そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰?
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
数年前のテレビ番組に取り上げられたものです。
離ればなれになった家族や友人など消息が知りたい、また会いたい人たちを募集して、番組の担当者がプロの手なども借りて探すという企画でした。
涙の対面をするところを視聴者にみせて、ともに涙を流させるというよくある番組です。
(ちなみに、私はお涙頂戴ものではまず泣きません。でも、連れ合いは簡単に嵌められてウルルンになります。BGMがそれらしいものであれば、ちょっとしたものでも目がうるんでいます)
さて、ある母親は、夫に騙されて離婚届を出してしまい、さらに息子二人と引き離されてしまったようです。
病気で働けず実家に帰っていたが、20年経っても息子たちのことが忘れられず、一目会いたいと応募したようです。
兄弟は2歳違いで、30歳くらいになっています。母親と対面したのは弟のほうで、兄のほうは拒絶したようです。
弟のほうは母親との再会の場面では抱き合い、謝っている母親を許しているだけでなく、母親に対して、「僕が守ってあげるよ」というようなことを述べていました。
泣いている母親の背をよしよしとやさしくさすり、まるで、この息子のほうが母親なのか、というような様子です。
二人の顔はカメラに映されていて、その様子が視聴者たちに伝わり、感動を呼ぶように設定されていました。
一方、兄のほうは母親と再会することを拒んだままです。つまり、同じ体験をしても兄弟のタイプが違うと、親に対する対応が違うことがある、という実例です。
テレビ画面に顔が映るのを拒む人もいますが、この男性は素顔を出していました。あまり恥ずかしがらず、オープンな気質だと言えそうです。弟の様子からタイプ2と判定できます。
ところが、母親の存在が大きく、母ヘの想いが重い人たちにとっては、20年ぶりに母親に会うことは簡単なことではありません。
母親に捨てられたと思いこんでいたなら、許すことは容易ではありません。再会を拒絶するほうになります。つまり、マザコンタイプ(8・3・7・4)の人たちに起きやすいものです。
母親への怒りや恨みを思いっきりぶつけたいと思っているかもしれませんが、母親はどういう人間なのか、なぜ自分を捨てたのかと、真相を知りたいという気持ちも強かったのではと想像できます。
しかし、本質的には母親を求めており、母になにか期待してしまうのです。でも期待外れになる恐れもあり、やはり会うと傷つくのではと、恐れるのです。
このように、マザコンタイプであれば元々に母親に対しては複雑な境地になりやすいのですが、このような状況に置かれたら、なお一層に複雑な心理状態に陥ります。
母親に対する愛憎半ばの相反する気持ちに激しく揺さぶられると考えられます。となれば、再会を決意することは簡単なことではありません。かなりの勇気が要ります。
一方、この4つのタイプでなければ、さほど勇気のいることではなく、苦しい心理状態にもなりにくいと考えられます。子どもの頃に母親に捨てられても、母親を恨むようになりにくいのです。
この母親は、息子の一人とは再会できました。一人はマザコンタイプでなくてよかったなと思います。
息子が二人ともマザコンタイプであれば、再会を果たすことはできなかった可能性が大です。二人の息子から許されないままであったならば、辛いことになったでしょう。
ですから、兄弟が同じタイプであれば、このような相違が浮き出てきません。つまり、体験によってこのような相違が起きるのではありません。そのタイプに生まれたからなのです。
しかし、兄が13歳頃で、弟が4歳くらいだとしたら、あなたはどうなると思いますか?
