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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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歌手の矢沢永吉さんが、ロック音楽雑誌で語っています。

 http://po.st/CsNpMR

「僕は中小企業の経営者が、いちばんまじめに生きてるんじゃないかと思う。大企業や国家が今いちばんヤバいのは、自分でケツを拭いていないってところ。

誰かがどうにかしてくれるだろうとか、みんなで渡ったら怖くないとかってことの成れの果てなんじゃないですか?

生き方も含めて全部そう。何かがあったら、中小企業のウチなら、僕がケツ拭かなきゃいけない。ここのところをもう一回、ひとりひとりのレベルまで持っていけたら日本に助かる道はあると思います。

でもこれ、なかなか難しいですよね。

今回の原発関係者全員、誰もケツ拭かない。みんなで渡ってるからケツ拭かない。犯人がいないから。

これ、官僚がそういう仕組みを作ったのかもしれないけど、ケツを拭かない国家に明日があると思いますか?

中小企業は本気です。なぜか?法律違反したら本気で潰されます。行政処分で潰される。

金がなかったら、金をかき集めてこなければいけない。それができないなら首を吊らなければいけない。

中小企業は最後に自分でケツを拭かなければやっていけないんです。

それなのに国家、大企業、官僚、銀行はどうなってるんですか?」


──矢沢永吉(ローリングストーン日本版8月号P35より一部のみ転載させてもらいました)

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まさに、矢沢永吉さんの言っている通りではないでしょうか。大きな組織ほど、大きく収益を上げて、働く人間たちの給与がめっぽうよい。

給与やボーナス以外の特典も数々あって、福利厚生なども整っている。

有給休暇も多くて、リッチな休日を家族と満喫できるらしい。

退職金は何千万円で、天下りもでき、3年くらいいれば、また何千万円もの退職金を獲得できる。

さらなる転職先に困ることもない。
老後の年金額も高くて、優雅に老後を暮せるようだ。

なかなか潰れないし、潰れそうになったら、国が補償してくれる。責

任取らなくても、なんとかなるらしい。

大きなところほど社会的影響が大きいというので、潰すことができないからだという。

大きな世帯ゆえ小回りが効かず、常に高利潤を確保しなければならないので、汚い仕事にも手を出してしまうのだろう。

多数の人間で物事を決めるので、総無責任体制になりやすい。

つまり、みんなで渡れば怖くないので、倫理意識が薄くなってしまうのだろう。

これまでの罪滅ぼしに、

せめて、自分たちのケツくらい自分たちで拭けよ。東電の経営陣!

 


 

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