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桑田真澄さんの気質が鋭く出ているのは、野球選手を辞めると決めた前後の時期です。気持ちが不安定なときこそ、気質と言うものは、より先鋭的に浮き出ます。
2007/8/15。「大事な時期にメッセージを伝えることができなくて、本当にごめんなさい」と。その後も再三にわたり謝罪の言葉を入れています。
これが謙虚な言い方なのかわかりませんが、高慢そうな方には見えません。
しかしながら、「本来なら、その理由を皆さんにお伝えしなくてはいけないところですが、もう、終わってしまったことですので、どうかご理解下さい」と、あるように自分の本音を語ることはありません。
これ以外のところでも、他人を非難したり、苦しかったことを詳しく書き出してもいません。それよりも、肯定的なことばかり取り上げています。
たとえば、「電撃的だったメジャー昇格、シアトルでイチロー君と対戦し、三振に打ち取れた瞬間のこと……」などです。
この日、「パイレーツを退団することになりました」とあり、「パイレーツには、とても良くして頂きました。また、お金では買えない、素晴らしい経験を積ませて頂き心より感謝しています」と。
やっぱり優等生然とした言い方をしています。パイレーツでも、他のところでも、嫌なことに一杯に出会っているはずと思うのですが、それはあまり言いたくないみたいです。
最後に、「充実感たっぷりの桑田より」と入れています。退団したばかりの時期ですから、なんだか無理しているような…、強がりを言っているのかなと想像してしまいます。
2008/2/24という、パイレーツを辞して、まだそれほど経っていない時期なのに、以下のような発言をしています。
「先が見えないから、とても不安だけど、どうなるかわからないからこそ、楽しみがあるんじゃないかな」 心の内の否定的な考え方や感じ方を赤裸々に書き綴ったりしていません。
また、その日のタイトルは、「倒れたっていいやん」です。究極の肯定、前向き志向発言です。それは本音なのか、無理しているのか見栄を張っているのか、それはわかりません。ただ、なにかどことなく、必死さが感じられます。
桑田真澄さんのオフィシャルページに載っている文は青字にしています。さて、2007/12/25付けは…。
「野球のルールは、教育的ではないからね。時々、戸惑うこともあるよ」とあります。「盗塁は、塁を盗むし、2塁で封殺するや、併殺、捕殺、死球など、言葉からして教育的ではないよね」
それらの言葉に違和を感じて、「教育的ではない」という表現をしているように見えます。どこか「正しい教育」とか、「正義」とか、「公正」というものの価値観が高そうな方の言い方ですね。
また、「審判にアピールしなければ認めてもらえないこともたくさんあるよ」とあり、審判にアピールすることに対して、否定的な見方をされているようにみえます。
「例えば、ベースを踏み忘れても、相手に見つからなければセーフだし、隠し球で、相手を騙してアウトにしても、騙された方が悪いんだよね」
正直で生真面目な気質であれば、姑息というか汚い手を使う人たちに嫌悪を感じるのではないかと思われます。
また、2008/2/27付けに取り上げられていたことですが、桑田さんの後援会の会員なるためには、入会金が要用だったみたいで、それを全額、会員たちに返金しています。
自分は野球を辞めてしまったので、それは、もらえないという考え方なのだと思われます。お金というものに対してよく気付き、かつ、お金に潔癖になりやすいとしたら、タイプ1から探します。
優等生気質(7・1・4)の中では、お金というものに意識があまり行かないのが、タイプ4です。このタイプは、「お金は天から降ってくると思っているかも」などと、冗談っぽく説明することがあります。
タイプ7は、お金に関しては最もよく気付くほうで、しかも、金に弱い傾向があります。「世界と否定的に結びついているタイプ(837)」の特長としてあります。となれば、ここからは、タイプ1だけが残ります。
この3つのタイプは、人間は信用できないが、お金は裏切らないという考え方です。否定的な世界では、金銭感覚に明敏にならざるを得ないものです。
また、「世界と否定的に結びついているタイプ(837)」にとっては、この世は何でもありの世界です。盗塁だろうとアピールでも、誰もがその必要に迫られたらやってしまうだろう、と予想できるほうです。
教育というものは、そういう事実を教えるべきだという考え方をするのが、837の人たちにある傾向です。桑田さんは、それを「教育的ではない」と思っているのですから、彼のタイプは、タイプ7ではなさそうだと考えられます。
ただし、盗塁とかアピール、その他の否定的なことは、全てのタイプの選手がしそうなことです。837の選手たちだけがするというものではありません。ここは絶対に誤解しないでくださいね。
桑田真澄さんのブログの2007/09/4付けにあります。
「ニューヨーク、サンディエゴ、ロスと、結構ハードスケジュールで動いているよ。野球の勉強はもちろんだけど、友人とゴルフをしたり、食事に行き、一緒にワインの勉強などもしているんだ。人生、全てが勉強だからね」
2008/4/16付けです。野球を辞めたことを、「失業をしたんだよね」と、書いています。
「しばらくは、いろんなことにチャレンジしながら自分の特性を活かせる適職は何かを見極め、方向性を出していきたいと思う」
勉強好きな方ですね。しかも、ゴルフなどの遊びもこなしています。ずっとストレスの多いプロ選手の生活をしていたのですから、少しくらいのんびりしてもよいはずなのに、何かにチャレンジしていないと気が済まないみたいです。
同じ4/16。「前々から、引退したら、ゆっくりと体を休めようと思っていたんだけど、何か、肉体労働者の血が騒ぐんだよね。それに、健康のためにも運動は必要だから、帰国してから土日以外は、毎朝、家の周りを1時間ほど走っているんだ」
怠惰なところは全く見当たりません。また、体を鍛えることも、いつも念頭から外れることがないみたいです。そんなふうですから、2009/12/10のブログに書いていることは必見です。
「僕は結構限界にきています。学生、仕事、少年野球、ボランティア、その他諸々、一体自分は何足のわらじをはいているのでしょう」
なお、今年の3/09には、こういうものも上げています。「野球(スポーツ)を学問として確立して、学問として研究し、理論的に分析して意識改革をしていきたい」
前のブログで取り上げているように、桑田さんは米作りもしていますが、なんと、ニュージーランドでワイン作りもしています。
そして、「このブログも最終更新から随分と時間がたってしまい、ちょっと罪悪感にさいなまれています」とあります。何に対しても、「完投」していないと苦しくなってしまう方にみえます。
記事の更新は少ないほうですが、「罪悪感に苛まれている」と書いており、生真面目な気質だと考えられます。
また、手抜きしているように見えない、また必死さも感じられます。それは、「自分は世界の淵に立っていると自己認識するタイプ(7・1・4)」によく見られる傾向です。
また、「肉体労働者の血が騒ぐ」とありますが、タイプ1であるならば、どんな職業に就いても、勤勉な努力家になってしまうでしょう。しかし、自分がそうなってしまう原因を、誰もが他の何かから探し出します。
桑田さんは本気で立派な人間になることを目指しているような…。理想的な人間になるべく、自分に厳しく、さまざまなことを自分に課している方だと考えざるを得ません。
桑田真澄さんのブログの中でも、とくに印象的だったのは2009/3/10付けのものです。スポーツ指導者が怒鳴りつけたり殴るなど、暴力的なことに対して批判しているところです。
「日本中、何百というチームを見てきたけど、子供達を怒鳴り散らしている指導者ばかり。怒鳴らないと理解してもらえないほど、私には指導力がないんです、と、周りに言っているようなもんだよね。恥ずかしいというか、あまりにもひどすぎるよね」
「何で怒るんですか? 怒鳴るんですか? その前に、ミスしたプレーを分析し、解説してあげるべきですよ」 これには同感です。
桑田さんが出ている動画→http://www.youtube.com/watch?v=sRc59FYIpZs
次に、意外なことかもしれませんが、子どものことをよく取り上げています。2008/04/16付け。「週末は少年野球の子供達と一緒に汗を流しているよ」とあり、「みんな、僕の宝物なんだ」と言っています。
そして、「努力する楽しさを学んで欲しいんだ」と努力を連発しています。これは261の3つのタイプに多い傾向で、これに関連したことを以下のところに掲載しています。
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page15/15-1~/15-11.htm
2009/7/8付け。「子供は金の卵なんですよ。僕たち大人は、子供を大切に育て守ってあげる義務があるんですよ。立派な大人になるためにも、子供の時に、学生時代に挫折することが必要なんですよ」
2010/9/13には、「成長期(小学生から大学生まで)に、量を追い求めるのではなく、バランスとタイミングを考え、質の高い練習をコツコツと積み重ねることが大切」とあります。
桑田さんには2人のお子さんがいますが、ブログでは二度ばかり、「(さるところに)連れていった」などがあるだけで、妻のことは一つも取り上げていません。
