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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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体罰された翌日に生徒が自殺したという報道から、にわかに大きな問題として取り上げられているみたいです。

でも時間が経てば薄れる類のものです。

喧々諤々と議論して大騒ぎしてもすぐに忘れて、また、体罰事件が起きます。アメリカの銃による大量殺傷事件に似ています。

また、通信受講生から、「体罰肯定なのはタイプ2w1が多いのではと思います」というメールが届きました。

「タイプ1と言われている桑田真澄さんの体罰に対する意見は絶対体罰否定でした」と桑田さんのブログアドレスも書き添えられて。

これまでの体罰教師のタイプを調べるとタイプ2w1の可能性が高い人たちでしたが、数多くを調べていませんので、まだ何とも言えません。

でも、タイプ2は「お母さん気質」で、子どもの教育を請け負うという役割を持っているタイプです。ですから、教育や躾に熱心になりがちで、子どもや生徒や子弟などに期待や思い入れが強くなりがちな傾向があります。

http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory7.htm

さらに、攻撃的で短気という気質ですから、体罰へといきやすいとは言えるでしょう。しかも、「男性を強く意識するタイプ261」ですから、男児や男性への期待が大きく、厳しく躾けるという方向に行きやすいタイプです。

http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory1.htm

ところで、1か月くらい前に、知り合いの女性が息子のことで悩んでいると語ってくれたことが印象に残っています。夫が、妻の小6の息子への躾け方が甘いと非難しているというのです。

「中学生になったら親の言うことを聞かなくなる、今のうちになんとかしなくては」と追い詰められているように語るそうです。そこで、妻は子どもと二人で家を出ようかなどと語り合ったという。

この父親、なんだか息子が反抗すれば体罰をしそうな雰囲気です。息子さんも知っていますが、とても感じのよい2w1男児で友だちからの評判がよいのです。

なぜ、父親がこの息子を評価しないのかと。期待が大きすぎるようです。夫婦ともにタイプ2w1と判定していますが、父親の息子への思い入れが強すぎるように見えるお話でした。

また、高校生の頃、親友から打ち明けられたことも忘れられません。父親は本当は娘思いなのだそうですが、頑固で理不尽な父親なので反抗したら、体罰されたというものです。

父親を憎しみ殺したいほどだった! と打ち明けられて驚きました。

親友の家族とは懇意で、父と娘のどちらもタイプ2w1と判定できる方です。

その記憶が、自分の子育てに影響を与えていたように思います。

父親からの体罰で、殺意を抱く子どもがいるのですから、学校の教師や顧問などからの体罰ならば、もっと憎みやすいだろうと考えられます。

憎しみの心を持つことは、それだけで苦しいものではないかと思います。教育の場で、「人を憎むという体験」をさせるなど、あってはならないことです。

体罰を認める人たちは、殺意まで抱く子どもや人間が存在することを知っているのでしょうか。どうも、そのようには見受けられません。

続く‥… 

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