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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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私が名づけた「エニアグラム性格学」の理論のなかに、、目立ちたがりの3つのタイプ(8・3・7)と、目立ちたがらない3つのタイプ(5・9・4)というものがあります。

ところが、面白いことに、日頃は目立ちたがる人間が、ある時は目立ちたがらず、素早く隠れてしまうことがあります。作用と反作用があるためです。

タイプ4は、通常は目立ちたがらず隠れることがうまい人たちです。しかし、反作用から目立ちがりやになることがよくあります。

それ以外の3つのタイプ(2・6・1)は、どちらもあるがあまり極端になりません。別にどっちだっていいってことになりやすいのです。

それゆえ、上記の6つのタイプは、目立つかどうかは、「どうだっていいこと」には、なりにくいとも言え、こちらで判断したほうが、このタイプをよく理解できるくらいです。

ところで、恥ずかしがりやのタイプ4が、ある時、異様に目立ちがるので驚くことがあります。いつもと違うものを出すからです。

目立つ目立たないってことを強く意識していることが、なにかの折にクッキリと出します。それは、上記の動画の中にも出ています。

さて、桂枝雀さんは独創的な落語を作り出しています。他に似ているものがない独特のものだと知られています。

英語落語も、枝雀さんが考え出したようです。また、落語には本編に入るまでの前フリとして「枕(まくら)」というものがありますが、これも他の人たちとは全く違う分野です。

たいてい、枕は本編と関連したお話でスタートするものですが、そういう慣例と外れています。

なお、伝統とか常識とか慣例から外れやすいのは、調和タイプ(3・6・9)以外の人たちに多いと分析しています。枝雀さんは調和タイプ以外のタイプだと絞ることもできます。

そして、動画にあったように、枕のお話しは「進化論」です。私も進化論の類を読むのが好きですが、エニアで分析できるようになってすぐに、ダーヴィンはタイプ4だ、と判定しています。

枝雀さんもダーヴィンと同じタイプらしく、惹かれる分野だったのではないかと思われます。その他、科学もののお話などもあり、上記の動画には、リニアモーターカーの電磁石について、面白く解説しています。

ある意味、破天荒なことをしています。目立ちがりで他の誰もしていないことをしたがる、という気質があればこそと考えられます。

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