なお、桑田さんが真実タイプ1であるならば、「長女気質」ですから、年下の子どもの世話を母親に成り代わってやれるような気質です。実子を持つようになれば、他人の子どもたちの存在も気にかけるようになるタイプです。
そして、優等生気質(1・7・4)の中で、子どもの世話や指導を心がけるのは、タイプ1に最も多いものです。ちなみに、タイプ7は妻や母親のことをよく取り上げる傾向があります。
タイプ4は末っ子気質といい、自分のことばかり取り上げるかもしれませんが、妻や母親のことも取り上げる傾向もあります。ただ、子どもに関しては、他のタイプと比較すれば最も少なくなる傾向があります。
タイプ4は最も「年少型タイプ」ですから、目上や年上のほうを強く意識しやすく、目下や年下などに意識が向きにくくなるからと考えられます。
これに関しては、以下のところに掲載しています。関心がある方にはぜひとも読んでいただきたいところです。
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory7.htm
桑田真澄さんのブログを読んで印象に残るところは、彼がいつも前を向いて、努力を怠らず、自分を磨こうとしているところかと思います。
しかも、あらゆるところに心にとめて、完璧で理想的、立派な人間になる、という目標を持っているかに見えます。
たとえば、2009/08/20付けにあります。「僕が考える学生の義務は、野球の練習、勉強、そして遊び(恋愛)です」、「大学生なので恋愛もしてほしいです。彼女をつくって、彼女のためにも立派な男になって欲しいし、人を思いやることも勉強して欲しい」
野球一筋の人だと思っていたとしたら、そうではなかったみたいです。それは、2008/02/24づけの以下の文からも見つけられます。
「野球だけではなく、料理や洗濯、英語の勉強など、全てのことに心を込めて生きているよ。少しでも前に、少しでも進歩したいからね。そうでないと、生きていてもつまらないからね」
2007/10/23は、足首の怪我をして手術したばかりの頃です。「1ヶ月は、歩くことができなかったので、運動はできなかったし、掃除をすることもできないし、ご飯の用意や後片付けをすることも、ゴミ出しをすることも、何もできない状態だったので、申し訳ない気持ちで一杯だったよ」
掃除や片付けゴミ出しなどは、主婦がするものだという考えではないみたいです。桑田さんがタイプ1であるならば、「長女気質」ですから、主婦を補佐できるような役割を持って生まれているはずです。タイプ1ならば、それらに言及するだろうとは思います。
さらに、「労働の義務を果たしていない自分に対して罪悪感を持ったこともあったよ」というものもあり、怪我をしているから家事をしなくてよいとか、働かなくても良いという考えた方をしていません。かなり真面目で勤勉な気質ですね。
2008/3/20付けには、「室内ブルペンで、30球ほど投げて帰ってきたよ。ちょうど、濡れた服を洗濯したところなので、選択の話をしようかな」と、ちょっと冗談めかしていますが、くだけた表現はかなり少ない方です。
しかも、「濡れた服を洗濯」とありますが、洗濯に意識が行く人なので書きとめたと考えられるところです。そういう類のことには全く気にならないというか、書き留めない方もいます。837という男性性の強い男性たちによくあります。
この3つのタイプの男性が一人暮らしであれば、家事などしていても、それを取り上げるなど、全く頭に無く、思いつきもしない、という傾向があります。
2008/03/20付けでは、「全国には、いろんな学校があるんだから、とにかく自分が行くところが一番さ。そこで、ベストを尽くすことが大切なんだよ。完璧な人間なんていないんだし」とあります。
他にも、完璧な人間云々という箇所があり、完璧主義的になりやすい人のほうがよく使っている言葉です。
結論として、どの日付でも優等生然とした表現がありますから、「1・7・4という3つのタイプだと絞れる」と考えられます。
エニアグラムでの「タイプ1」に該当する人はあまり見かけません。必然的に取り上げることも少なくなってしまいます。今回は、タイプ1と予想している方のブログ(公式ページ)があると教えてくれる受講生がいて、早速、覗いてみました。
桑田真澄さんです。プロフィールを紹介するまでもないと思うので、そこは割愛します。「かなり真面目な青年」というイメージがあるのではないかと思います。文章を読む限りでは、そのイメージ通りだと言えそうです。
http://kuwata-masumi.cocolog-nifty.com/blog/message/index.html
まず、最新の9/13付けには、「稲刈りをした」とありますが、掲載している写真は「田植え」をしています。稲刈りの写真を撮らなかったんでしょうか?
