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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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b7b2edb4.JPG一昨日は、近くの平戸橋公園に立ち寄り、桜を眺めた。

公園内には柳宗悦の書斎がそのまま移築されているが、たまたま覗いてみる。宗悦自筆の俳句が飾られていた。
  (写真は徒歩10分くらいのところにある桜並木)

青い空 
今日も又    …宗悦

そして、なんとなく、昨日の夕方も車で15分くらいかかる水源公園へと桜を見に行く。淡い桃色のソメイヨシノと、濃い桃色の枝垂れサクラが矢田川に沿って、見事に花を咲かせていた。

風が冷たく強かったので、サクラ吹雪の並木を歩くことになった。気持ちが高まる。ふと歌碑が目に入る。種田山頭火の俳句です。

さくらさくと酒がこぼれます  …山頭火 

この人をことを知ったのは30年以上も前ですが、よく覚えています。衝撃的でした。形式にとらわれず、素朴で哀しく、ちょっとおかしくて、静かな味わいのものばかり。

(ちなみに、柳宗悦さんは2w1で、山頭火さんを4w5と判定しています。タイプ4はとかく一つのことに集中すると、他のことはほとんど全て、というくらいにお留守になってしまう傾向があります。桜に見惚れてしまい、大切な酒をこぼしてガックリしているんじゃないだろうか。でも、美しいなあ!と思っている。私の解釈です)

宗悦さんは「無事の美」という理念を語り、民藝運動を起こした人として知られています。普段の民衆の暮らしの中にある美を評価した人です。

飾らない、無駄がない、使いやすい、そんな暮らしの道具の中にこそ美しいものがあるという考え方だと私風に解釈しています。

しかし、それもこれも民衆の暮らしが無事であったればこそです。その暮らしが丸々と破壊されてしまう、恐ろしい郷土になりつつあること、柳さんは天国からどんな思いで見ているのだろうかと。

今日4/12は晴天。青い空が今日もまた見られるが…、

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「父は激情家で、なぐる手が止まらないタイプで、うんざりしながらなぐられていた私は…中略…理不尽だと思っていた。でも、彼は私を愛しているんだ、きっと と、合理化しなければ私は生きて行けなかったんだと思う。私は愛情というものを食ったことがないけれど、愛憎という世界なら、誰にも負けないくらい知っている。それを書こう」 槇村さとる著「イマジン・ノート」より転載

そこで、
『白のファルーカ』というマンガ作品がつくられたようです。ところで、タイプ2は「父親と男性に向くタイプ(261)」です。あまり使いたくないのですが、「ファザコンタイプ」です。

愛と憎しみが同時に押し寄せることがあります。とくに、暴力的で支配的な父親であれば、ファザコン度は深刻になります。

でも、父親からは何も押し付けられず、または
放任されていたならば、ファザコン度は軽度になり、本人もそれと気づかないままということがあります。

父親と良い関係ならば、父親大好きになり理想の父にもなります。どちらにしても、父親に対する反応は、過剰というか過度になりやすいタイプが、この3つのタイプです。

ところで、殴られていたのに、「父は自分を愛していたんだと合理化できる」のですから、その場合、気質はきついほうに入れます。それは2にしか起こり得ないものです。6と1はなかなか合理化できないと考えられます。

なぜならば、怖がりゆえ父親に対する恐怖心が勝ってしまうのです。でも、恐怖心から沈黙して従いますから、暴力を再三にわたって受けることは少なくなります。尤も、心の中では軽蔑しているかもしれませんが。

この2つのタイプは、自分を愛していたなどと合理化することは不可能で、憎まれていた、疎まれていた、要らない子どもと思われていた、と受け取る可能性があります。いつもどんな場合でも、恐怖心というもののほうが大きく作用します。

しかし、タイプ2の娘のほうはさほどに怖がりでもなく攻撃的な気質ゆえ、反抗的になります。それで、生意気だということになり、暴力も受けやすくなります。これは父親だけでなく夫に対しても、このようになってしまう可能性があります。

