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ウィンターズ・ボーン 予告編 -Winter's Bone-
http://www.youtube.com/watch?v=csiIsrHzmcY
3.11以前に観たアメリカ映画をご紹介したいと思います。
監督はデブラ・グラニクで女性監督です。主演している女優はジェニファー・ローレンス(リー役)です。
舞台となるのはミズーリ州の田舎、オザーク山脈の山村。17歳のリーの暮らしはドン底です。父は蒸発して、母はうつ病なのか心を病んでいるようでまるで頼れず、妹と弟を養うしかない立場に追い詰められています。
以下にあらすじや感想などあり。
http://d.hatena.ne.jp/doiyumifilm/20100903/1283498210
山深い痩せた土地で暮らす一家。父親の失踪で、その家も取られてしまいそうです。
が、17歳の少女は気丈にも立ち向かっていきます。
ですから、この映画、救いはあるのですが、生きることが過酷そのものです。
アメリカ社会の厳しい現状にハッとさせられます。
家族を守り、自分を守るのは自分だけ。
強くならなければ生きて行けない…、
とっても怖い映画でした。その怖さは、ホラー映画以上です。
眠気もふっとび、怠け癖もどこかに掻き消えるかも…、
甘っちょろいことを考えていたならば、つまらないイザコザでクヨクヨと悩んでいても、そんなものどこかに吹っ飛んでしまう…、
そういう怖~い映画ですが、お奨めしたいと思います。
ちなみに、ミズーリの山間地(オザーク地方)に住んでいる人たちは、「ヒルビリーhillbilly」と呼ばれています。
ヒルビリーとは、ヒル(山)に住んでいるビリー(スコットランド系移民)です。
主人公の姓も、「ドリー」というケルト由来の家名なのだそうです。
アメリカの貧困層には、映画にもあるように、法律よりも一族の血縁や掟を重視する傾向がみたいです。
そして、むろん、法律が守ってくれるのではなく、銃で身を守るという考え方になるのでしょう。
なぜアメリカは、銃社会から脱出できないのか…。
この映画から、その一端を少しは理解できるかもしれません。
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