ウソはつかないが、国民が知りたいことは省く！

復興予算のとんでもない使われ方を知り、あまりのことに絶句です。

ところが、もっと絶句するのは、14日の細野政調会長の答弁が、メディアによって違っていたことです。


省いているところが問題なのです。「ウソはつかない」が、「本当のことは書かない」。

「国民が知る必要のある本当のことは書かない」のです。

14日のフジテレビに出演した細野政調会長は、「自民党の意見で日本全国に付けようと判断した」と述べている。

毎日新聞には以下です。
http://mainichi.jp/select/news/20121014k0000e010136000c.html
or
http://news.biglobe.ne.jp/domestic/1014/mai_121014_5872372430.html


ところで、他の新聞社の記事を偶然に見たら、なんと毎日新聞とは違うところがある。肝心なところが省かれている。

朝日新聞：
「昨年は（震災で）日本経済が破綻する瀬戸際だった。当初は被災地に限定することを考えたが、自民党からも意見をいただいて日本全体で付けようと判断した」

産経新聞：
「おかしいものがかなりある。去年から今年にかけては日本経済が破綻しないよう（被災地以外にも）予算をつけていたが、状況が変わった。今後は被災地以外には使わないということを明確にすべきだ」と述べた。

日経：
「細野政調会長は、「日本大震災の復興予算について「これからは被災地以外には予算は使わないという判断をしてもいい」と述べた。今後編成する復興予算案は、福島県などの被災地に関連する事業に限定すべきだとの認識を示したものだ。復興予算の使途を巡っては、自民党などの野党が庁舎の改修や調査捕鯨支援の経費に充てたことなどを批判している。

時事通信：
細野氏は「2011年は日本経済が生死の境をさまよい全国に予算を付けざるを得なかった」と指摘

ウォール・ストリート・ジャーナル：
「２０１１年は日本経済が生死の境をさまよい全国に予算を付けざるを得なかった」と指摘。

読売のオンラインでは、復興予算に関する細野発言の記事は無かった。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/?from=ygnav

いやはや、露骨すぎます。

また、日本経済が生死の境をさまよっているのに、なぜ増税するのだ。

日本経済が生死の境をさまよっているのに、なぜ欧州の経済危機で、IMFに６００億ドル（約４．７兆円）も拠出するのだ。

米国は、今回は拠出しないというのに‥‥。

大変な被災を受けた日本政府は、お人良しにもお金を出すというのだ。

また、復興予算の流用に関しての野田首相や民主党執行部の人たちの一連の答弁を知ると、口ごもって言いにくそう。言い訳ばかり。

自民党と裏取引しているに違いない、などと思わざるを得ません。

そして、3.11以降、メディアによってこうも違いがあるとは‥。週刊誌のほうが頑張っているようにみえます。

★週刊ポストの記事
１９兆円復興予算をネコババした泥棒シロアリ役人の悪行
http://ameblo.jp/heiwabokenosanbutsu/entry-11315411375.html

以下は、赤旗の記事でかなり詳しい。

★10/14　国民監視にも復興予算
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-10-14/2012101401_02_1.html?_tptb=032

★10/11被災庁舎 手つかずなのに…中央官庁には１４億円
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-10-11/2012101101_02_1.htm
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★10/6防衛省の予算流用　復興相も「いかがなものか」復興に“悪乗り”
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-10-06/2012100603_01_1.html