DVがよく取り沙汰されていますが、きつい気質の女性のほうが、父親や夫など男性からの暴力を受けやすくなると考えられます。

怖いがりで臆病であれば、一切逆らうようなことはせず、逃げ出すことだけ考えているか辛抱しているでしょう。ですから、「臆病であることは暴力を受けにくい」になるでしょう。

なお、父親がどのような人なのかで、261の子どもでも、それぞれに違った対応をします。タイプ1でもタイプ6の子どもでも反抗的になることがあります。

父親が超わがままで暴力を振るうだけで、子どもへの理解が少しもないのであれば、子どものほうも憎しみが深まります。

そうなれば、その親子関係はさらに悪化して危険を孕んできます。このように、いろいろなケースが考えられます。従って、「父に向く」とは、
わかりやすい現象ではあるが、実は判断するのは容易ではありません。

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槇村さんはマンガを描いている時に、あることに気づいたようです。主人公が母親のことを懐かしく思い出すシーンを描くために、自分の小さい頃のエピソードを思い出そうとしたのです。

「え~~と、え~~と、頭にカスミがかかったようにどんより。自分と母親の間にあったエピソードが、何一つ思い出せないのだ。気がヘンになりそうになった。12歳まで一緒だったのだから。何だって普通にしてくれたはずだ、それなりに接してくれてたはずだし でも出てこない 落ち着け 何かある 思い出せ すっかりパニック!」 (集英社『イマジン・ノート』より転載)

こういうことはよくあります。「父親(男性)を強く意識するタイプ(261)」にとっては、母親や女性の存在が軽いという傾向があります。

それゆえなのか、幼児期から思春期くらいまでの母親との思い出があまり記憶に残らないという傾向が見受けられます。

たとえば、エニアのワークショップとか講座などで、「7歳くらいまでの父親と母親との思い出を一つずつ箇条書きにしてください」とお願いすると、この傾向が出てくるのです。

むろん、「傾向」なので、それに該当しない人はいます。そこは誤解なきようにお願いいたします。

そして、「母親を強く意識するタイプ(8374)」は、その逆になります。この3つのタイプにとっては、
父親の存在は軽いと考えられます。

幼児期から思春期くらいまでの父親との思い出があまり記憶に残らないという傾向がしばしば見受けられるのです。


なお、最近、タイプ3の娘さんを持つ受講生から聴いたことですが、娘さんの携帯電話のアドレスに、父親のアドレスは載っていなかったみたいです。

受講生(母親)が、「どうしてパパのアドレスは載せていないの?」と尋ねたら、娘からはそんなこと考えもしなかった、というような反応があったというのです。でも、母親のアドレスは携帯を買ってから、いの一番に載せているのだそうです。

マンガにもあります。「クレヨンしんちゃん」は、タイプ7の作品ですが、しんちゃんの父親の名前は“父ちゃん”です。母親の名前は“みさえ”です。

「父ちゃんの名前は?」と尋ねられて、しんちゃんは、「父ちゃん!」と答えているシーンがあります。父ちゃんの名前など必要ないかのような扱いです。創作品にも、これらの傾向が出ているのですから、本当に驚いてしまいます。

また、2日前の2月27日のブログでは、タイプ2w1の男性が妻とのことをまとめた手記のはずなのに、妻に関する記事がほんの少々だった、という現象をお伝えしています。

そんなことを考えると、もうこれらのことは根本的なことです。つまり、DNAに書かれているようなものではないかと考えられるのです。

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いろいろなメールを頂いていますが、なにか誤解を受けているみたいです。私のことをマンガ大好きだと思い込んでおられるようです。

マンガは嫌いではありませんが好きでもありません。
マンガの中に面白いとか優れているものがあると、その作品には惹かれます。くだらないマンガでも、そのくだら無さが面白いことがあります。

