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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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英国のオックスフォード大学で、最も伝統がある学部は歴史学部なのだそうです。

孫崎享さんの著書『日本人のための戦略的思考入門』の中にあります。

歴史学部には100名の教師陣がいて、学部生は1500名で、大学院生は500名という大変に大きな規模だとあります。

米国のイエール大学も学生の1520%が歴史を専攻しているようで、欧米の学生たちが歴史を学ぶことを重視していることを取り上げています。

そして、どうして「歴史」が重要なのかを、或る人が述べていたことを書き出しています。


①歴史は人間や社会がどう動くかを示す倉庫である。

②歴史なくして、平和時に戦争をどうして理解できるだろうか。

③人間の行動を実験するわけにはいかない。歴史こそ実験室と言える。歴史だけが人間や社会の行動の広範な証拠を提供してくれる。

④歴史教育を通じて、証拠を評価する能力、変革を把握する能力が鍛えられる。


私も最近になってつくづくと歴史を知らないことが問題だと思うようになりました。

世界史を一通り学んだつもりでしたが、よく考えたら欧米中心の歴史でした。

洗脳はどんな分野にもありますが、当然に教育はその最先端ですから当然のことなんですが…。

日本の古代史への興味はずっと続きましたが、現代史は何故か面白くないというイメージがあり、そこからずっと抜けられませんでした。

でも、たまたま河野太郎さんのブログに、更新されたばかりの記事を読んで驚きました。

★動き出した戦争の決算 河野太郎ブログ
http://www.taro.org/2013/10/post-1408.php

太平洋戦争の決算書類に関することのようです。

軍事費などの貸し借りを清算していたのではなかったようです。驚きました。


ちょっとズレるかもしれませんが、戦後すぐに新円に切り替えられて国民は大変な目に遭っていたはずです。

どうして新円切り替えになったのかわからなくて、ちょっと探してみると、なんと!驚いたというより、それ以上で言葉が見つかりません。

あれは、「国内デフォルト」のようです。

米国がデフォルトに陥るなどというニュースから、デフォルトが馴染のある言葉になりました。

でも、その手のことでは無知そのものですから、戦後に起きた出来事を知って、歴史教育というもの、かなりかなり大事なものであると実感できました。

現在の日本を理解するために、そして、現在の自分の生き方も考えさせられるものになったと思います。

なお、米国のデフォルトは回避されたみたいですが、問題は先延ばしになったに過ぎず、このツケは国民が払うことになると考えられます。

つまり、1%がやりたい放題をして、99%がその尻拭いをさせられているという、あの構図です。


★米債務上限引き上げ法案、下院も可決
http://www.afpbb.com/articles/-/3001570

★そして預金は切り捨てられた、戦後日本の債務調整の悲惨な現実、
 
日本総合研究所調査部主任研究員 河村小百合
 
http://diamond.jp/articles/-/40167
 
http://www.jri.co.jp/MediaLibrary/file/report/other/pdf/7036.pdf

世界のデフォルト経験国家一覧表(第二次大戦以降)
http://www.world401.com/saiken/default.html


 

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