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枡野さん語る。(前編9ページ17段目)
( 「はるかなる息子へ言葉を届けたい」歌人は詩人に相談をした・前篇 )
http://www.bungaku.net/wasebun/read/pdf/tanikawa_masuno01.pdf
「CDに短いメッセージが添えられ、“おれも女で苦しんだことがある”って書いてある。“谷川さん、男らしいな”って思ったんです。僕は、どちらかというと、子どもに会えないことが苦しいから、離婚を“子ども問題”として受け止めていた。」
枡野さんのエニアタイプは2w1と判定していますが、タイプ2のことを「何につけても男、男、と連発する傾向がある」と書いたことがあります。
離婚を体験すれば苦しいのは当たり前で、そのまま正直に語っているだけです。「正直=男らしい」とはとても考えられません。
(ちなみに、いつもふつうに正直でいられる人がいます。また、自分の弱さも正直に語れる人もいます。しかし、虚勢をはったり正直な自分を出せない人間は、とかく弱い自分をさらけ出せないようです。
そんな人間は、苦しんでいる自分を出せず、隠す傾向があるので、正直な人間を「強い人間」だと思うようです。そして、「強い=男らしい」になる可能性があります。ただし、枡野さんが該当するとは思っていません。誤解しないでください。)
タイプ2の男性は、女性性の強い気質ゆえ、「男らしい」と思われたい願望が強く、また、他の男もそうだろうと思い込んでおり、さらに、それが「普通だ」ということになっているのではないか。
従って、「男らしいな」と言うことは、枡野さんが谷川さんを持ち上げているとも考えられます。2w1の人の中には、善い人間に思われたい願望が強く、ヨイショしたり、持ち上げるということもよく見かけるものです。
また、離婚は、男女あるいは夫婦の問題であり、子どもの事はそれに付随する問題だと考えるのが一般的です。
それなのに、離婚を「子ども問題」として捉えています。子どもという存在が大きいと予想されます。枡野さんはお母さん気質なのですから、さもありなん、というところですが。
一方、これに対する谷川さんの返事は、「小さい子どもを相手が握って離さなかったら、ぼくはきっと苦しむと思うよ。もっと攻撃的になると思う」
調べてみたら、谷川さんが奥さんと離婚したのは、子どもが29歳の時です。小さな子どもではありませんから、子どものことで争いになる可能性はありません。。
また、谷川さんは「もっと攻撃的になると思う」と返事しておられますが、子どもが小さくて母親を慕っていたら、谷川さんはすぐに子どもを手離すのではないかと予想します。
なぜならば、谷川さんのエニアタイプはタイプ4です。本質的に母親を慕うタイプで、父親の影は薄くなる傾向があります。
たとえば、妻が子どもを顧みず、子どもも母親を嫌っているのに、妻が意地になって親権を主張して子を手離さないのだとしたら、彼は子どものために攻撃的になって闘うことも考えれます。
谷川さんは、子の不幸を座してみている方ではないと思うのです。もっとも精神的な余裕がなく自分に自信のないタイプ4の親であれば、子が不幸になると予想できても闘うことなど考えもしないでしょう。
しかし、タイプ2の親は、自分に精神的な余裕がなく自信がない時期でも、子どもを手元に置きたがるという傾向があります。それほどに、子どもの存在が大きいタイプで、子どもを育てることが自分の支えになるからです。
一方、タイプ4は、親や配偶者など保護者の支えによって、苦しい時期を乗り越えられるタイプです。子という存在が自分の支えにならないだけでなく、重荷になりやすいのです。
子どもタイプ(17634)はみな同様な傾向があります。尤も、子どもが重荷になっているタイプ2の親は実在します。親子関係が最悪になるのは、どのタイプにもあることだからです。
そして、ここではいつも「~傾向がある」「~なりやすい」などと書いています。同じタイプがいつも同じように感じたり同じ行動を取るものではありません。
ところで、タイプ2の人たちから“離婚に際しては子どものことで争いになるかもしれない”と心配を打ち明けられることはよくあります。自分が子どもに固執するので、相手も固執して手離さないと思いこんでいるのです。
