティン・ニーメラーの以下の詩です。一部の人たちにはよく知られているものです。
…彼らが最初共産主義者を攻撃したとき…
彼らが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった
(ナチの連中が共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった)
私は共産主義者ではなかったから
社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった
私は社会民主主義ではなかったから
彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった
私は労働組合員ではなかったから
彼らがユダヤ人たちを連れて行ったとき、私は声をあげなかった
私はユダヤ人などではなかったから
そして、彼らが私を攻撃したとき
私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった
First they came for the communists, and I did not speak out,
(When the Nazis came for the communists, and I did not speak out,)
because I was not a communist;
Then they locked up the social democrats, and I did not speak out,
because I was not a social democrat;
Then they came for the trade unionists, and I did not speak out,
because I was not a trade unionist;
Then they came for the Jews, and I did not speak out,
because I was not a Jew;
When they came for me,
and there was no one left to speak out for me
ちなみに、寓話(ぐうわ)とは、比喩によって、物事の本質を知らしめようとしている物語のことです。
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