でも、驚きました。私も稲刈りをするところだったので…。こちらと違ってコンバインを使っての大掛かりなもので、しかも、稲はプレゼントされるみたいです。
私のところでは全て自家用にします。プレゼントなど誰にも致しません。ガメツイんです。これで1年間、安全な米を食べられると、ほくそえんでいます。
さて、「友よ」 という一人の人間への語りかけという文で、語尾が少しくだけています。それでも十分に優等生っぽい文章だと言えます。
とはいえ、「優等生っぽい文章」とは、どのようなものなのかわからないと言う人がいるので取り上げてみます。
たとえば、「この米作りは、改めて自然に感謝し、全てに感謝して生きていくことが大切だと再確認できた貴重な体験でもありました」が該当するのではないでしょうか。
また、ブログを全部読了しても、ほぼこんな調子がずっと一貫しています。優等生気質(7・1・4)を色濃く持っている方だと考えられるところです。
03/09によると、早稲田大学院で学んでおり、「この1年間、やり尽くしたという感じです。僕は本当に才能がないから、ベストを尽くすことしかできないんだ」とあります。
ちょっと謙遜した言い方をしています。また、忙しい身の上なのに年間100冊の本を読んでいるそうでガンバリ屋さんに見えます。謙虚そうに見えたら、やはり優等生気質が色濃いほうだと考えられます。
01/21によると、「父との絆は永遠」、「父が安らかに旅立てるように」、「父が愛した野球」、「お父さん、ありがとう」などです。
母親に関しては、「母と一緒に過ごす時間を作りたいと考えている」くらいで、父親を取り上げることが多く、「父親を強く意識するタイプ(2・6・1)」の可能性はあるかもしれないと考えます。
ところで、今回はこれくらいにしますが、こういうことはなんとなく悪いなあと思ってしまいます。有名税だと思って諦めてくれているかもしれませんが…。
それでも、出来る限り本人に読まれてもよいような書き方をと心掛けています。うまく行くかわかりませんが…。このようなタイプ判定を通じて、9つのタイプへの理解を深めていただけたらと願っています。
8・3・7という3つのタイプの男性は、男性性の強い気質です。(これに関する理論は次ぎに掲載しています。→http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page15/15-1~/15-42.htm)
このタイプの男性作家が、女性の顔や姿などを描くと、どこかゴツイ感じになり、女性っぽく見えないことがよくあります。
ところが、タイプ2の男性作家が描くと、そのようにはならない場合があります。女性性が強い気質ですから。手塚治虫さんの描いた女性たちも愛らしい顔立ちです。
でも、むろんタイプ2のマンガ家たちの全てが女らしい女性キャラクターを描けるというものではありません。誤解しないでくださいね。837の男性でも女っぽい顔立ちに描くことはできるはずです。
絵が得意であれば、どのタイプでもうまく描けるだろうと思います。ちなみに、絵のうまい人がマンガ家になっているとは限りません。下手な人もよく見かけますが、「へたうま」と言われているものもしばしばみかけます。
また、マンガ界では助手に描かせることがよくあるので、作者本人の手で描かれていないことがよくあります。
「佐藤まさあき」というマンガ家を知っている人は少ないかもしれませんが、「堕靡泥の星」(ダビデの星)がヒットしており、6、70年代頃に大活躍していた方です。
かなりの美男だったそうですが、顔写真は見たことがありません。家の中に(庭ではない)滝の流れる豪邸を建てたというので有名です。タイプ7w8と判定しています。
暗いハードボイルドものを描いていますが、いわばヒールを主人公にしています。このブログの8月11日づけで述べていることと一致します。(タイトルは“ヒーローよりヒールに感情移入する”)
佐藤まさあきさんは、女性キャラクター(上の表紙絵の女性)をアシスタントに描いてもらっていたようです。男の主人公(神納達也・右下の男性)と比較すると全く違うので、描き手は佐藤さんご本人ではない、とすぐに予想できるものですが。
タイプ7w8は、「長男気質+おとうさん気質」ですから、男性性の強い気質です。女っぽい女はあまり描けないだろうと予想されます。
同じく、永井豪さん(7w8)の描く女性も、女っぽいとか色っぽくは見えません。超ボインの裸体をよく描いていますが。
