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★平智之衆院議員インタビュー
「禁」原発:「電力は足りた。即時廃炉を」
9/24
http://mainichi.jp/select/news/20120924mog00m040019000c.html
以下に一部のみ転載
京都大学と留学先の米国UCLAの大学院で材料工学を学んでいました。私が研究していたのは高温度下での材料の強度です。
例えば、鉄がどれくらいの温度でどのような力に耐えられるかというテーマです。おそらくこの分野を研究した人で、原発が絶対に安全だと考える人はいないでしょう。
具体的にいいますと、原発は、2700度まで熱くなる核燃料を1000度で溶ける鉄製の圧力容器で包んでいる装置なのです。
ですから水で冷やせなくなると、核燃料が圧力容器を貫通して溶け落ちます。つまり、水が無くなったら必ずメルトダウンが起こるのです。
仮に原発が今回の事故以前のような状態で再び稼働すると、年間約1000トンの使用済み核燃料が生み出されます。国はそれを再処理して再利用すると言っています。
ところが、青森県六カ所村の再処理工場で再処理できる量は最大で年間800トンです。それもごく少量のプルトニウムを抽出し再利用するだけで、残りはすべて放射性廃棄物として厳重に処分しなければなりません。
ですから、再処理の順番待ちのために同県むつ市に中間貯蔵施設を造っていますが、量的に間に合いません。仮に再処理をしても今度は放射性廃棄物を捨てる技術も捨てる場所も決まっていません。
そんなやっかいな代物を2万年から10万年にわたって管理しようというのです。現在の人類がアフリカから始まって今に至るまでの時間が約7万〜10万年間です。
私は国会版事業仕分けで「これは質問ではありません。(この計画は)とても正気の沙汰とは思えない」と意見させていただきました。
ストレステストというのは結局、「現在できることはここまで。それ以外はこの先やりますからとりあえず稼働させましょう」ということなんです。
現在できることの一つが、非常用電源やポンプ車の増設で、地震などで外部から電気が来なくなってもしばらくは自力で水を炉内に入れるとしています。
しかし、結局は電源喪失の時間が長く続けばメルトダウンを起こすわけで、それまでの時間を少し引き延ばすだけです。抜本的な安全対策とは言えません。
もっと深刻なのは、原子炉から四方八方に伸びる配管の耐震性が正しく確認されていないことです。管が破断したり、表面に亀裂が入るリスクを考慮していません。
また、「この先やります」に該当するのが、防潮堤のかさ上げや、外部への放射能の流出をさけるためのベント弁のフィルター設置、建屋の強化などで、それらの対策は後回しにして、とにかく先に稼働させてほしいということです。
国会の事故調査委員会は、津波が襲う前にすでに原子炉が大きなダメージを受けていた可能性を指摘していますが、それは配管の損傷による冷却水の喪失です。
発足したばかりの原子力規制委員会も原子力廃止委員会に改め、廃炉措置の指導にあたらせます。「禁原発法」は全体で20本近い法律改正または新法になると思います。
また、現在の原発立地自治体には廃炉事業に要する数十年のうちの一定期間、地元経済への影響を少なくするために交付金を出せばいいのです。
都市部の電気消費者は原発のための交付金を負担するのではなく、原発をやめるための交付金を負担するのです。
日本という国にとっても、そういう方向を打ち出し実践することが、被爆国であり、原発で歴史的に見ても最大級のシビアアクシデントを起こした国の使命ではないかと思います。
そして使用済核燃料の処分と廃炉を実現するための技術で世界に貢献することこそが求められているのではないかと思います。
★ 『原発ゼロ』の虚実
平智之(京都1区)のブログ
http://t-taira.net/blog/2012/09/post-614.html
★9/14 平智之さんってどんな人?お寺で色々話そう会」in 大善院
IWJ京都チャンネル1 中継録画が見られます。
http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
★ 電力需給で『禁原発』はすでに可能
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http://t-taira.net/blog/2012/09/post-613.html
★安冨歩×平智之対談 9/9
「魂の関が原・禁原発のススメ」の中継録画、京都にて
http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto2にて中継録画が見られます。
★原子力廃止基本法(原廃法)の私案を公表します
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http://t-taira.net/blog/2012/08/post-611.html
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