[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
★ 原発再稼働 再び事故があれば『日本消滅』では?
小森敦司 3/15
http://astand.asahi.com/magazine/wrbusiness/2012031500006.html
もう一度、原発事故を起こしたら、日本は「消滅」してしまうのではないか。
いま、もしくは近い将来、日本のどこかで、福島第一原発事故クラスの「大規模事故が起きる」というのは、想像もしたくない話だ。
だが、野田政権は関西電力の大飯原発3、4号機(福井県)をはじめ、定期検査で停止中の原発の再稼働に向けた動きを速めている。
いまこの時、もう一度、日本経済や社会が抱えこむリスクを考えないわけにはいかない。
あくまで仮定だが再び原発の大事故が起きれば、日本株や日本円は、すぐさま投げ売りされるだろう。
一度ならず二度目なのだ。
世界のマーケットに与える衝撃は、とてつもなく大きい。
安くなった円では、海外から食料や物資を買うのも大変になる。
その地の一次産業は、放射性物質のおかげで、大きな被害を受ける。
周辺地域の観光業は海外から人を呼び込むどころか、壊滅してしまうのではないか。
交通、物流の混乱もまぬがれない。製造業にも影響する。
スズキの鈴木修会長は福島の事故のあと、静岡県西部に集中している国内生産・開発拠点について、再配置を検討していることを明らかにした。
地震災害や近くにある浜岡原発(静岡県)の事故のリスクを避けるためという。
二度目の事故となれば、国内生産を見限るメーカーも出てくるのではないか。
こうして働く場は少なくなる。若い世代は海外脱出を急ぐだろう。
福島の事故で明らかになったように、賠償費用や除染、廃炉のための費用もまた重くのしかかる。
財源や年金、社会保障など国の基本的な仕組みさえ保てなくなるのではないか、と怖くなる。
福島の人々はいま、懸命に復興、再生へと努力しているが、それでも多くの人が、とてつもない、苦しさやつらさに耐えている。
事故が起きれば、その地の人々は、そうしたお金に換算できないものも背負うことになる。
つまり、この国の経済・社会は、もはや立ち直れないようなダメージを負うのだ。
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |