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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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20130202
小出裕章さん講演 愛知県小牧市
【まのび放送局】

http://www.youtube.com/watch?v=FbBoU35bZ2o

前半は核分裂の原発の問題をとりあげています。

後半の1時間40分以降で、核融合のお話になります。

なお、バックの時計が15時14分くらいからになります。

「核融合」のところだけの文字おこし。
http://hiroakikoide.wordpress.com/2013/02/05/manobi-feb2/?utm_medium=twitter&utm_source=twitterfeed

作業をしてくださった方、ありがとうございます。

一部のみ以下に転載
水爆はどういう原理に基づいているかというと、「核融合」という物理現象を使った。核融合のエネルギーは現実には太陽で起きている。それを地上で使ったというのが「水爆」。

猛烈な爆弾でした。核分裂現象を原子力発電でエネルギーに使ったように、核融合反応をエネルギー源として使えないかということで「核融合研究所」がある。


「地上に太陽をつくりだす」ということであって、猛烈に乗り越えることが難しい壁がいくつもあ.る。今日まですぐにでもできると学者たちが言ってきたけれどその壁の厚さゆえに、計画がどんどんどんどん先送りになっている。

今世紀の終わりまで、まだ100年くらいあるわけですけど、その間にできると信じている核融合研究者は1人もいない。


融合というものをやろうとすると「トリチウム」という物質を燃料を使う。トリチウムは「水素」です。水素というのは天然に広くあるわけだし水というのは水素と酸素でできている。

私の身体はほとんど水だらけですから水素は山ほどあるけど、天然にある水素は放射能を持ってない水素です。ただしトリチウムというのは放射能を持った水素。それを燃料に使うのが「核融合」。

水素というのは閉じ込めることが大変難しい元素で、水素は金属のボンベに入れても、金属のボンベを突き抜けてしまうほどに金属でも何でも突き抜けて出てしまう。環境に出てきてしまえば水になってしまう。


水は人間にとって必須のものですから水素があれば必ず身体に閉じ込んでしまう。これまでは放射能がない水素だけしか周辺になかったものですから、こうやって人間は生きて来られた。

放射能を持った水素を環境にまき散らすことになれば、人間が耐えられるかどうかは大変な問題になるだろうと思う。

核融合をやろうとするなら完ぺきにトリチウムを閉じ込めなければいけないと思うのですが、技術というものに完ぺきはない。

今は核融合施設の方は「95%は捕まえることができる」と、それをアイソトープ協会というゴミの専用業者に引き渡すと、質問の方がおっしゃって下さったわけですけど。



逆に言うなら「5%は捕まえられません」ということを言っている。あるいは99%捕まえたとしても、必ずなにがしか放射能を外に出すことになる。

核融合研究所なんていうのは私から言えば申し訳ないけど要するにちゃちな研究所で、ほんの少ししか使えません、トリチウムにしても。


それが漏れたところでまぁ大したことになるとは、実は思わないんですけど、でもそういう研究を続けて、核融合なんてものをほんとにエネルギー源として使うようになったら、それこそ人類破滅になると私は思います。

核融合研究所の「汚染は少ししか出さないから我慢しろ」と言う主張かもしれないけれど、私は少しの汚染も我慢できない。研究自身をやめるべきだというのが私の立場です。

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