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『孤高のランナー・円谷幸吉物語』によると、「練習の鬼」と多くの人たちから知られています。
幸吉は、一日も休まず練習を熱心にこなした。他の選手が「まだ走るのか」「もうやめようよ」と悲鳴をあげるくらいであったとか。
また、かなりの負けず嫌いだと言うことも、周囲からはよく知られているようです。駅伝などで良い成績を上げられなかった時に、「今日のレースは申し訳ない。この通り頭の髪を全部刈ってお詫びします」
しかし、これは、負けず嫌いというよりも、期待に応えられず申し訳ないという気持ちが強いので、「お詫びします」になったと考えられます。
これでは、後年になって次のオリンピックでは、「金を獲るという期待に応えねばならない」ということになります。ついには死を選んでしまったと考えられ、責任感は強いために自分を追い詰める、自分に厳しい気質だと考えられるところです。
となれば、当然に、プレッシャーに弱くなる、に繋がります。これは、優等生気質(7・1・4)の人たちにある傾向で、優等生というものは、期待されたならば、それには「必ず応えなければならない」というネバ人間なのです。
また、優等生気質(7・1・4)は、「自分は世界の淵にいると自己認識するタイプ(7・1・4)」ゆえ、普段でも崖っぷちに立っていて必死になりやすい気質ゆえ、オリンピックの強化選手のような環境に入れば、より一層に命がけになってしまいます。
この時代は、有望選手たちへのプレッシャーが現在とは比べものにならないくらいで、その重圧は相当なものだったようです。
さて、当初はこの辺りまで把握していたので、優等生気質(7・1・4)までは確実だと絞っていました。そして、この3つのタイプの中では、練習嫌いになりやすいのがタイプ7です。
タイプ7は、「人生を楽しみたい」という欲求が強い気質です。それゆえ、オリンピックを楽しみたいという気持ちは強くても、それが楽しみで無くなった時点で、大きなプレッシャーに転換することが考えられます。
全タイプで最も練習嫌いで、ど根性物には弱い気質だとみています。しかし、タイプ7は、何かを自分のペースで追及できる場合は、楽しいことはずっと楽しいことでしかなく、モチベーションは上がります。
しかし、他人から期待されると、天邪鬼な気質でもあり、期待外れなことをする傾向があります。そのために意表をつくことまでするかもしれない、そんな気質です。従って、ここは3つのタイプの中では、タイプ7の可能性が低いところです。
さらに、幸吉には婚約者もでき、父親も幸吉の結婚を望んでいたのに、自衛隊学校の上司から横やりを入れられて破談となります。この上司も古い考え方をする人物ですが、この時代は「なにかに精進する男は、女は遠ざけるもの」だという考え方が残っていました。しかし、同時期に活躍した君原選手は結婚しており、記録も伸ばしています。
しかし、幸吉さんは挙式の日も決まっていたのに、横やりを入れた上司に対して何の行動も起こしていません。また、それ以外のことも、この本には書かれていません。。
『オリンピックに奪われた命』(橋本克彦著、小学館文庫)には、「円谷幸吉は、この辛い時期、ひたすら幹部候補生学校で勉学に励んでいる」と書かれています。それだけです。
幸吉の父親も古い人間で、「結婚で矛先が鈍ることにはならないか」と考えたいたようですが、他の人に説得されて結婚に同意して、挙式の日も決まっていました。それなのに、幸吉は、破談となっても何も行動を起こしていないようで、これが事実ならばタイプ7を消去します。
タイプ7にとっては、仕事よりも、多分オリンピックよりも重視するのが結婚です。「愛を求める」のが、「世界と自分は否定的に結びついているタイプ(837)」の人たちにあるもので、他のことよりも比重が重い気質です。
しかし、幸吉さんは、人知れず一人で婚約者のところに出向いた可能性はあります。ただ、確かめる方法はなく、むろん、ここでタイプ7を消去することはできません。
8・3・7…愛されたがる 愛を強く求める
(認められたがる、理解されたがる、よりも少し比重が重いだけ)
2・6・1…認められたがる 努力を認められたがる
5・9・4…理解されたがる 自分をわかってほしい
★歴代オリンピックに使用されたポスターの一覧
http://gigazine.net/news/20080807_olympic_poster/
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