(人はみな思い込みだけで行動している、妄想の塊だと思ったほうがより正しい)
しかし、相手が他のタイプであれば、とりわけ子どもタイプ(17634)であれば、争そう恐れは低いと考えられます。「子はかすがい」になるのは、同じタイプ2の夫婦だけにあるものにすぎません。
このように、相手のタイプを知れば、杞憂でしかないことがたくさんあります。エニアグラムは活用できるものなんです。
羞恥心の強さというものは、家庭環境とか教育、躾、あるいは体験などから形作られるものなのでしょうか。私にはそのように観えません。
ただし、部分的なところ、こだわっている部分では、それはあるかもしれませんが、基本というか大筋のところは生得的なもの、つまり遺伝的に継承されたものだと考えたほうが現実に符号します。
生まれたときから、羞恥心が無いのではと思う幼児がいます。わがまま一杯な振る舞い方をしているのは、タイプ2によくみられるものです。むろん、善い子もいっぱいいるタイプです。
一方、生まれたときからの恥ずかしがり屋は、ずっと変わらず恥ずかしがっています。それは防御タイプ(優等生気質の714)に顕著に観られる傾向です。
さて、前編の8ページ(15段目)谷川さんは枡野さんに尋ねています。
「枡野さんくらい私生活と公的な作品がもつれあっているのは珍しいと思う。恥ずかしい感覚はないの?」
枡野さん答える。「そこは欠けているかもしれません」
羞恥心の強さは、攻撃タイプ(825)と防御タイプ(714)では落差が激しいので、タイプを見分けやすいと言えます。見分ける時の重要ポイントと言えます。
なぜなら、それほどくっきりとタイプ分けできます。従って、本能的なものであり、つまりは遺伝的なものと考えられるのです。教育や体験等で変わる可能性が低いもので、ごまかしが効きません。
続いて、枡野さんは「男性性が強い人だと恥ずかしいのかなあ?」
谷川さん、「そうじゃないよ。普通の人間は恥ずかしいんですよ(笑い) だんだん枡野さんがふつうじゃないことがわかってきたぞ!」
エニア講座では、「9つの普通がある」と応えることがあります。そして、だいたいは、人は自分を普通だと思いやすいようです。
でも、他の人には普通に見えない…、というよりは、他のタイプからは普通に見えないことが多いと考えられます。
ちなみに、調和タイプは両グループの中間くらいに位置しますから、落差はそれほどないので見分けることができにくいと思います。
そして、枡野さんは谷川さんのことを、「男性性が強い」と思っているようです。谷川さんは顔つきが少し怖そうに見えますし、それにスポーツマンという印象があれば、男性性が強いと思われるかもしれません。
タイプ2w1は「お母さん気質+長女気質」ですから、女性性が強い傾向があります。しかし、タイプ2w1のスポーツマンは数え切れず、顔つきがいかつい人ならば、男性だけでなく女性にもいます。
人は他人のことをいろいろと論じますが、表面的にしか見ていないことが多く、的確に見ていることは稀で、的外れなことのほうが多い、と考えたほうがよいのではないでしょうか。(続く)
エニアグラム性格学の理論を一度読んでみてください。ここで取り上げているものと関連する理論を掲載しています。
9つのタイプは強く意識する対象がそれぞれに違うことを発見し、それを理論化しています。
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory5.htm
親タイプ(8・2)は、子どものことが気がかりになるよう運命づけられているんだと考えると、タイプ2の人たちの振る舞い方がよく理解できます。
(なお、お父さん気質のタイプ8よりも、お母さん気質のタイプ2のほうが、子どもを強く意識します)
表現の仕方に語弊があるかもしれませんが、とりわけタイプ2は、子どもに対してもストーカーになってしまう恐れもあります。
子どもに対して過干渉に陥りやすい傾向があるのが、2w1の人たちの共通によくあるものだからです。
一方、子どもタイプ(1・7・6・3・4)は、親のことが気がかりになるよう運命づけられていると考えると、タイプ4の人たちの振る舞い方が理解できるようになるでしょう。