しかし、夢中になったことは一度もありません。子どもの頃、マンガ本を買ったことはなく、現在、仕事上で要りますが、できるだけ買わないよう工夫しています。

でも、くだらないマンガが多すぎます。お金と時間を返せと言いたくなるものばかりです。むろん、小説でも、その他の分野の本にもよくあることなんですが…。元々大量に読書するほうなので買う場合は厳選します。


ブログや講座などでマンガをよく取り上げるのは、エニアグラムの学習資料としては使いやすいからです。また、実例を資料として使い、ブログなど公の場で出すならば、関係者の了解を得なくてはなりませんからね。

なお、マンガやその他の出版物の批評は社会的に認められていることです。ただ、マンガの絵そのものをコピーして載せると著作権侵害になります。載せたい場合は連絡をとって転載料金を払う必要があります。表紙絵などはオーケーです。宣伝してあげているようなものですから。


さて、槇村さとる著「イマジン・ノート」(集英社文庫)を読んでみました。とっても歯切れのよい文です。エニア理論からみても取り上げられるものが多くて、一部ですがご紹介したいと思います。

「6年生の時、私はなにか彼に取り入ろうと、愛想よくしたり、心細がって見せたり、自分は結構いい子どもであるとアピールした」とあります。

この文は、ブログ01
/24の最後尾のほうで取り上げていることそのまんまです。一度ごご確認いただけたらと思います。槇村さんのエニアタイプをタイプ2w1と判定できると考えています。2w1女性によくみかける行動パターンです。

「学校(6年)からの帰り道で、友だちの話に相づちを打ちながら、フッと思い、あれ○ちゃんには○ちゃんの人生ってやつがあるんだ! 私の人生の主役が私なように、○ちゃんの世界では○ちゃんが中心なんだ! 私はちょっとめまいがした」

「え、じゃあさ 今私の目の前を歩いているおばさんや子どもたちや、この人たちもみんな“主役”なんだ! つまり、その時まで世界は全て私だけのものだった訳ですネ。私中心で世界は回ってた。赤ん坊の時からずっと…」 


槇村さんのように子どもの頃に、自分同様に他の人たちも自分が世界の中心にいるような振る舞い方をしていると気づく人がいます。しかし、気づかない人もいるように思われます。

攻撃タイプであれば、どちらも自己中心的な振舞い方を多少の違いがあるもののやっています。しかし、それに気づいている人のほうがジコチュー度は浅いと考えられます。気づいていない人は、ジコチュー度が深い、と考えると、その行動の仕方がよく理解できます。

あなたの周りにもいるのではありませんか、どちらも…。でも、どういう人たちがジコチュー度が深いのか、曖昧でよくわからないとは思いませんか。

「ジコチュー」と言うべきか、それよりも「わがまま」のほうが合っているのか、「自分勝手」なのか、そこら辺りもわかりにくいですよね。次回は、もう少しわかるようにしたいと思っております。


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テレビドラマを視聴するのが大好きだという元受講生からメールが届きました。現在は「蒼穹の昴」というもので、NHK総合日曜夜のドラマを楽しみに見ているそうです。

「講座で、
西太后のことをタイプ8だと紹介されていたので興味深く見ていたんですが、でも、作者の浅田次郎さんがタイプ2らしく感じられるので、西太后がタイプ8らしくないように見えるんです」

d3db4d85.jpg「でも、西太后は臣下などに、自分のことを“老仏爺様(ラオフォーイエ・)”と呼ばせています。甥の皇帝(光緒帝)には、“親爸爸(チンバーバ・実のお父さん)”
と呼ばせているんですよ。これって、やっぱり西太后が「お父さん気質」だからではないでしょうか」

浅田次郎の原作本を読んでみましたが、たしかに原作にも書いてありました。小説ゆえ事実ではないものが含まれていると考えねばなりません。しかし、このような類のことが創作できるとは考えられません。

