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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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「ねえ!聞いてるの?」、「お前、こっちの言うこと聞いてないだろ?」などと、家族に対して幾度も確認する人がいます。

タイプ2によくあることです。何故ならば、タイプ2自身が人の言うことを聞いていない、聞こえていない、という傾向があるためです。

しかし、一度、聞いただけで忘れない人たちがいます。防御タイプ(714)によく見受けられます。

このタイプは怖がりで神経質で、細かいところに意識が行くほうです。怖がりは聴覚が発達すると考えられます。

ですから、あまり聞き逃すことがないタイプだと考えられます。聴覚人間と言えそうです。

また、調和タイプ(369)も、人の声を聞き逃すことはあまり考えられないタイプです。

怖がりな人たちのほうが周囲全体にアンテナを張り巡らすと考えられます。

あまり怖がりとは言えないタイプ(825)は、自分のやりたいこと言いたいことに意識を集中しているために、他の人たちの言うことが聞こえなくなると考えられます。

むろん、防御タイプや調和タイプでも、そういうことはあります。が、感度というか、アンテナの張り巡らし方として緻密さという傾向はあるようにみえます。

このタイプの人たちは、一度だけ聞けばそれで十分なのに、たとえば、タイプ2の母親から「聞いてる?聞いてなかったでしょ!」などと叱られることがあります。

それで心の中で「ウザイなあ」と思っていても、口に出すとまた怒り出すので黙ってしまいます。

一方、タイプ2のほうは、子どもの背中に語りかけている場合、子どもが返事をしないので、「顔が見えないし、返事してくれないので、聞こえているのかどうかわからない!」、で、再度、確認することになってしまいます。

ですから、タイプ2は、「ルカミ」(Look at me!)としばしば言う人たちです。

ハリウッド映画などを見ているとよくこのセリフが出てきます。目と目をしっかりと交わらせたがる人たちです。

逆に、防御タイプは視線を合わせにくい人たちです。視線を合わすと萎縮するかもしれないので、背中をみせて、で背中でもってシッカリと聞いていたりします。

母親が怖い人であれば、「聞いてるの?」などは、きつい言い方をされてるように聞こえるので、また怒り出すかもと、黙ってしまうのです。

タイプ2からすれば、普通の言い方のつもりなのですが、防御タイプや調和タイプからはきつくて怖い口調に感じるみたいです。日常生活上、しばしばあります。

つまり、「攻撃タイプ」は普通の物言いをしているのに、攻撃タイプ以外の人たちからは怖いとかきついと思われている、ということを知りません。

そんなわけですから、防御タイプや調和タイプが、ウンと踏ん張って「ノー!」と主張していても、きついとは感じないためなのか、拒否されたとは思えないのでしょう。

「お茶、お入れしましょうか?」と聞かれて、「いいえ」と遠慮がちに小声で断っても、迫力がないのか、相手には「…え」とくらいにしか聞こえず、湯飲み茶わんにお茶が注がれてしまうのです。(笑い)

このように、3つのグループは落差が大きいので、このあたりの本質的な違いが、いろいろな誤解を生じさせていることを知っておくと、何かのことで悩まないで済むかもしれません。

 


(ホントです。事実として起きています)


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