また、タイプ4は、父親の存在はあまり気にならず、母親の存在がかなり大きいという特長があります。
母親の様子をよく観察しており、母親のことで不快になり不安にもなって、さながらストーカーみたいに後追いをしてしまうかもしれません。
ところで、子どもタイプは依存的なところがあると、「その2」で述べています。しかし、このように見ていくと、タイプ2だとて子どもに依存的だと言えます。
ウイング1の親たちは「子ども離れ」ができにくい」とも言えます。タイプ4はウイングにかかわりなく「母親離れ」ができにくい人たちです。
つまり、どっちもどっちなんです。人間はひとりで生きられない生き物なんです。いわば、「人離れ」ができないんです。
さて、4ページ7段目で枡野さんが述べています。「敵と味方が極端にわかれたり、物忘れが激しくて、いつも書類を無くしたり」
これもタイプ2w1の人たちによく見かけるところです。「敵と味方」によく区別しています。激しく議論して、終いには衝突してしまうのです。血の気の多さが見られます。
また、攻撃的で短気という傾向があるからです。また、タイプ2はウイングにかかわりなく、物忘れが多くて、あちこちに物が散乱、やりっぱなしで面倒くさがり、いい加減という傾向があります。
ちなみに、枡野さんの父親もタイプ2w1なのではと予想しています。
谷川さんの父親を、実はタイプ2w1と判定していますが、この親子関係は、「淡泊で、コミュニケーションが無くて済んだ」と、74ページ7段目の後半にあります。
2w1の父親もいろいろで、息子に対してあまり干渉しない人がいます。その場合はタイプ判定するのに時間がかかります。谷川さんの父親は、やかましく世話を焼くほうではなかった感じがします。
一方、タイプ4の息子(谷川さん)のほうは、父親のことはあまり気にならず、父も干渉しないのであれば、二人は衝突することもなく淡泊な関係になるでしょう。
つまり、一方が血の気が多くても、他方がそうではなかったら激しい関係にはなりにくんです。しかし、タイプ2の父親が子どもに過干渉であれば、タイプ4の息子は耐え切れなくなることもあります。
ただし、激しくやりあうことはあまり考えられません。父親を嫌ってもずっとおとなしく我慢しつつ従っている息子もいれば、逃げ出した息子もいます。
父親の押し付けがひどく暴力的になったので、父親を殺そうと計画を立て事件に至ったという事例もあります。
タイプ2の息子の中には、父に過剰反応して反抗的になる人がいます。父親もタイプ2であれば、息子を強く意識して、過剰に干渉しやすくなります。ですから、衝突してしまうのは必然的なことです。
同じタイプ2w1同士でも、父親も息子もおとなしくて控えめで、互いにあまり干渉しないと言う人たちがいます。その場合、同じタイプなので基本的には気が合います。大の仲良しになっている親子も少なくありません。
このように、実際の親子関係をたくさん見ていくと、タイプ判定はなかなか難しいものだとわかってくるのではないでしょうか。(続く)
タイトルが、「はるかなる息子へ言葉を届けたい」になっていますが、はじめからそのテーマで対談するようになっていたのか、それをまず確認したいところです。
予想されるのは、「なんでも思いつくままで結構ですから自由に話し合ってください」と主催者から言われたのではないかと思うのです。
なぜなら、ブログに掲載されている過去の企画を見ると、毎回のようにテーマが違うみたいです。まあ、それが一般的なことですが。
また、同じテーマであれば、シリーズものだと銘打つのではないかと思います。
ということになれば、子どもの話をはじめた枡野さんの気質を、そこから推察することができます。
さて、谷川さんから尋ねられたことだけに答えればいいのに、枡野さんはご自分の子どものことばかり持ち出しています。子どもに強い関心を持つタイプ2らしい特長です。
尋ねられてもいないことでも勝手にべらべらとしゃべり出すのも、タイプ2でもウイング1によくある特長です。
おしゃべり好きで、口から生まれた人と言える人たちが多いタイプです。ただし、無口な人もよくいますから、これだけでは判断しません。
枡野さんの子どもへの思い入れが強いところは随所に見受けられますが、とりわけ面白いところが「向こう(元妻)にゆずらなきゃ」と思っているところです。(2ぺージ3段目)
