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いしかわじゅんの『漫画の時間』を読んでみた。すると、「寝室に置いて寝る前にこっそり何度も読み返して、幸せな気分にひたる本だってあるのだ」と書いている。
深谷かほる作の『エデンの東北』のことです。「僕はもう十回(各冊)ずつくらいは読んでいる。何度読んでも不思議なことにちぃっとも飽きないのだ」とまで言う。
正直に言うとマンガ好きというのではありません。でも、いしかわさんがそこまで言うのだから是非とも読まねばと思って取り寄せてみました。
作者には申し訳ないが、それとはまったく反対でした。この作品を「ユートピア譚」とまで言っているのに、どうしてなのだろうと。自分のほうがおかしいのだろうかと。
となれば、自分が素晴らしいと思っている作品が、他の人たちには全く面白くないもの、クダラナイものだ、ということになる。
ここまで感覚が違うというか、価値観というか美意識が違うとは…、思いがけないことで、ちょっと途方にくれてしまう。
『エデンの東北』をタイプ2w1の作品と判定しています。母と娘の日常の生活をおもしろおかしく描いている、と言えるのかもしれませんね。
東北のどこかの片田舎で、ちょっとこましゃくれた女の子ですが愛らしいところもあります。母親は美人で子どものことをたいそう可愛がっている。
これのどれが気に入らないのか説明することが困難です。同じ2w1の石ノ森章太郎さんの作品は、素直に自然に受け入れられるのですから、タイプの問題ではないのでしょう。
ただし、石ノ森作品は違和感がないので、意外性がなく、不思議にも感じないので、とくに面白いとは感じないのです。それで、ずっと読み続けることができません。たぶん。マンガ家の中で、一番、自分に近い男性だと思われます。
ただし、石ノ森さんの私的な暮らし方や人づきあいの仕方を知ると、違和感が多くて、ウイングは私とは全く違うのだろうと思います。がしかし、エニアグラム図の中でみたら、かなり近い位置に居る方だと考えられます。
ところで、楠勝平さんもタイプ2w1と判定しています。作品集『彩雪に舞う』 購入してしまいました。めったに本は買わないほうです。本棚を増やしたくないためです。
楠さんはあまり知られていないマンガ家ですが、読ませてくれます。余韻が長いこと残ります。ちょっと辛い気持ちにもなります。でも、かなりいいと思っています。
★楠勝平のぺーじhttp://godzillu.daa.jp/syouhei/
★楠勝平さんのマンガが一部読めます。
http://www.ozumic-web3.com/waga_image_no/manga/04kusunoki.htm
★楠勝平さんに関する画像
https://www.google.com/search?q=%E6%A5%A0%E5%8B%9D%E5%B9%B3&hl=ja&prmd=imvnso&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=Y6DzT9
KoJbGJmQXZhNWJBQ&sqi=2&ved=0CGAQsAQ&biw=1117&bih=751
でも私が気に入っても、他の方には不快なものになってしまうのかと思うと、とても寂しい気がします。深谷さんも、私のような読者がいると知れば哀しいだろうなと。
なお、今回は「タイプ判定」に関しては省いています。タイプ判定しやすいものと、そうでない作品があるためです。
あまり長いものでは困りますし、説明するに複雑すぎて、たくさんとり上げねば納得してもらえないものが多数あります。
気質がくっきりと出ているもの、説明のしやすいものを捜しています。
ですが、それ用の作品を見つけるのが相当な時間もかかり、なかなかに難しい! とお知らせします。
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