浅田次郎さんはタイプ2w1と考えられますから、西太后がタイプ2らしく感じられるというのは必然的になるのではと思います。

でも、なぜ、このような呼び方を西太后が求めたのか調べる必要があると思います。しかし、中国語ができればネットで真相を調べられるとは思いますが、それは無理です。

日本語サイトでは、なにか奇異に感じたり、おかしな呼び方だと語っている人たちはいます。また、次のようなものも見つかりました。

 「自分のことを…大切なお父さんと呼ばせた、それには2つの目的があります。一つは生みの親との関係を完全に断ち切らせ自分と新たな親子関係を築かせるため。もう一つは、権力関係をはっきりさせることです。お父さんと呼ばせることによって光緒帝は、西太后の前では逆らうことができなくなります。光緒帝の心の中で彼女が絶対的な権威となり絶対的な君主となるのです」

でも、これって少し変です。お父さんと呼ばせたら、逆らうことかできくくなるものなのでしょうか?

西太后をタイプ8だと見たならば、その威圧感で他の人たちを圧倒して怖がらせることもできます。原作を見ても、甥の光諸帝が西太后を怖れていたと書いてあります。

ちなみに、西太后の権力欲の強さは相当なもので、3度もクーデターを起して権力を掌握しており、権力に固執していることが露骨に出ています。そこまで権勢欲か強ければ、タイプ8に絞れると考えられます。

そして、タイプ8であれば当会の理論では、「父親気質」です。本人自身が、「おかあさん」と呼ばれることに違和感を持つ可能性はあります。また、念の入ったところは「おじいさま(老仏爺さま)」と呼ばせているところです。

呼び方や呼ばれ方というものは、結構、その人の本質的なものと関わりがあるとみています。以下にすでに公表しているものです。


http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page15/15-401~/15-407.htm


http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page15/15-401~/15-409.htm

また、上記にもあるように、タイプ8は人を従わせたがるほうで、自分に逆らう人間は徹底的に叩くという傾向はあります。「権力者(権威ではない)、絶対的な君主」になりたいという欲求が強い気質です


従って、そんな呼び方をさせようとした女性ならば、本性は男だったと考えられ、なおさらタイプ8だと判定できるでしょう。ちなみに、このような性格分析をしているのは世界でただ一つ、おそらく当サイトのみです。

 

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アイルランドの旅から帰って早くも4年以上経ちました。1ヶ月前、図書館の本棚にある「アラン島」というタイトルがふと目について手に取りますと…。

1953c886.jpgジョン・ミリントン・シングという青年が100年前に書いた紀行文でした。アイルランド人です。私が訪れたところも出ており、地名も馴染みのあるものだったので、面白く読め終えたんですが。

シングは詩人イエイツ(アイルランド人)にすすめられて、この島に赴いたとあります。シングは島人から、島に伝わる妖精譚などを聞かされます。やがて、それをもとに戯曲を作っています。

100年前のアラン島の人々の素朴というか原始的な生活ぶりがよくわかり、しかも、シングはこの島に惹かれていたこともよくわかるものでした。

ちなみに、シングはプロテスタントで島人はカトリックで、使う言語も違います。島人からみれば、異邦人みたいなものです。

ところで、シングのエニアタイプは、タイプ4ではないかと絞れる情報も入っていて、興味深く読むことができたのでした。そこら辺りを少しご紹介します。

イエイツが、シングのことを回想している文があるそうです。「彼には病的なゆううつ状態から救い出してくれる何かが必要だと感じて」、島行きを勧めたみたいです。

シングと交友関係があったある作家によれば、「シングは何かを尋ねられれば答えるが、自分のことは語らず、世間話もしない男だった」

他の人たちのシング評もあります。「彼は人生の傍観者だった・入ってきて、腰掛けて、見ているだけ、それが彼だ・全然しゃべらない、いつも聞き役だ・私は本当のシングってものがわからない等々」