「別れた父親に会わせると(子どもの)心が不安定になってしまう」と、元妻のほうが非難していることを、非難していません。同調しています。
たぶん、元妻も枡野さんと同じタイプ2の可能性があるところです。つまり、「子ども本位」に考えています。
親タイプらしい気質だからです。タイプ2(お母さん気質)とタイプ8(お父さん気質)の考え方によくあるものです。
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory7.htm
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page15.htm
親タイプであっても自分本位に考える人もいますから、この二人はかなり親的な配慮が強いほうです。より親タイプだと絞れる情報になります。
一方、親が子どもタイプ(1・7・6・3・4)であれば、そのような配慮は、かなり余裕がある時ではないかと予想します。
子どもタイプはさびしがり屋ですから、血のつながった我が子と会いたいという思いが強くなれば、我慢できなくなる可能性があります。
ただし、子どもタイプは子どもへの関心が強いほうではなく、次なる配偶者を求める方向に行きやすいので、子どもにストーカーすることはあまり考えられません。
子どもタイプは、親タイプよりずっと依存的な気質ですから、子どもがいないことでさびしがることはあまり考えられません。
それよりも、配偶者や両親や尊敬する年長者たちが居なくなることのほうが辛いと考えられます。
つまり、ツイッターに書いた若い男性も、タイプ2の可能性があると考えられるところです。また、その男性に批判的にならない枡野さんの気質も、ここに出ているのです。
また、「親に会わせないでいると、子どもの心が不安定になる」という発想がありません。そこが不思議なところです。まあ、タイプ2だと判定できたら、不思議でもなんでもないのですが…。
なぜならば、子どもタイプであれば、会えなくなったらよけいに親のことばかり考えてしまうでしょう。
「自分のことを親は忘れてしまうのではないか」、「自分のことは心配ではないのか」か、などと疑心に悩まされて不安に陥ます。
子どもへの配慮というものは、子どものタイプを知らないままで行うと、子どもたちの心を不安定にさせてしまう恐れがあります。
エニアグラム性格学を学ぶ必要があるとご理解が頂けるところです。(続く)
谷川俊太郎さんと枡野浩一さんの対談が以下にあります。短い文です。
ブログ「早稲田文学編集室はてな出張所」に載っているものをヒョンなことから見つけ出しています。
http://d.hatena.ne.jp/wasebun/20100519/p1
★「はるかなる息子へ言葉を届けたい」歌人は詩人に相談をした(前篇)(PDF)
http://www.bungaku.net/wasebun/read/pdf/tanikawa_masuno01.pdf
★「はるかなる息子へ言葉を届けたい」歌人は詩人に相談をした(後篇)(PDF)
http://www.bungaku.net/wasebun/read/pdf/tanikawa_masuno02.pdf
「いきなり離婚の話からはじまる異色の「親子(家族)をめぐる対談」、完全版では、子どもに向けて書くこと、詩人/歌人として生活することをテーマに、さらに熱く、あけすけに語ります!」
さて、谷川俊太郎さんに関してはかなり以前ですが、当ブログで取り上げて、タイプ4w5と判定しております。
そして、枡野浩一さんのエニアタイプは、タイプ2w1と判定しています。
この対談を読んで、お二人の気質がクッキリと出ていることがわかり、ちょっと驚きつつも良い教材になると知り、ご紹介しようと思しました。
これを読んでくださっている皆様の中にも、エニアグラム性格学の判定の仕方を知りたい方がおられると思います。
一度、対談を読んでみてくださいね。
今日は、タイプ名だけを明かしましたが、その根拠になるものは、これから取り上げて行くつもりです。よろしくお願いたします。
世界と否定的に結びついているタイプ(837)の男性は、本性も男性で、自己同一性は複雑になっていません。
