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谷君は、レスリングの試合に選手として参加することになりますが、応援に来てくれるかもしれない島リホコの姿を探し続けています。(4巻)
「島さ~ん」と思わず叫んでしまい、泣き言を吐くだけでなく、リホコに見捨てられたと思ったのか、「捨て猫のような気分だ、さむい、心が…」
なんと、闘う気力を無くしてしまったみたいです。ちょっとおおげさに見えますが、マンガだからではありません。実際にも、タイプ7は心の揺れ動きが大きく、テンションが高いと思ったら一瞬で急落下します。心の忙しいタイプです。
しかし、ようやくにしてリホコが観客席の真ん前まで到達して、大きな声を張り上げて応援してくれる姿を見て、谷君は一気にやる気満々になり、チームを初優勝に導きます。
でも、タイプ7は羞恥心の強い気質です。リホコは大勢の前に出て谷君を応援したために恥ずかしくなったのか、その場からすぐに姿を隠します。
リホコのセリフ、「私 一瞬 校内一の変な子になったんじゃないかしら…、恥ずかしい!」
男女が感激のあまり抱き合うと周囲からヤンヤの喝采を受ける…ってことになりません。タイプ2のほうがこうなりやすく、顔を赤らめるくらいです。
マンガや映画によくあるシーンです。で、そのような体験もしているためか、タイプ2自身が自分のことをシャイだと思い込んでいたりします。
両タイプの羞恥心の差は大きく、突然に姿を隠す人間がいても、なぜそんな行動を取るのか、たぶんタイプ2は知らないままなのです。おかしな人間だなあ、などと思っているところかもしれません。
その割に、タイプ7の作品には、スカートがまくれてパンチラになったり、ボインを露出するシーンが多いのですが、たぶん読者サービスです。タイプ7w6はサービス精神旺盛なところがあります。
また、女性性に強い関心を持っている気質(8・3・7)が、このようなシーンを描かせているとも考えられます。
永井豪さん(タイプ7w8)の作品にもよくあるシーンですが、永井さんが登場する以前にはあまりないシーンです。永井さん以降は他のタイプのマンガ家にも影響を与えて、次第に増えたのだろうと考えられます。
さて、谷君は女性から応援されると気力が一気に増しました。タイプ7の男性にとって、「男の力の源泉は女」だったのです。この作品では「愛の力」などと言っております。
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