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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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愛媛新聞は、なかなかうまいこと言っている

1/20の記事を転載します。

http://www.ehime-np.co.jp/rensai/chijiku/ren018201201207748.html

【ストレスがたまる】 

しょせんは「原発関係者のストレス軽減のためのテスト」―。

欧州議会議員のレベッカ・ハームスさんは、伊方原発3号機などで実施されたストレステストを皮肉る。

先週、松山市内で講演を聴いて思わず納得だ

「耐性評価」と意訳される欧州輸入のこの用語。

想定を超える災害を仮定し、原発の機器や設備にどこまで余裕があって、どこで壊れるかをコンピューターではじく。

そんな「テストで原発が安全になるとは思わないで」と、ハームスさんは訴える。

肝心の仮定が怪しい。

欧州では当初、航空機墜落やテロ攻撃といった偶然の要素を含むはずだった。

いつの間にやら単純な外部災害に対象が限定され、福島のような過酷事故さえも想定しない。

この手の確率論的解析に慣れた電力会社に、それほどストレスはない。

合格が内定した生徒に形だけテストを受けさせるようなもの。

当初はテストに目もくれなかった経産省が、いつの間にやら再稼働条件に仕立てているのも解せない。

案の定、原子力安全・保安院が大飯原発3、4号機の評価結果を妥当とする見解を出した。

しかも専門家会議から傍聴者らを締め出す始末である。

相変わらずの排除の光景、見ているこちらのストレスもたまる。

この際、再稼働へとひた走る政治家、官僚、専門家にストレステストをしてはどうだろう。

もちろん「健全性検査」の意味で。

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