そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰?
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以前、「エニアグラムサロン」と名付けた受講生たちの集いを、2か月に一度、開いていたことがあります。たまにゲストを招いてお話をして頂くこともありました。
ゲストのタイプはできるだけバラエティに富むように心がけました。招くことができなかったのは、タイプ5とタイプ9だけです。主に私の友人や知人などで社会的に活躍している人たちを招きました。また、人前でも緊張しないで話せる人にお願いしましたが、たまにそうでない人もいましたが概ね好評でした。
その日のゲストはタイプ8の女性で、ブログ(2008年11月10日)にも取り上げたことがある女性です。年齢はアラフォーだったかと思います。
彼女は落ち着きがあり物静かな印象もありますが、堂々とした物腰で威圧感もあり、受講生たちは圧倒されていました。大抵、いつもはゲストが話している最中でも隣席の人たちと私語に興じてしまう。おしゃべりなタイプ2w1が多数を占めていますから致し方がありません。
しかし、この日はみな背筋もキリリと姿勢よく、無駄口は全くなく、ゲストの話に集中していました。タイプ8の存在感がいかほどのものか推し量れるところです。
後日、彼女から、小学2年生の時に書いた作文の原稿を頂きました。タイプ8の子ども時代はどうだったのか?知りたい方もたくさんいるだろうと思います。かなり興味を引くところです。
タイトル『どうろのあんぜん』
わたしたちが、いつも、とおるみちは、がっこうへ、いくみち。おおだんほどうを、わたるのは、2かい、わたります。右手をあげて、いるときは元気に、「おはようございまーす」と、いっています。
どうろを、はしる、くるまや、わたしたちをまもって、くださる人は、こうつうしどういんの、「おじさん」や「おばさん」 いつも、わたしは、ありがたいとおもいます。
ときどき、よこっちょを、むいて、いると、あなぼこに、入ります。一ど、前ばっかり、見ていたら、よこから、じどうしゃが、はしって、きました。わたしは、「あ」。と、ぶつかりそうに、なったとき、ぶんだんの子が、とめてくれました。
これからは気を、つけるように、わたしは、ランドセルに、二つのおまもりをつけてます。その、おまもりと、けんこうに、なる、おまもりで、おとうさんと、おかあさんが、つけてくれました。
でも、わたしは、じぶんが、気をつけなければ、いけないとおもいます。そして、わたしや、みんなが、気をつけて、こうつうしどうの、「おじさん」や「おばさん」がいなくても、じこに、あわないようにします。
くるまが、なかったら、こうつうじこも、ないと、おもいます。でも、くるまが、なければ、どこにも、いけれません。「やっぱし、くるまが、あったほうがいいかな」
それなら、くるまの、人も、あるいている人も、気を、つけて、こうつうの、ルールを、まもって、すみよいまちに、わたしは、したいと、おもいます。
タイプ8らしさが満載な作文ですが、あなたはどう思われたでしょうか。タイプ8だとは思えないと感じる方もいるかもしれませんね。でも、ご本人とお会いして子どもの頃からの思い出話なども聴いており、判定には自信を持っております。
一番に目を引くところは太字にしたところです。「じぶんが、気をつけなけければ、いけないおもいます」とあります。子どもの作文で、このような意志の強さを感じさせる作文は初めて目にしました。その他もあります。
「わたしが………じこに、あわないようにします」・「すみよいまちに、わたしは、したいと、おもいます」
小学2年生の子が、社会のルールをまもり交通事故を減らそうと、主体的に取り組むという決意表明をしている。文章は拙くとも、その心がけからは幼さは感じられません。
社会的なところに関心を持っているところは、さすがに大人タイプです。しかも、「いつも、わたしは、ありがたいとおもいます」とあります。その反対で、交通指導員のおばさんたちが旗で誘導するのを見ても当然のことにように思っている子どもたちが多いのではと思うのですが…。
タイプ8は、指導者側からの視点で物事を捉えたり考える気質ですから、それは幼児期から備わったものと考えられます。
また、タイプ8は他者へ迷惑をかけないようにしますが、指導するほうの人間であれば、指導される人間より、何につけても立派にできなければなりません。ゆえに、人から注意もされることもない、他人の世話にならず、借りや負い目にならないように心がけ、弱みも見せません。
それゆえ、タイプ8は基本的に礼儀作法に厳しい気質ですから、とくに優等生発言をしたのではないとも考えられます。
また、作文の特長としては、句読点が極端に短いところです。まだ文章訓練を受ける年齢ではないので、たぶん、それは気分的なもので、ゆっくりと確かめながら話しをするという特長があるような気がします。
たとえば、小沢一郎さん(タイプ8w7)の話し方はかなりゆっくりですが、作文にしたら句点がしばしばで、句読点も多くなるかと考えられます。
ゲストの女性も話し方はゆっくりで、大きな声ではありませんでしたが、遠くの人まで聞き取れるものでした。このような話し方であれば、聞き手の意識を集中させられる…、また聞き逃すこともないのでは。
