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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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 何気なく相手のためと思って注意したつもりでも、相手のほうでは「暴言を吐かれた」とか「人格を全否定された」と感じる場合があります。7/29に刺傷事件を起こした少年も、そう感じたのでしょうか?

 「7/29
愛知県知立市の市立知立中学校で教諭刺傷事件が起きた。殺人未遂容疑で現行犯逮捕された18歳の同校の卒業生の少年は教諭への“恨み”を口にしている。逮捕された少年と中学1年時に同じクラスだった知立市の男性会社員(19)によると、少年は2年の時、担任から提出物を出すように言われて、曖昧な返事をしたら、担任に叱られた。さらに“字が汚い”と言われて殴りかかったという」

 「あいまいな返事をして叱られた」とか「字が汚いと言われた」というくらいで、なぜ殴りかかったのでしょうか。これが原因だったのか真相はまだわかりません。しかし、これくらいでも十分に深く傷つけられたと感じ、仕返ししようと考える人たちはいるだろうと予想します。

 担任の先生との間で、それまでに何かあって関係が悪くなっていたとも考えられます。そこに、さらに何か不快な言い方をされたので、暴言と感じたのではないかと予想するのです。

 
「言い方」というものがあります。その言い方によって、ある人はキレテしまうのです。つまり、少年からは、教師が生徒を思いやって優しく注意しているように見えない、穏やかに叱っているようには見えていないのです。実際、よくあることです。それどころか、みくびり軽んじている、疎んじているみたいな態度で、生徒に接する先生はどこにもいます。

 奇しくも、7/21のブログで取り上げています。「
どんな人でも、相手をみくびり軽んじていると、遠慮がなくなります。軽んじられたほうにとっては、嫌な奴です。そんな相手に非難や嫌味など言われ、暴言を吐かれたら忘れられませんし、いつか仕返しするやもしれません」 

 これを書いてから8日後に事件は起きてしまいました。ずっと辛い事件が続いています。今夜も寝苦しくなりそうです。

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