同性は敵かライバルでしかありません。従って、男性には非協力的です。また、男にはまるで関心がないってことが顔に書いてあるくらいです。
しかし、女性のことは大好きらしく、女性たちから人気を得たり、女性からの愛を勝ち取りたいという思いは強い気質です。
尤も、その女性から冷たくされたり、邪険にされるとショックは大きくなるので、女性を憎むこともあり、「女なんか」などと、無関心を装っているかもしれません。そこで、女嫌いな男性なのかと思われることがあります。
さて、古今亭志ん朝さんですが、ウッイキペティアには以下のように書かれています。
「特に春團治とは共に親が落語家であったこともあり双方とも格別の思い入れがあった。だが二人会になると文字通りの真剣勝負で、二人とも気合いの入った高座の熱演となった」
これが本当ならば、「世界と否定的に結びついているタイプ(837)」だという可能性は低くなってしまいます。
春團治さんとは熱い友情があったように見えます。「世界と肯定的に結びついているタイプ(261)」の可能性が強くなると考えざるを得ません。
また、3つのタイプの中で、「親友」という言葉を盛んに使うのはタイプ2に圧倒的に多く、全タイプと比較しても、このタイプ2が一番に使うセリフです。
そうなる理由を挙げるならば、まず、タイプ1は「長女気質」で、タイプ6は「次女気質」で、「子どもタイプ」という呼び方をしているように、「子どもタイプ」は、おとなを求めています。
261は、男性に向くタイプですから、タイプ1とタイプ6は、父や父に代わる年長者を追い求める傾向があります。
つまり、尊敬でき敬愛できるのは年上です。同年齢の対等な関係の人物は、そうした対象にはなりにくいと考えられます。ここで残るのはタイプ2です。
なお、ウイング1が圧倒的な多数派で、ウイング3はめったに見かけませんから、確率的にみると、2w1になってしまいます。むろん、これだけで判定できるものではありませんから、単なる予想です。
落語ファンではありませんが、志ん朝さんの落語は聞いたことが一度もなかったので残念なことをしました。
ただ、志ん朝さんの父上・古今亭志ん生さんのレコード盤が実家にあり、高校生くらいの頃に聞いていました。噺しのうまさは今聞いても絶品なのではないかと思います。
古今亭志ん生 「風呂敷」の全編は以下で見られます。
http://video.google.com/videoplay?docid=2913089712772544946#
録画されたものは、志ん朝さんが40代頃みたいです。
さて、ウッキペディア(青字の部分)によると、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%8A%
E4%BA%AD%E5%BF%97%E3%82%93%E6%9C%9D
「上方の噺家との交流の深さは同世代の東京の落語家の中でも度を抜いていた。前述の松鶴との関係は有名であるが、他には3代目桂春團治と3代目笑福亭仁鶴とは、二人会を開くなど親交を深めた」
このエピソードからは、人との交流が多い人だったことがクッキリと出ています。しかも、相手はみな男性です。
①世界は肯定的→261→信用しやすく協力し合うことができる
②世界は否定的→837→敵かライバルでしかなく、非協力的
③世界は両価的→594→上記どちらもありどちらとも言えない。
また、以下のように分析しています。
①261→男性を強く意識するタイプ→男好き
②837→女性を強く意識するタイプ→女好き
③594→性差がない→人間一般
261の男性は、身体は男性で男性的なところもあるにはありますが、本性は女性的だと言えます。そのせいか、女性には気軽に声をかけられ、女同士なんだから協力し合える、友だちみたいな口を聞く人たちです。
それは、とくに、タイプ2の男性です。人見知りも少なく、人馴れ離れの早いタイプですから。そして、男性好きゆえ、真に求めるのは男性との友情ということになり、熱い男同志の関係(親友)を求める傾向があります。
(女らしくない女たち、男らしくない男たち)
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page15/15-1~/15-42.htm
