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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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  講座が春休みに入り、少し時間的な余裕が取れるようになり、さっそく映画館に足を運びました。邦題は「チェチェンへ アレクサンドラの旅」です。

http://www.chechen.jp/(クリックすれば飛べます)

6441241c.jpg
  主演のアレクサンドラを演じている女性は、著名なソプラノ歌手で米国に亡命したことがあります。撮影当時の彼女の実年齢は80歳。

     高齢の女性が、ロシア軍駐屯地に大尉として勤務する孫に会いたくて、チェチェンの最前線に出かけます。兵士と同じテントに泊まりながら、兵士やチェチェンの人たちと出会うというお話です。(ちなみに
ロシアでは家族が戦地にいる兵士を訪ねるのは珍しいことではない)
 
 この映画、
報道統制下にあるチェチェンの最前線でオールロケの撮影だったみたいです。それゆえか戦争シーンは無いのですが、戦争の現場にいるという臨場感は漂ってきます。
 また、幼さが残っているような若い兵士たちは彼女をとても労わります。顔つきが兵士らしくなくなります。「ロシアの大地のような母」に対するみたいな、何か懐かしい故郷を思い出すみたいな目つきをします。
 一方、チェチェンの若者たちの表情は拒絶的というか絶望的に見え印象的です。

 
(なお、監督のエニアタイプはタイプ2w1と予想しています。人馴れしやすい人たちばかり登場しています。アレクサンドラも2w1らしく、孫に早く結婚しろと言い、嫁の世話までするつもりでいます。どの国でも2w1の祖母たちならみな言いそうなことです)

 チェチェンに関しては、パレスチナよりもずっと日本人には知られていないようです。私もあまり知りません。それで本やインターネットサイトを見つけて読んだりしますが、できるだけ映画も観るようにしています。

 さて、ロシアも「自分は世界の中心にいると思い込んでいる国」のようです。独立しようとしたり従わない国に対して、弾圧したり暗殺者を送り込んだり、武力侵攻しています。

  チェチェンと同様なことがグルジアにもあります。
大国はどこでも近くの小国に対して威圧的になりやすく、小国の人々を見下しているのではないでしょうか。

 ところで、チェチェンの人々はイスラム教徒で、しかも「イスラム神秘主義(スーフィズム)」のスーフィー派です。

 「一部の研究家がエニアグラムは、1011世紀に起こったスーフィーの聖職者の間に初めて現れたと主張している」と別の研究者が紹介しています。もしかしたら、チェチェンの人の中に、エニアグラムを知っている人がいるのかなあ、などと想像したりしています。

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竜頭 万里子 (りゅうとう まりこ)
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