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ご存知のように、「禁酒法」という法律が約90年前の米国にありました。1920年から14年間続きました。この法律は、酒の醸造・販売・運搬・輸出入を禁止しているが、飲酒自体は禁止されていません。家で酒を飲むのはいいが、バーでは飲めないという法律です。
禁酒法に違反した人は、罰金1000ドルか、禁固6ヶ月を課せられるという重いものです。1000ドルは、今の時代ならば幾らになるのでしょうか? 調べてないのですが、かなり高額になるのではと思います。
家でも酒は飲めないという法律だと思い込んでいたのですが、そうではなかったようです。それでも酒が作れず手に入らなければ、家でも飲めないのですから、その機に乗じてマフィアのような闇の組織が暗躍するはずです。
仮に「禁煙法」などという法律を決めたら、禁酒法のあったアメリカと同じ状況に陥るのではないでしょうか。タバコは大麻よりも健康を害し依存性も高いのですから、法的にはもう少し厳しい対応をしたほうがいいように思うのですが‥。
しかし、人間というものは禁じられるほど、禁を犯したくなるものではないでしょうか。マフィアの資金源になるようなことは絶対に避けるべきですし‥。
やっぱり、法律で厳しく罰するという方法では、うまく行かないように思うので、それは考えないほうがよいみたいです。あなたはどう思うのでしょうか?
つまり、「大麻」も、厳しく処罰しても無くならない、このままではどうにもならないのではないかと予想します。また、闇の組織の資金源になってもいるのですから。
従って、大麻も、タバコみたいに一般の人にも手に入りやすいものにしたほうがよいのではないかと。合法化する必要はないが、自宅で飲むだけならば罰さない、という考え方です。ちなみに、この考え方は欧州では一般的なのですが。
むろん金額は高いほうがよいと思うのです。そして、「体に悪いからやめようね」という啓発的なことを説いていけばよいのではないでしょうか。
丁度、タバコがそうであるように、大麻を入れる箱に注意事項を印刷すればよいのではないかと。そして、タバコも1箱1000円くらいにして、大麻もそれにみあう価格にして、高い税を課すという方法はどうでしょう? それらからの税収を介護などの福祉関係に使う、というのがベストではないかと思うのです。
大麻を吸った相撲取が一人、また逮捕されましたが、大麻は吸った本人だけの害ですが、タバコは傍にいる人間たちの害になります。子どもや女性は男性よりも、ずっと健康を害するのですから‥。
なぜ、タバコに対しての考え方がこんなにも遅れており軽い扱いをしているのか、なぜ大麻に対して厳しすぎるのか、それがどうも理解できません。
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