兄のほうは多感な時期に母親に捨てられたので母親を許さず、幼児であった弟は母親を許すほうになるのではと、予想するのではないでしょうか。
これが一般的に考えられるものです。でも、そうなるとは限りません。
兄がタイプ2であったとしても、母親に関しては許容する方向に行きやすいのです。父親であれば許容できにくいのですが。
むろん、弟がタイプ7の場合は基本的には許せないほうになりますが、幼児の頃であれば会いたい気持ちのほうが勝るかもしれません。どちらの可能性もあり、予想は立てられません。
さて、「幼児の頃の養育者との関係で性格は形作られるもの」は有るかもしれませんが、DNAに書き込まれているものも多いと考えられます。
というよりは、こちらのほうが圧倒的に多いので、タイプ判定ができるのだと思います。もしも、その逆であれば、タイプ判定は容易ではありません。(続く…)
離ればなれになった家族や友人など消息が知りたい、また会いたい人たちを募集して、番組の担当者がプロの手なども借りて探すという企画でした。
涙の対面をするところを視聴者にみせて、ともに涙を流させるというよくある番組です。
(ちなみに、私はお涙頂戴ものではまず泣きません。でも、連れ合いは簡単に嵌められてウルルンになります。BGMがそれらしいものであれば、ちょっとしたものでも目がうるんでいます)
さて、ある母親は、夫に騙されて離婚届を出してしまい、さらに息子二人と引き離されてしまったようです。
病気で働けず実家に帰っていたが、20年経っても息子たちのことが忘れられず、一目会いたいと応募したようです。
兄弟は2歳違いで、30歳くらいになっています。母親と対面したのは弟のほうで、兄のほうは拒絶したようです。
弟のほうは母親との再会の場面では抱き合い、謝っている母親を許しているだけでなく、母親に対して、「僕が守ってあげるよ」というようなことを述べていました。
泣いている母親の背をよしよしとやさしくさすり、まるで、この息子のほうが母親なのか、というような様子です。
二人の顔はカメラに映されていて、その様子が視聴者たちに伝わり、感動を呼ぶように設定されていました。
一方、兄のほうは母親と再会することを拒んだままです。つまり、同じ体験をしても兄弟のタイプが違うと、親に対する対応が違うことがある、という実例です。
テレビ画面に顔が映るのを拒む人もいますが、この男性は素顔を出していました。あまり恥ずかしがらず、オープンな気質だと言えそうです。弟の様子からタイプ2と判定できます。
ところが、母親の存在が大きく、母ヘの想いが重い人たちにとっては、20年ぶりに母親に会うことは簡単なことではありません。
母親に捨てられたと思いこんでいたなら、許すことは容易ではありません。再会を拒絶するほうになります。つまり、マザコンタイプ(8・3・7・4)の人たちに起きやすいものです。
母親への怒りや恨みを思いっきりぶつけたいと思っているかもしれませんが、母親はどういう人間なのか、なぜ自分を捨てたのかと、真相を知りたいという気持ちも強かったのではと想像できます。
しかし、本質的には母親を求めており、母になにか期待してしまうのです。でも期待外れになる恐れもあり、やはり会うと傷つくのではと、恐れるのです。
このように、マザコンタイプであれば元々に母親に対しては複雑な境地になりやすいのですが、このような状況に置かれたら、なお一層に複雑な心理状態に陥ります。
母親に対する愛憎半ばの相反する気持ちに激しく揺さぶられると考えられます。となれば、再会を決意することは簡単なことではありません。かなりの勇気が要ります。
一方、この4つのタイプでなければ、さほど勇気のいることではなく、苦しい心理状態にもなりにくいと考えられます。子どもの頃に母親に捨てられても、母親を恨むようになりにくいのです。
この母親は、息子の一人とは再会できました。一人はマザコンタイプでなくてよかったなと思います。
息子が二人ともマザコンタイプであれば、再会を果たすことはできなかった可能性が大です。二人の息子から許されないままであったならば、辛いことになったでしょう。
ですから、兄弟が同じタイプであれば、このような相違が浮き出てきません。つまり、体験によってこのような相違が起きるのではありません。そのタイプに生まれたからなのです。
しかし、兄が13歳頃で、弟が4歳くらいだとしたら、あなたはどうなると思いますか?
兄のほうは多感な時期に母親に捨てられたので母親を許さず、幼児であった弟は母親を許すほうになるのではと、予想するのではないでしょうか。
これが一般的に考えられるものです。でも、そうなるとは限りません。
兄がタイプ2であったとしても、母親に関しては許容する方向に行きやすいのです。父親であれば許容できにくいのですが。
むろん、弟がタイプ7の場合は基本的には許せないほうになりますが、幼児の頃であれば会いたい気持ちのほうが勝るかもしれません。どちらの可能性もあり、予想は立てられません。
さて、「幼児の頃の養育者との関係で性格は形作られるもの」は有るかもしれませんが、DNAに書き込まれているものも多いと考えられます。
というよりは、こちらのほうが圧倒的に多いので、タイプ判定ができるのだと思います。もしも、その逆であれば、タイプ判定は容易ではありません。(続く…)
PR
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
カテゴリー
最新記事
(05/10)
(05/10)
(05/10)
(05/09)
(05/08)
(05/07)
(05/04)
(05/04)
(05/02)
(05/02)
プロフィール
HN:
竜頭 万里子 (りゅうとう まりこ)
性別:
女性
職業:
講師・カウンセラー・ライター
趣味:
読書・散歩
ブログ内検索
アーカイブ
最古記事
(12/17)
(12/19)
(03/04)
(03/06)
(03/08)
(03/10)
(03/12)
(03/14)
(03/16)
(03/18)
カウンター
アクセス解析