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受講生には二人の娘さんがいますが、二人は1歳違いです。ともに中学生ですが、ある夜、二人が将来の話をしていたそうです。
その会話をできる限り再現しているつもりですが、うまくまとめられるか‥。
姉:ねえミキちゃん(妹の名前)! 絵を描くのが得意なんだから、大学は芸大にするといいかもね。〇〇芸大が一番難しいみたいよ。
妹:そうなの、そういう大学があるんだね。じゃあ、わたし〇〇芸大に進学することに決めたわ!
姉:そんな簡単にはいかないわよ。それにその大学は東京よ。なんだか怖いわ。
妹:東京なら、ぜひとも行ってみたいわ。
姉:(驚いて)ええーっ! ミキちゃん(妹)にはいつも驚かされる。私が妹になって、ミキちゃんが姉だったらよかったのに…。
どちらが怖がりなのかクッキリと差が見えます。
受講生から伝えてもらった多くの情報から、姉はタイプ1w2で妹は2w1と判定しています。(これだけの情報で判定することはありません)
親のしつけ方とか教育というもので、子どもの性格が形作られるのではありませんが、どうも教育と環境によって形作られるものだという考え方が現在でも支配的です。
でも、当会のエニアグラム理論は、気質(性格・タイプ)は継承されるものとみています。母親と同じになるか、祖母と同じになるか、父方の叔父と同じになるか、とにかく血縁関係の人たちの誰かのDNAを継承しています。
つまり、受精卵になった時に、性格タイプ(気質)が決定されるという考え方です。
なお、詳しくは、「基本的な気質」です。そして、環境や躾など生育していく段階で、この基本的気質が影響を受けて変化することはあるだろうと予想されますからね。
さて、タイプ1は「長女気質」といい、タイプ2は「お母さん気質」です。この名称であれば「年齢」というものがあると気づかれるでしょう。
ちなみに、以下のアドレスに基本理論として掲載しているものです。
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory7.htm
この姉妹、姉のほうは歳上ではあっても本性は「長女」です。次女の妹は、年下ですが本性は「母親」です。
家族のような親密な関係では本性が露わになります。戸籍上は「姉妹」なのに本性が出てしまうので、自然に「長女と母」という関係になってしまうのです。
ですから、「私が妹になって、ミキちゃんが姉だったらよかったのに…」という発言になったと考えられます。兄弟姉妹には、よくこのようなことが起きます。
それゆえ、年少型タイプ(4・3・6・7・1)が、年長型タイプ(9・5・8・2)よりも年上に生まれると、互いに居心地がよくないことが起きます。
(これを、大人タイプと、子どもタイプと呼ぶこともあります)
以下の年齢順に兄弟姉妹が生まれると居心地よく、競争やケンカ、誤解なども起きにくくなるように思われます。
年長型タイプ…9(おばあさん気質) →5(おじいさん気質)→8(おとうさん気質)→2(おかあさん気質)
年少型タイプ…1(長女気質)→7(長男気質)→6(次女気質)→3(次男気質)→4(末っ子気質)
なお、こういうことは兄弟姉妹だけでなく、親子関係でも起きています。母親がタイプ4で娘がタイプ2になると、娘が母親の世話をしていたりします。
夫婦関係にもあります。夫が「妻の子ども」みたいになっていたり、妻が「夫を子ども扱い」しているなどもよくあります。
このように、「どらちが年上なのかわからない、立場が逆転していると感じさせる関係」という現象はよく見かけるものです。
当会のエニア理論では説明可能な現象です。
しかし、他のエニア学派にも、どの心理学理論にも全くないもので話題にも上っていません。些細な現象なので、学術的な研究調査の対象にならないのでしょう。
いわゆる『「神は細部に宿り給う・God is in the details』です。
真実というものは、細部を知リ、細部の違いに気づかねば得られないものです。
真に正しい性格分析ができ、正しい理論を見出していたら、真実を見抜けるのですから、どのような側面でも細部でも、全て説明可能になると考えられます。
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