楳図かずおさん(7w6)の描く女性は美女ではありますが、どこかお人形さんみたいです。女性っぽいという感じはしません。ですから、文章だけでなく絵にも、作者の気質は浮き出ると考えられるのです。
マンガ家の本宮ひろ志さんを知らない人はいないのではと思います。めっぽうケンカに強い熱~い男を描いています。その彼がインタビューに答えています。(青字の部分、『マンガ道、波乱万丈』より転載)
自分が描いたマンガのせいか、俺も男の中の男みたいに思われているけど、漫画家というのは、手塚治虫さんしかり、ある種の女性体質だと思う。でなければ男があんなに可愛い女の子を描くことなんてできませんよ。もちろん、俺も本当のところは、かなりあると言わざるを得ませんね。
本宮さんのエニアタイプをタイプ2w1と判定しています。最もわかりやすいタイプ2と言えるくらいです。サラリーマン金太郎はしょっちゅう人から助けられたりしています。ちなみに、手塚さんもタイプ2w1と判定しています。
タイプ2は、「人を助ける人helper」という呼称がついているくらいですから、他人を助けることもあるが、自分も他人から助けられるかも、などと甘いことを考えやすいところがあるタイプです。
しかし、現実ではそうならず、こんなはずではなかった、自分はもっと認められてよいはずなのにと、後悔したり、悩んだり、恨んだりしている人もいると思います。
また、このタイプ、「男が男に惚れた」と言う言葉も好きらしくてよく使っています。金太郎も男の中の男なので、よく惚れられるというストーリーです。また、「男になれ!」とか、「俺は男だ!」とか、男、男と連発しますが、それは女性性の強い気質ゆえの願望なのでしょうか。
本宮さんの作品をみると、男っぽい雰囲気が色濃くあるように見え、また、彼の顔写真から見ても男っぽくて、「ある種の女性体質」があるようには見えません。でも、本人がそう言っているのですから…。
当会の理論では、タイプ2を「お母さん気質」とも呼んでいます。それゆえかタイプ2の男性は、男性ではあるが、どこか女を感じさせます。
たとえば、女友だちと料理の話で盛り上がったり、妻の家事の仕方に注文をつけたりと、関心が主婦的です。
また、女性の輪の中に自然に入って行くことができます。それはタイプ7の男性には難しいことなのですが。これに関する理論は以下に掲載しています。よかったら、一度お読みください。
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory7.htm
友人の夫はタイプ2w1です。息子が高校に合格して学生服を新調するために夫婦で店内に入ったのはいいが、夫のほうがあれこれと注文が多く、友人(妻)は口を挟むことができなかったと言います。
「どちらが息子の母親なのかわからない」と友人はボヤいていました。この日まで、夫のことを男っぽいと言って抗っていましたが、この件で、ようやく私の説いていた「お母さん気質」という理論に納得がいったようです。
タイプ8やこのウイングのある父親が息子の学生服に関心を向けるなど考えられません。それは母親の関心事であり、母親の役割ですから。
とまあ、こんなふうに、こちらの理論を立証できる材料は、あらゆる所から見つけ出せます。しかし、この理論、まだまだ一般に知られていません。いつかは認知されるだろうと思っておりますが。
マンガ「ベルセルク」についてQ&Aで質問されており、回答しています。そこで、三浦健太郎さんのタイプを「タイプ4w5らしくみえます」と回答しています。
33・274「ベルセルク」の作者や登場人物についての質問と回答
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/q&a/past/15.htm(アドレスをクリッリすれば飛べます)
今日は、三浦健太郎さんがインタビューに答えているものを転載(藤本由香里著の「少女マンガ魂」より)しています。
実は僕はマンガばかり机に向かって描きまくっていて、実体験が少ないことにコンプレックスがあったんですよ。せめて人がすすめるものはドンドン吸収していかないと、やばいんじゃないかって思っちゃって…中略…
自分が感受性的には、子どものまんま一番遅れているってことだけが、リアルにそういう場でわかったから、とにかく、おっつかないと、この人たちと一生なにかを共有できないっていう焦りがありまして…中略…北風と太陽じゃないけど、僕はぽかぽかしたことが意外と苦手なんですよ。
タイプ4は末っ子気質ですから、永遠の少年期タイプです。これに関する理論を知りたい方は、以下のところへどうぞ!