しかし、フィドル(バイオリン)を弾いてアイリッシュ音楽を村人と楽しんでおり、なにやら得意の体操の技を披露したりしています。手品もできたみたいです。

また、ハサミをくるっとまわして、子どもみたいに喜んでいたとか、むっつりお茶目な人柄だ、という言い方もあります。

イエイツと知り合った頃は元気のないタイプ4で、アラン島で癒されて、ついには戯曲家として名を成したと考えられます。

65e8bfe8.jpgちなみに、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)もアイルランド人です。タイプ4と判定しています。ウイングはふたりともに5ではないかと思うのですが、判定できる情報は見つかっていません。

ところで、シングと八雲は年代的には同じ時代を生きています。なんと八雲も紀行文をよく書いています。新聞記者でしたからね。

日本の民話や伝説などを題材にした再話文学を著しています。「耳なし芳一」がよく知られています。ここも、シングと似ているところです。

そして、日本人からは八雲は外国人です。そして、シングも八雲もあちこち流浪しています。自分の居るべき場所が見つからなかったんでしょうか?

島根県の松江で過ごしており、民話の聞き取りの旅にもよく出かけています。どちらも都会好まず、田舎とかひなびたところを好んでいます。

八雲の妻・節子さんが、「思い出の記」を書き残していますが、「人づきあいをしたがらない・子どものように無邪気」とあります。

ついでながら、私の友人のタイプ4w5も紀行文を書いています。30年以上前に書かれたものですが、つい最近、読ませてもらったばかりです。



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タイプ2の男性にとって男の存在は大きく、無視できにくい傾向があります。それゆえか、悩み疲れ果てて、男性とうまくつきあえなくなる人も出てきます。

タイプ2の男性は、女性のほうが気軽に付き合えるので、ナンパに励み、女性とだけつきあって、男嫌いなのかと思われるような男性もいます。

基本は男好きになりやすいのですが、男好きは男嫌いに転化しやすいのです。そこでタイプ誤認をしてしまうのでしょう。

本宮さんのような硬派もいれば、軟派もいます。どちらであっても、タイプ2は男性に無関心にはなりにくいという特長があります。

従って、このように、いろいろな傾向や特長を一つの言葉で総称する必要があります。そこで、基本理論に使用する言葉を慎重に選びました。それが、「男性を強く意識するタイプ」です。

さて、本宮さんは「天然マンガ家」の中で次ぎのように述べています。「私には特技があった。波長の合う相手に対してだが、天真爛漫を装い相手になつくことである。ぞくに言うジジイ殺し」

相手は女性なのかなあと予想しつつ読み進めると、なんと男性です。男性の年長者にに対して天真爛漫を装っていたんですね。やっぱり男好きなんだなあと思わされる一文でした。

尤も、当会の理論が間違っていないと証明されたみたいで、ホッとしました。

ところで、「サラリーマン金太郎」の主人公は、大手企業の会長を助けた縁で入社しています。政財界の権力者や役員とか、その他の男性と出会い手助けをしたり、ちょっとした触れ合いなどから親しくなっています。

つまり、「なついている」のです。また、それを活かして出世するというお話です。あまりにも調子のいいストーリーなので、この手のマンガは嫌いだ!と吐き捨てるように言った男性がいました。

しかし、タイプ2は「自分と世界は肯定的に結びついているタイプ(261)」です。このような主人公に同化しやすく、読み終えると充電されて元気を回復することがあります。

タイプ4の「世界が破滅すると想像すると気分が晴れる」(1/04ブログ)と比較すると、その違いに驚くのではないでしょうか。

先日届いたタイプ4の人からのメールにもあります。「
そうそう、破滅することを考えると落ち着くことがあるんですよね…不思議なことに」

ところで、「なつくこと」とあります。なんとなくウイングは重くはなさそうな雰囲気です。どこか器用で愛嬌があって図太い感じです。w1が重くなるほど神経質になりますから。

w1が重くなると、媚びる、迎合する、怖がる、緊張する、厳しくなり批判的になる、関心がないみたいなふりをする等々、屈折して、より複雑になり、心が忙しくなる傾向があるからです。なお、これらは男性だけでなく、女性にもよく見かけるものです。

