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原子力マフィアの中核は、東芝・日立・三菱重工の3原発メーカーです。経団連傘下のこの3社は製造物責任も含めて、賠償の枠組みに入れるべきだと考えます。
また、御用学者の責任も重大ですが、その責任を問うことすら議論に上ることがない。
昨年の5月、原子力機構のホームページ(http://www.jaea.go.jp/)を覗いてみました。
上記の動画に登場する神田啓治の文章はpdf形式ゆえコピーできず、一部だけ書き写したものです。あまりにも多量でしたから「中略」を入れていますが、おおまかには掴めるだろうと思いました。
なお、全文を読みたい方は以下へ
http://www.aesj.or.jp/atomos/tachiyomi/2008-07mokuji.pdf
日本の技術力の凄さを勝ち誇ったような感じで述べています。
しかし、人類を破滅に向かわせる恐れのある技術だという視点は全く見当たりません。
これが原発を推進してきた中心人物の典型ではないかと思われます。
ちなみに、プロフィールにありますが、京都大学原子炉実験室と言えば、小出裕章さんの職場です。
小出さんとほぼ同時代にいる人物ですが、こちらは立身出世して優雅な生活をしているのでしょう。
人間、進むべき道を間違えてはならない、と強く感じさせられるところです。
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「日本の原子力産業の実力」 神田啓治
プロフィール 京都大名誉教授 東京工業大学大学院卒
1966京都大学原子炉実験所入所
2004年11月に、経済産業省と外務省の強い後押しで、日本原子力産業会議(当時)の中に、「原子力国際展開懇話会」が設置され、産官学が一体となって日本の原子力産業が進むべき道について議論を開始した。
…中略…
各国の協議の中で忘れられないのは、日本鉄鋼所(JSW)]室蘭製作所のことである。世界的に原子炉が大型化し、出力100万キロワット以上になると、どうしても、JSWの鋼鉄技術に依らなければならない。
フランスのEPRが2基ともに三菱重工業を通じてJSWの圧力容器を購入したことでもわかるように、米国、ロシアにおいても、JSWの話題がしばしば出てくる。
各国の協議の中で忘れられないのは、日本鉄鋼所(JSW)]室蘭製作所のことである。世界的に原子炉が大型化し、出力100万キロワット以上になると、どうしても、JSWの鋼鉄技術に依らなければならない。フランスのEPRが2基ともに三菱重工業を通じてJSWの圧力容器を購入したことでもわかるように、米国、ロシアにおいても、JSWの話題がしばしば出てくる。
…中略…
最後に、さて、最後になるが、日本の原子力産業の好調はいつまで続くのだろうか。2030年になると、日本の原子炉も建て替え(リプリース)が始まると思われるが、その頃になると、海外の原子炉よりも国内用の製造が忙しくなるのではないか。
米国には、その頃には日本の技術に追いつき、日本とライバル関係になるといっている。ロシアその他の国も日本と争うようになるのではないかと思われる。
高速増殖炉の開発競争が激化している頃であろう。世界的に本格的な原子力時代が来るのであろうか。
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なお、この人物は、現在、エネルギー政策研究所の所長をしております。
エネルギー政策研究所 http://www.jepi.jp/
上記ある、3.11後に所長の所見として書かれた文章をみると、反省など全くしていないだけでなく、今後も原発推進をはかろうとしていることがわかります。
現在、74歳!! 小出さんと同様に、原子力に希望を見出した世代の人間です。原子力が人類とは共存できない技術だということを、彼は終生、気づかないままに過ごすのだろうと思われる。
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