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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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今年も、いつも通りやってきました。今年も、無常(あるいは無情)にもやってきて、おめでたくないのに「おめでとう」と祝賀の挨拶をしております。

でも、なんとか良い年にしたいものです。どうすれば良くなるのでしょうね。そのための知恵が働くよう神社に参拝でもしてみようかな…。

年末から旅に出ていましたが、帰宅後に風邪をひいてこじらせてしまいました。やっぱり幸先良くないのでしょうか。でも、若い?ので早くも回復したところです。

ところで、当ブログは、「見通しのいい古塔」と名付けています。エニアグラムを知り、「見通しがよくなった」とエニアグラムを学んでくれた方がおっしゃってくださったからです。

見通しの悪いところ、たとえば迷路に迷い込むと否定的で悲観的になりがちです。不安にもなります。

真っ暗な地下迷路であれば恐怖心で理性が曇り、知恵も働かなくなったりします。それどころか、金縛りにあって、まったく動けなくなるかもしれません。

でも、近くに高台があれば登ってみたくなると思います。誰かが、「あちらに光が見える、そこに行こう」と言ってくれたら、どれほど救われるかしれません。

それと同じで、「エニアグラム性格学」も、丘とか塔とかビルの屋上みたいな所ではないかと思います。

私にとっては、暗闇の中で見つけた一筋の光でした。受講された方から、そのように言われたことがあります。

上から見下ろすと景色も違って見えますが、エニアグラムというツールを知れば、自分を見る目も、他人を見る目も違ってきます。

エニアを深く理解するほどに、当人の実像に近づくことができます。
それだけはどうしてもお伝えしたいことです。

でも、屋上に登っても、何も見えない人がいるかもしれません。また、屋上に登るのが目的ではありません。そこから、なにを発見するのかは、それぞれに任せられています。

何も発見できない、何も学べない人であれば、登った意味などありません。

残念なことに、何事も公平にやってこないようです。

エニアグラムは、自分と他人を、より深く理解できるようにするためのツールです。人のタイプを決めつけるのがエニアグラムではありません。

私は、それを身近にいる人たちに伝えることができないまま今日まで来ました。

身近な人たちに理解されないことほど悲しいものはありません。でも、人生ってそういうものなんでしょうね。

しかし、相手がどうであれ、自分のほうでは相手をより理解できるようにしたいと思っております。

相手が無関心でも、私のほうでは関心を持って静かに穏やかに見守れる、そんな人間になりたいものです。

これは、今年の私の目標です。悲しく辛いことが起きるほどに、自分は自分を鍛え上げられる、と思いたい。そういう自分にならねばならないと思うのです。いえ、そうなりたいのです。

自分自身に関することで目標を持って生きるなど、生まれて初めてのことです。

で、これが、なんだかいい感じです。

これを読んでいる皆さまにも、この「いい感じ」を伝えたいです。

どうしたらうまく伝えられるのか、まだまだ未熟なのでうまくいきません。しかし、目標がある限り、目標を無くさない限り、忘れない限り、少しは近づけるだろうと思います。

今年もどうぞ宜しくおつきあいください。

 

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