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「事実は小説より奇なりTruth is stranger than fiction.」と言ったのは英国の詩人・バイロンなのだそうです。
映画『藁の楯』のニュースを聞いて、マンガ家の木内一裕さんの創作した小説だったと知りました。
『藁の楯』公式ページhttp://wwws.warnerbros.co.jp/waranotate/index.html
この映画は「リアリティを追及し、名古屋市内の道路を封鎖して、劇用のパトカーや警護対象車などを激走させた。愛知県庁舎を警視庁に見立てて約800人のエキストラをクライマックス導入した」ようです。
3.11以降愛知県庁舎にしばしば出かけるようになりましたが、青春時代から知っているずっと変わらぬ古びた建物です。
1938年(昭和13年)の建造ですから、75年も経っています。映画やテレビのロケによく使われています。
耐震補強もしたそうなので、ずっとこのまま壊さないで欲しい建物です。
ところで、この映画は、金持ちの老人が孫娘を殺した凶悪犯に多額の懸賞金をかけたので、警察官が「人間のクズ・生きる価値のない男」を守るというお話です。
まだ、観ていませんが、「なぜクズを守るのか」というテーマらしいのです。
それと知り、ある実在の弁護士を思い出しました。
誰からも憎まれている極悪人の弁護を引き受けています。しかも、映画とは違い、この人は自ら弁護しようと名乗り出ています。
名前はジャック・ヴェルジェス、今年の8月に亡くなられています。
たとえば、「リヨンの屠殺屋」と言われたナチのゲシュタポ「クラウス・バルビー」や、「ジャッカル」と呼ばれた国際テロリストのカルロス(現在も服役中)などの弁護です。
★クラウス・バルビーhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%93%E3%83%BC
★カルロス
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%AD%E3%82%B9_(%E3%83%86%E3%83%AD%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88)
この人自身の人生が、また映画よりも映画らしいものです。
医者は罪人でも治療するように、看護師も敵兵の治療をします。ゆえに、極悪人の弁護を引き受けるのは当然だというのが、ヴェルジェスさんの考え方です。
この考え方は正しいと思うのです。でも、尊敬できる人だと思うのに、もしも私が弁護士資格を持っていたら弁護は引き受けられないような気がします。覚悟が要るような…。
また、ある域にまで達した超人なのではと私は思っていますが。
ヴェルジェスさん自身も映画(『L’Avocat de la terreur/恐怖の弁護士』)になっていますが、弁護したクラウス・バルビーの生涯も映画になっています。
ところで、アメリカがこの極悪人を利用しています。ウィキの「クラウス」に載っています。
「ボリビアの軍事政権とアメリカの事実上の庇護のもとに、バルビーはボリビア歴代指導者の治安対策アドバイザーになった」とあります。
クラウスの諜報活動能力が凄かったみたいです。
極悪人でも利用価値があると思われたら死刑にならずに済む…、そういうことが不思議でもなんでもなくあるようです。
さらに驚愕したことがあります(以下へ)。事実は、映画よりも小説よりも凄いんです。
★http://www.wound-treatment.jp/next/dokusho71.htm
★http://japan.techinsight.jp/2011/10/18braune_susan_sarandon_called_pope_nazi.html
★「人道に対する罪に序列はない」ジャック・ヴェルジェス
http://www.youtube.com/watch?v=nERqWbgsLKg
★お奨めします。
追悼:“極悪人”の弁護人、ジャック・ヴェルジェス氏
http://no-border.asia/archives/13657
★サルコジを「人道に対する罪」で起訴 リビア問題
http://www.youtube.com/watch?v=_PrqjxSesoI
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