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前回の続きになります。著書にある同じ個所で、以下です。
チャールズは雑誌社に働く洗練された女性に惹かれた。だが愛していると言ったあと、彼は努力をしなかった。あまりにも長く孤独だったために、相手を思いやった行動がとれなくなっていたのかもしれない。彼女をスコットランドに誘った彼は、いつものように一人で釣りに興じた。その後彼女はチャールズのもとから去った。
著者の解釈がここにも入っています。「あまりにも長く孤独だったために……」とあるところです。皇太子をかばっているのかもしれませんが、伝記作家が人の心理に詳しいというものではありません。
伝記物は真相を探るのが目的ではありませんから、必然的にそうなるのでしょう。また、興味深い読み物に仕立てあげて、より売れるようにしているのです。
タイプ判定には使えない情報が多いのに、事実だと思い込んで判定の材料にする恐れがあると考えています。
さて、以下からは『ダイアナ妃の真実』の中にある記事を取り上げています。
妊娠後、ウェールズに行き、ウェールズ語でスピーチをやりましたが、彼のほうがわたしよりぴりぴりしていました。
ダイアナ妃よりチャールズ皇太子のほうが、生まれながらの王族でスピーチにも慣れていると考えられるので、彼は神経質な気質に入れられるところです。
防御タイプ(714)から探すところですが、これもダイアナ妃が感じたことに過ぎず、タイプを絞れる情報ではありません。ただし、他のエピソードで他の人たちもしばしば感じて取り上げていたら、防御タイプだと絞ることになります。
私はカナダの万国博覧会で卒倒しました。私たちは四時間も歩き回っていて何も口にしていませんでした。食べ戻してしまってお腹がからっぽだったという意味です。泣き言を言っていると思われるのが嫌で、気分が悪いことを誰にも言いませんでした。彼の横で倒れてしまったのです。夫は私を叱りつけました。倒れるなら、ドアの向こうのどこか他の場所で倒れろと言いました。
チャールズ皇太子は将来の王になるため厳しく躾けられていると思いますが、体調が悪くなれば本性が出るものです。ダイアナ妃だとて注意していたはずだと思いますが、それでも、ダイアナ妃は出しています。よく似た例がその2にもあります。
「女王は、チャールズがバークシャーに向かう旅のあいだ恐ろしさに震えていたのを覚えている。彼女が息子を残して帰ったあと、彼は何日も泣きながら眠った。誰にも聞かれないように枕に顔を押し付けて…」
でも、皇太子のような身分であれば、身近に世話係りの人がいると考えられるので、ここに載っているので誰かには知られてしまったのでしょう。
防御タイプは優等生気質でもあり、追い詰められるほどに「隠す」という方向になりやすい人たちです。ここでも、タイプ3よりはタイプ7に軍配はあがります。
ですが、837という3つのタイプは、「他人に弱みを見せない、隙を見せない」というように、否定的なことは隠すという振る舞い方を本能的にしてしまう気質です。
世界と否定的に結びついている人たちに共通のものです。ですから、ここでもタイプ3は消去できません。
一方、ダイアナ妃は「世界と肯定的に結びついているタイプ(261)」ですから、「隠す」とか「弱みを見せない」にはなりにくいタイプです。
むろん、タイプ2が全てオープンにするなどあり得ません。隠すこともよくあります。何を隠すか隠さないかはそれぞれの判断です。(なお、ここまで書かないと誤解を受けてしまうみたいです)
ダイアナ妃のほうは、「卒倒するなんて思わなかった。いたわってくれると思ったのに、叱られるなんて…、なんてひどい」などと皇太子のことを思ったかもしれません。
辛い思いをしているときに、「ひどい」ことを言われると、それは一生記憶に残り、傷はなかなか埋まりません。
が、皇太子からすれば、醜態を公に晒したのだから、かなり恥ずかしい失態で反省するのが当然のことになります。ひどい人間だと思われたならば、心外ってことになるでしょう。
「倒れるならドアの向こうのどこか他の場所で倒れろ」と言われたら、すぐに納得する人がいます。837の世界と否定的に結びつくタイプと、羞恥心のい優等生気質の714です。
上記のエピソードくらいのことならば、傷つかないのはタイプ5と9です。残りはタイプ2と6しかいません。
これは価値観の違いというよりも、振る舞い方の違いであり、つまりは気質(タイプ)の違いですが、それが一般的にも、夫婦の仲を裂く大きな原因になっていることは言うまでもありません。さて、元に戻します。
父親としてのチャールズについて。彼は子ども部屋で過ごすのが大好きで、ミルクをあげたりするのが待ちきれないみたいです。とてもいい父親です。
幼子をかわいがるのは、全てのタイプに見られるものです。しかし、お母さん気質のタイプ2でも、子どもを可愛がらない人がいます。精神状態がよくない人に多いとは思います。
子どもを可愛がっているからあの男はタイプ2だ、と思い込むこともよくありますから、知ってほしいところです。
さて、取り上げた例からみれば、タイプ7の可能性が高いのですが、タイプ3を消去できるという決定打ではありません。
そして、他の伝記本も読みましたが、ずっとこんな調子です。従って、皇太子のタイプは未確定です。1つのタイプに絞れません。残念ですが。
このようにエピソードを取り上げて、判定のための根拠をあげてタイプを絞っていることを提示しなければ、多くの人たちからの支持は得られないと思います。これからも、できる限り著名人を取り上げるつもりでいます。
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