たとえば、友人の夫は自営をしておりタイプ2w1です。近所のおばさんが店先を通りかかると話に花が咲いて、客が来てもおしゃべりに興じているので、困っていると友人の愚痴をきかされました。
エニアで性格分析してそれを伝えると、「女好きなのかと思っていたが、そうではなかったんですね。ちょっと安心した」と語ってくれたことがあります。
タイプ2は本質的には男好きですが、男には警戒心が湧きやすく緊張もして、また期待も多いためか、気さくに語らいにくい相手です。それゆえ、女性との会話を気軽に楽しめるので、「女好き」だと誤解されることはよくあります。
志ん朝さんも、どうやら、こちらに該当しそうです。でも、この続きは次回にしたいと思います。
今日で3人目の落語家となりますが、古今亭志ん朝さんのエニアタイプは、タイプ2w1だろうと予想しています。しかし、判定はしていません。
気質がわかる情報を探しましたが、本当に少ないんです。著書はありますが、気質がくっきりと絞れるものは見つかりませんでした。
既に亡くなられた方ですから、情報が追加されることもないので、この先に進めることができません。このタイプだと判定できないままに終わりそうで、とても残念です。
しかしながら、2w1ではないかと予想した根拠だけは示したいと思い、取り上げてみました。
例によってウイキペディアに書いてあることをご紹介しますが、これは皆さまのほうでもすぐに検索して、確かめることができるものゆえウィキを取り上げています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%8A%E4
%BA%AD%E5%BF%97%E3%82%93%E6%9C%9D ← クリックすれば飛べます
さて、ウッキ(青字の部分)に載っている古今亭志ん朝さんは、「父志ん生を尊敬していたが、芸人としては上方噺家・6代目笑福亭松鶴に心酔し、6代目三遊亭圓も敬愛する先輩であった」
同じ落語家の先輩である父親を尊敬したり、話芸のうまい落語家に心酔したり敬愛する、ということは、とくにタイプを特定できるものではありません。
ただし、タイプ5とタイプ8が、他の人間に心酔したり敬愛するとは思えませんから、この二つのタイプは消去できると考えます。
「1978年5月の落語協会分裂騒動で、志ん朝は一時的に圓生と行動を共にして落語協会脱退を表明している」
このエピソードは凄いことです。協会から脱退するというのは保守的な落語界ではかなりの異端であり勇気がいります。
敬愛する人物と行動をともにすれば、仕事が無くなる恐れがありますからね。敬愛しても、それとこれとは別という考え方をしていません。
この場合「自分と世界は肯定的に結びついているタイプ261」の可能性が高くなります。人は協力し合うことができるものと思い込んでいる人たちです。
①世界は肯定的→261→信用しやすく協力し合うことができる
②世界は否定的→837→敵かライバルでしかなく、非協力的
③世界は両価的→594→上記どちらもありどちらとも言えない。
男性と女性を比較すればわかると思いますが、男性のほうが争いになりやすい気質です。
ケンカ騒動が多いのも男性です。女性のほうが周りの他の人と手を携えて協力し合えると考えられ、比較すればより平和的な気質だと言えるでしょう。
長くなりました、この続きは次回にて…、
林屋三平さんが逝ってしまわれてから31年も経っています。あの頃の若者は、将来に夢や希望が持てたような気がします。でも、この頃は、若者が職に就けなくなり、若者でなくともなんだか、お先真っ暗という感じがします。
そのせいか面白い落語を聞きに行きたいと思っています。さて、三平さんに関してウッキペディアにある記事(青字)です。
「ネタやトークにおいても、品位に欠ける下ネタに分類されるものが一切無かった事も大きな特徴である。下ネタを「外道の芸」「芸を腐らせる」として徹底的に嫌う芸人としても有名であった」
三平さんは優等生気質(7・1・4)です。優等生というのは下品を嫌います。また、羞恥心もかなり強いほうですから、下ネタの類を口にすることは普段でもあまりありません。
それを多用するのはタイプ2w1の芸人です。マンガ作品も下品とか下ネタが多いのは、タイプ2w1にしかいないものと言えるくらいです。
