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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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 日本赤十字社が出しているものに、「日本における輸血後肝炎発症率」というものがあります。次のようなことが書かれています。

 「60年代半ばまで、発症率が5割を超えていた時代があった。60年代後半に献血・抗体検査が確立され、16・2%に。70年代にB型肝炎ウイルス検査が導入され、14・3%。89~92年にかけてHCV抗体検査の精度が上がるにつれ、2・1%から0・48%と激減」

 現在では検査の精度が高まっているので、輸血時の安全性は格段によくなっているみたいです。しかし、それでもウイルスの完全排除はできないとあります。治療行為というものには、常にリスク(Risk)が伴うものだということを再確認させられることです。

 ここで思い起こしたのが、「エホバの証人」という宗教団体のことです。20年くらい前のことでうろ覚えですが、確か信者である夫妻が、自分の息子が交通事故で瀕死の重傷をおったが、輸血を拒否したというものです。 男児は出血多量で死亡してしまいました。

 当時は、愚かな親だなと思い、あまり深く考えていませんでしたが、肝炎に罹る可能性があったのですから、愚かだ! と言い切れるものではないようです。一方で、どれほどにリスクが高くとも輸血を望む親もいるのではないでしょうか。しかしながら、どちらを選ぶにしても、リスクがない治療行為はそれほどは無いのですから‥。

 そんななか、「集団予防接種での注射器の使い回しが原因で、B型肝炎ウイルスに感染したとして患者らが30日、国に損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした」というニュースが入りました。

 「訴えを起こしたのは、首都圏のB型肝炎の患者や遺族計11人。訴えによると、集団予防接種での注射器の使い回しによってB型肝炎ウイルスに感染する危険性があったのに国が対策を取らなかったとして、国に対し、計3億8000万円の損害賠償を求めている」 

 さて、肝炎検査の
ために保健所に行きましたが、5名くらいの人が待合室にいたくらいです。長蛇の列が並んでいるかもと予想していたので肩透かしを受けたような感じです。受付用紙に記入するのですが、なんと名前や住所を書く欄がありません。HIVや性病などの検査があり、匿名にされているからです。

 再度、検査結果を尋ねに市役所の感染症予防課を訪れました。B型C型肝炎はどちらも陰性でした。「感染していない可能性が極めて高い」と書かれています。ホッとしました。ブログは続けられそうです。しかし、ホッとしたのも束の間、心はなぜか乱れます。 

 註・済みません。文字の大きさが調整できません。

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