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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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体罰事件を知るといつも思いだす事件があります。「奈良・母子3人放火殺人事件」と言われており、2006年6月に起きたものです。

16歳の高校生が放火したために、義母と弟と妹が亡くなりました。


以下に少しだけですが取り上げてみました。草薙敦子著の『僕はパパを殺すことに決めた』講談社です。

なお、現在、この本は売りに出されていないようですが、以下にて詳細がわかります。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8D%89%E8%96%99%E5%8E%9A%E5%AD%90

「パパは鬼のような形相になって、いきなり僕の髪の毛を右手で掴んで引っ張りながら、ちょっと来いと怒鳴って僕を書斎まで連れて行きました。

その場でパパは、スリッパを履いたままの足で、僕の顔や体を踏みつけるようにして蹴ったり、両手を使って顔や体を殴ってきました。

血の味を感じ、口の中が切れていることがわかりました」パパは怒って僕に、こうやってと解くんや、分かったか と怒鳴って、いきなり手に持っていた芯の出たシャープペンシルで、僕の頭頂部を突き刺しました。

僕は一瞬、頭に電気が走ったような痛みを感じ‥中略

頭を手で触っていると、パパに突き刺されたところに、シャープペンシルの芯が突き刺さったので、勉強中に抜きました」

少年が事件を起こしてしまった原因は、父親の体罰だと考えられます。

高1の少年はあまりに激しい父親の折檻から、自分は殺されるかもしれないと恐れます。そして、父親殺害計画を立てました。

しかし、計画はいろいろと変わり、追い詰められて放火という方法を選んでしまったようです。

この事件を調べて悲劇の原因を多くの人たちに知ってもらいたいと、そのために本にしようと執筆作業に入っていました。

しかし、そうと決めたのは事件から3年も経ってからで、すでに世間の関心が薄れており、書きまとめても出版される可能性は低いらしく、断念してしまいました。

でも、本にはできなくとも、いつかどこかで、この事件を起こした真の原因をあきらかにしたいと考えています。ここでも取り上げるかもしれません。

そして、子どもが親を殺した事件がありますが、体罰が原因になっているものがあるだろうと予想します。

ところが、なんと、「体罰の会」http://taibatsu.com/m5.htmlがあるそうです。

「子どもには体罰を受ける権利がある」というもので、筆頭に載っているのは発起人なのか「浅田均」とあります。

大阪府議会議員で「大阪維新の会」に入っています。

維新の会政調会長で「八策」の起草者とも言われており、橋下市長を支えるメンバーです。
 

 

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竜頭 万里子 (りゅうとう まりこ)
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