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本宮ひろ志さんの著書、「天然マンガ家」を読んでみました。マンガ「男一匹ガキ大将」が大ヒットしていますが、作品内容を当会の理論に当てはめていくと、タイプ2w1と判定できます。

本宮さんは中学を出てすぐに少年航空自衛隊に入ったという、マンガ家にはあまり見当たらない経歴です。中学の頃には7、8人のグループを仕切り、副番(副番長)で一時期暴力団に入っていたこともあるという。まさにガキ大将だったんですね。

ところが面白いことを述べています。

「あの頃(18歳くらい)、私の頭の中から女の子とつきあうという観念が全く欠落していた。女の体をすでに知っていたが、女の子と恋愛するという感覚は、まったく別世界の出来事のようにしか思えなかった」

18歳頃であれば女のことばかり考えているものだ、というのが定説(?違ったかな…)です。常識的な見方とも言えます。(間違いない!たぶ ん


女性と肉体関係を持ったことがあれば、性的欲望に火がついて、女の子の尻を追いかけまわすようになる、などという言い方もあります。

ところが、本宮さんはそうではなかったようです。当会の理論では、タイプ2は「男性を強く意識するタイプ(2・6・1)」です。女性の存在は軽く、無視することもできる傾向があります。(以下をクリックすれば、その理論が載っているページに飛べます)
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory5.htm

この3つのタイプの男性はあまりよい言い方ではありませんが、「ホモ野郎」と言われていることさえあります。受講生だった6w5の青年(20代前半独身)もそう言われていました。

あるタイプ1の男性(20代後半独身)は、女性に無関心だということが周囲の人たちに露骨に知られていたのです。なお、この2人の男性はへテロセクシャル異性愛者です。ホモセクシャルではないので、お間違えないようにお願いします。

この年頃ならば、タイプ2の男性は男友だちとつるんでばかり、そこでの葛藤から、女性のことなど考える余地がないくらい、というケースもしばしば見受けます。

なぜならば、「男性を強く意識する」とは、男に対して過剰反応することなのです。男たちからの一言一言に腹を立てたり、大いに喜んだりしていると想像します。

男との関係で、一喜一憂し、しばしば悩まされている可能性があり、その手の渦に巻き込まれていたら、女性のことなど欠落してしまうでしょう。そっちのことで頭の中は一杯になっているのですから。

なお、彼の描いたマンガ作品のほとんどが、そうです。男同士のケンカ沙汰とか、友情とか裏切りとか、助け合い等々、あまりにも明確です。理論通りと言えるくらいです。

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明けましておめでとうございます。

今年もポチポチとエニアに関する有益情報(?そのつもり)や面白いお話をご紹介したいと思っております。

元旦早々ですが、コタツにまるくまってマンガを大量に読んでいます。「マンガ性格学(仮称)」というタイトルの本を出したいと、今年こそは奮闘せねばと思っているのですが、どうなることやら…、

大量のマンガを買い揃えるのは大変なので、マンガ愛好家の友人や知人たちに借りまくっています。そんな中で、凄く絵のうまいマンガ家を見つけました。五十嵐大介さんという方です。

f1e3d5b6.jpg基本的に書籍本類は買わないほうですが、この人、あまりに絵がうまいので購入してしまいました。「魔女」と「はなしっぱなし」です。

すべて本人がボールペンで描いているのだそうです。森の奥深くとか木陰や河の淵などに、何やら何かが蠢いているように見える怪しげで幻想的な雰囲気の絵です。

エニアタイプはタイプ4と判定しています。ただし、この2つの作品から、このタイプだという根拠を示すのが難しくて、ご紹介するべきなのかとかなり悩みました。ハッキリするまで紹介するなよ! って言われそうですね(笑い)