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory7.htm
タイプ4は、おとなになるほど周囲との違いを意識し出すようになり、取り残されるという感覚が出てきます。そして、元々に懸命になるというか、余裕をなくしやすいというか、必死になりやすい気質です。
となれば、ぽかぽかした気分になりにくく、苦手意識を持つ人もいるだろうと予想できます。しかし逆に、のんびりできにくいために、のんびりぽかぽかに憧れるという人たちもいます。
三浦さんも必死にマンガを描いていたようです。一つのことに集中しやすい気質は、それで成功を収める可能性もあり、その場合は長所だと言えます。
しかし、それ以外のことに関心を向けない、ムダを嫌うという真面目さが、知識や視野を狭めることもあります。作家であれば、アイデアや想像力が先細る怖れもあります。
一つのことに集中するそんな自分のやり方を変えないで、もしも成功できなかったら絶望に陥るでしょう。その場合、結果として短所だということになります。
物事に集中できにくい人間にとって羨ましい気質です。しかし、どんなに素晴らしい長所でも、優秀な能力を持っていても、それが悪く作用することがあることを知ってほしいですね。
タイプ4に生まれたら、永遠に子どもらしい瑞々しさを持ち続けられる、と考えたほうがよいのではないでしょうか。
タイプ4のあることに関して取り上げて欲しいとリクエストがありましたので、早速に少し取り上げたいと思います。
竹中直人さん(タイプ4w3)が、きのう29日の朝日新聞の「十代、こんな本に出あった」欄で語っています。
谷崎潤一郎(タイプ2w1)の『痴人の愛』を紹介していて、主人公があまりにも哀れと言い、自身と重ねあうところがあったと述べています。でも、彼とはタイプが違いますから、自己流の解釈をしているのではと思います。
また、「独りぼっちになる取り残され感のようなものが、子どもの頃から僕にはあったような気がします」とも述べています。
高校時代に、「ラブレターを書くのが好きで、女の子の下駄箱に入れていた。その当人に23年ぶりの同窓会で再会して見せてもらってビックリ。僕は無能だと書いている」
「石川啄木(タイプ4)の、友がみなわれよりえらく見ゆる日よ、ではないですが、自分をひどく無能だと感じていた。マンガ家のつげ義春さん(タイプ4)の作品に出てくる、どうしようもない人物がたまらなくいとおしいんです」
ここは、同じタイプゆえ、素直に共感できるところなのでしょう。なお、当フログの今年3/18に、竹中さんのことを少し取り上げています。
また、「芋ヅル式にわかるもの」というタイトルでも書いているところですが、当人が自分を「無能だ」と言っているだけで、当然ながら有能な人もいます。それはどのタイプでも言えることで、タイプの問題ではありません。
ちなみに、タイプ4は完全無欠な人間になりたがっているのか、ちょっとでも何か否定的なことが起きると落胆が大きく、大変なショックを受けるところがあります。
これはタイプ1とタイプ7にもある傾向で、優等生気質がそう言わしめていると考えられます。自分への期待値が高いというか、要求水準が高いからではないかと考えられます。
また、競争心も強いのが、この3つのタイプです。それで、友のほうがえらく見えたりもするのです。あなたのタイプ4へのイメージがこれと違っていたら修正してくださいね。
ところで、ラブレターに、自分を無能だなどと書くとはちょっとビックリですね。また、下駄箱に入っていたラブレターを23年も持っていた女性も、あきれるほど凄いです。「男性を強く意識するタイプ261」なのかもしれません。
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