たとえば、「浦安鉄筋家族」のような作品です。作者の浜岡賢次さんをタイプ2w1と判定しています。登場人物の全員がタイプ2w1で、キャラクターの性格分けができていません。みな元気いっぱいで図太くて…。主人公はダメ教師でかなり自虐的です。
タイプ7w6にも自虐的な作品はよくあります。たとえば、以前にこのブログで取り上げたそのものズバリの「自虐の歌」です。しかし、この作品には下ネタはありません。下品なところもありません。
尤も、タイプ7は興奮しやすい気質ゆえか、めったにはないが下品なことを言ってしまうこともあります。上記の動画からも見つけられます。きっと後悔しているだろうと予想します。
しかしながら、三平さんは芸人ですから、どうしても客席から笑いを取らなければならない職業です。それで、プレッシャーからなのか笑いを取るために無理をしているように見えます。追い詰められて下ネタをつい口にしてしまったのではないかと思われます。
タイプ4とは違い、周囲からの反応に敏感な気質ゆえ、自分のやりたいことを押し通せなかったのではないかと考えられます。人々から愛されたい願望の強さの表れだと考えるところです。
しかしながら、タイプ2w1とタイプ7w6はしばしば間違えられますが、下品を嫌うというタイプ7の傾向は普通人たちにはくっきりと見えます。それを忘れなければ両タイプを間違えることはないと思います。
動画にもありますが、三平さんはかなりの人気者でしたから、退院時でもニュースになりました。その時のインタビューで、「一番しんどかったことは?」と尋ねられて応えています。
「休んでますからね、舞台を…人気が落ちゃうんじゃないか」 人気者になっていたいという願望が強ければ、人気を無くすことほど怖いものはないと考えられます。
アナウンサーはその時の様子をビデオで見て、「三平さんは話したくて仕方がないんですね」と語っています。しかし、それよりも、三平さんは「休んでいたので、挽回しなくてはならない」と、ウケを狙ってかなり無理していたのではないかと私は想像します。
顔つきからはまったく元気にはみえませんから。また、人目のあるところでは無理しても良い子になり、優等生を演じてしまうタイプです。
周囲の人たちの動向を本当によく見ており、それは全タイプ中でタントツです。敏感に反応して行動に移します。細かなことも気づくのが、タイプ7w6です。
気遣いが多すぎると言えるくらいです。たとえば、ウイキペディアに書かれていた以下のことです。
「売れ始めた当初は、遊びが過ぎて、家に殆ど金を入れず。ネタづくりのとき、仕事仲間から自宅の仕事部屋が暑くて困ると言われ、唐突にエアコン(当時は高級品)を購入したが、下の窓につけたのでちっとも涼しくならず、みんな寝転がってネタを作ったり、移動が大変なので、自家用車を買うことになり、夫人に相談もなしに運転手つきの車を購入するなど、値の張る衝動買いをしばしば引き起こしている」
タイプ7は、また、「人生は楽しまなければならない」という「ネバ人間」です。それゆえ、売れ始めると興奮してしまい、自制が効かなくなるだろうと予想されます。また、元々に心の揺れ動きは激しく、興奮しやすい気質です。
周りから遊びに誘われたら、いやいやにはならず、率先して遊んでしまうこともあります。三平さんはとくに、ウイング6が重いらしく、断ることもできにくい人だったのではないかと考えられます。神経が細かすぎるのです。
また、買い物好きな気質ですから、元々に衝動買いをしやすい気質でもありますが、上記のエピソードは周囲を気遣ってやったかもしれないと想像します。
そして、「息子の林家正蔵の回想によると、子どもの頃の父・三平に対するイメージは典型的な優しいお父さんという印象だったが、落語家として弟子入りした直後からそれまでの態度が嘘のように厳しい態度をとるようになり、下積み修行時代には容赦なく殴られることも少なくなかったとのこと」とあります。
7w6の父親はこれまで得た情報では、ほとんど子どもには優しいと言われるものばかりです。とくに娘には優しいが、息子は放任になりやすいほうです。
しかし、根は超真面目人間です。弟子ともなれば厳しくなりますが、男子に対してなら一層容赦がなくなるほうですから…。
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