「海獣の子供」というマンガはまだ読んでいません。こちらはストーリーがはっきりあるみたいなので、もしかしたらと思っています。

ですが、五十嵐さんは想像力が豊かだと思われるので、これからも多数、作品を発表されるでしょう。いつか根拠を示しやすいマンガが出てくることを期して、思い切ってご紹介することにしました。

緻密な描写から、防御タイプらしい緻密な気質は出ていると思うのですが…。インタビュー記事(以下)などには、少しタイプ4らしさが出ていると考えられます。

http://d.hatena.ne.jp/iga-ren/20070708 

インタビュアー:
中学生の頃に描いたサイレント風の漫画というのは、どういうストーリーだったのですか?
五十嵐大介:なんというか、漫画よりはむしろアニメに近かったというか。さらに言えば妄想に近い(笑い)。地球が爆発して滅亡するような。

タイプ4はよく妄想するタイプですが、とかく「滅亡する」というような妄想になりやすいかもしれません。たとえば、気持ちが沈んでいる時に愉快な事を思い出すと、気分が晴れる人がいます。

しかし、タイプ4は、世界が破滅するという妄想とか、不条理なマンガを読んたり、描いたりすると、気分が晴れることがあるようですから…。

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運にかけるとは、チャンスをうまく摑むことで、そのためには広く情報を収集することが重要になります。従って、タイプ8は情報重視タイプです。

400年以上も前のこと。織田信長が桶狭間での戦いで華々しい勝利を収めています。運を手に入れたのです。それは、
あらかじめ情報をよく収集して、今川義元軍が油断しているところを義元の首のみを狙って一挙に仕掛けた」と考えられています。

凄~い逆転劇でまるで映画みたい(?)です。日本人ならみな知っている戦いです。ただし、これとは違う説もあります。(ちなみに、桶狭間の戦場だと言われている所は私の自宅から車で1時間くらいのところにあります)

「正面から攻撃をしかけたが、今川軍の先鋒は織田軍の予想外の正面突撃に浮き足立ち、混乱が義元の本陣に波及して、ついに義元は戦死した」という説です。

今年の5/18のブログにて、信長をタイプ8と判定しているとご紹介しています。信長がタイプ8であることが事実ならばチャンス狙いをするはずです。

相手の弱点や隙を狙うのは必然的です。今川軍は25000の大軍で、織田軍は10分の1くらいだと言われていますから。

勝ち目がなかったら誰もが敵の弱点や隙を狙うでしょう。正面攻撃など有り得ないと思うのです。奇襲だってなんだってやるでしょう。まして、タイプ8は、先手必勝型タイプですから。

なお、これに関しては、著書「究極のエニアグラム」にも掲載。HP内にある「タイプ8の基本的な性格」や、以下のサイトにも載せています。
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory7.htm


このように、正面攻撃説に対して切り込むことができると考えます。歴史上のさまざまな事件を、エニアグラムで分析するという作業もかなり面白いものです。

エニアグラムが真実を見通せるツールとして使えます。調べたいこともたっぷりとあるのに、時間がなくてパワーも足りず、とても残念です。

ところで、私にはタイプ9w8の姉がいます。私の子どもの頃からの弱点や失敗などを、何かあると持ち出して妹に告げます。決して忘れないんです。8のウイングを鮮やかに見せてくれます。怖い人なんですよ(笑い)

それにしても、タイプ8(お父さん気質)によると、プロになるには才能は10%でもいいみたいです。「自分には才能がない」などと悩んでいるとしたら、そんなことでクヨクヨしないで、チャンスを狙いましょうよ!

ときに、お父さんの意見は聞き入れたほうがよいと思うのです。就活にも使えます。その企業がどんな人材を求めているのか情報を収集してください。小さな企業でも伸びる可能性が大なのか、調べることはたくさんあるはずです。

また、タイプ8になったつもりで、強気になって面接に行ったほうが成功するのではないでしょうか。気持ちの持ちようで、運に見放されたり、運を味方にします。

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竜頭 万里子 (りゅうとう まりこ)
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