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大麻(マリファナMarijuana=カナビス)所持で学生たちが検挙されたという報道が続いています。「大麻汚染」などとセンセイショナルな書き方です。
ところで、大麻への考え方や取り締りは国によって違いがあります。知っている方も多いと思いますが、違いがあり過ぎます。オランダなどでは喫茶店などでおおっぴらに販売されています。また、カナダの裁判所は大麻禁止法に違憲判決を出しています。
欧州のほとんどとロシアやオーストラリアなどは、個人の所持や使用で刑事罰を与えられることはありません。米国でも12州で医療用以外の大麻の少量所持は州法により犯罪として処罰されていません。
日本のように自分用に大麻を使用することで処罰される国はかなりの少数派です。しかしながら、東南アジアでは厳罰となり、シンガポールでは死刑の判例もあります。
この違いはどこから来ているのか、以前から疑問に思いつつも調べることもないままでした。しかし、女学生が大麻所持で検挙というニュースで疑問は再燃しました。
ちなみに、大麻は、酒タバコよりは害の少ないものだということを知っている日本人は少ないみたいです。なお、以下は、フリー百科事典「ウィキペディア」に掲載されているもので、「アメリカ国立薬物乱用研究所(NIDA)の評価 (1994年)」です。
(依存薬物) (依存性) (禁断性) (耐性) (切望感) (陶酔性)
ニコチン 6 4 5 3 2
アルコール 3 6 4 4 6
カフェイン 2 2 2 1 1
大麻 1 1 1 2 3
上記のように、大麻はアルコールやニコチンよりも害が少ないことはよく知られています。しかし、大麻を使用すると次第に覚せい剤やコカインなどの有毒な薬物に手を染める恐れがあるので、大麻を厳しく規制したほうがよいという考え方があります。
これを「ゲートウェイ理論」と言いますが、大麻に厳しいアメリカ保健省の調べでさえ「ない」という結果が出ています(ウィキペディアを読んでください)。
でもおかしいですよね。一方では罰せられず、他方では死刑にされるのですから、どうも呑み込めません。何が問題になっているのでしょうか? さて、明日の夜、続きに取り掛かりたいと思います。
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