おしゃべりなタイプ2の中には、かなり早くしゃべる人がいますが、それでは印象が薄く、聞き流してしまうおそれがあります。それと比べるとわかると思いますが、タイプ8は指図する人ですから、効果的な話し方をしていると考えられます。(つづく)
ゲストのタイプはできるだけバラエティに富むように心がけました。招くことができなかったのは、タイプ5とタイプ9だけです。主に私の友人や知人などで社会的に活躍している人たちを招きました。また、人前でも緊張しないで話せる人にお願いしましたが、たまにそうでない人もいましたが概ね好評でした。
その日のゲストはタイプ8の女性で、ブログ(2008年11月10日)にも取り上げたことがある女性です。年齢はアラフォーだったかと思います。
彼女は落ち着きがあり物静かな印象もありますが、堂々とした物腰で威圧感もあり、受講生たちは圧倒されていました。大抵、いつもはゲストが話している最中でも隣席の人たちと私語に興じてしまう。おしゃべりなタイプ2w1が多数を占めていますから致し方がありません。
しかし、この日はみな背筋もキリリと姿勢よく、無駄口は全くなく、ゲストの話に集中していました。タイプ8の存在感がいかほどのものか推し量れるところです。
後日、彼女から、小学2年生の時に書いた作文の原稿を頂きました。タイプ8の子ども時代はどうだったのか?知りたい方もたくさんいるだろうと思います。かなり興味を引くところです。
タイトル『どうろのあんぜん』
わたしたちが、いつも、とおるみちは、がっこうへ、いくみち。おおだんほどうを、わたるのは、2かい、わたります。右手をあげて、いるときは元気に、「おはようございまーす」と、いっています。
どうろを、はしる、くるまや、わたしたちをまもって、くださる人は、こうつうしどういんの、「おじさん」や「おばさん」 いつも、わたしは、ありがたいとおもいます。
ときどき、よこっちょを、むいて、いると、あなぼこに、入ります。一ど、前ばっかり、見ていたら、よこから、じどうしゃが、はしって、きました。わたしは、「あ」。と、ぶつかりそうに、なったとき、ぶんだんの子が、とめてくれました。
これからは気を、つけるように、わたしは、ランドセルに、二つのおまもりをつけてます。その、おまもりと、けんこうに、なる、おまもりで、おとうさんと、おかあさんが、つけてくれました。
でも、わたしは、じぶんが、気をつけなければ、いけないとおもいます。そして、わたしや、みんなが、気をつけて、こうつうしどうの、「おじさん」や「おばさん」がいなくても、じこに、あわないようにします。
くるまが、なかったら、こうつうじこも、ないと、おもいます。でも、くるまが、なければ、どこにも、いけれません。「やっぱし、くるまが、あったほうがいいかな」
それなら、くるまの、人も、あるいている人も、気を、つけて、こうつうの、ルールを、まもって、すみよいまちに、わたしは、したいと、おもいます。
タイプ8らしさが満載な作文ですが、あなたはどう思われたでしょうか。タイプ8だとは思えないと感じる方もいるかもしれませんね。でも、ご本人とお会いして子どもの頃からの思い出話なども聴いており、判定には自信を持っております。
一番に目を引くところは太字にしたところです。「じぶんが、気をつけなけければ、いけないおもいます」とあります。子どもの作文で、このような意志の強さを感じさせる作文は初めて目にしました。その他もあります。
「わたしが………じこに、あわないようにします」・「すみよいまちに、わたしは、したいと、おもいます」
小学2年生の子が、社会のルールをまもり交通事故を減らそうと、主体的に取り組むという決意表明をしている。文章は拙くとも、その心がけからは幼さは感じられません。
社会的なところに関心を持っているところは、さすがに大人タイプです。しかも、「いつも、わたしは、ありがたいとおもいます」とあります。その反対で、交通指導員のおばさんたちが旗で誘導するのを見ても当然のことにように思っている子どもたちが多いのではと思うのですが…。
タイプ8は、指導者側からの視点で物事を捉えたり考える気質ですから、それは幼児期から備わったものと考えられます。
また、タイプ8は他者へ迷惑をかけないようにしますが、指導するほうの人間であれば、指導される人間より、何につけても立派にできなければなりません。ゆえに、人から注意もされることもない、他人の世話にならず、借りや負い目にならないように心がけ、弱みも見せません。
それゆえ、タイプ8は基本的に礼儀作法に厳しい気質ですから、とくに優等生発言をしたのではないとも考えられます。
また、作文の特長としては、句読点が極端に短いところです。まだ文章訓練を受ける年齢ではないので、たぶん、それは気分的なもので、ゆっくりと確かめながら話しをするという特長があるような気がします。
たとえば、小沢一郎さん(タイプ8w7)の話し方はかなりゆっくりですが、作文にしたら句点がしばしばで、句読点も多くなるかと考えられます。
ゲストの女性も話し方はゆっくりで、大きな声ではありませんでしたが、遠くの人まで聞き取れるものでした。このような話し方であれば、聞き手の意識を集中させられる…、また聞き逃すこともないのでは。
おしゃべりなタイプ2の中には、かなり早くしゃべる人がいますが、それでは印象が薄く、聞き流してしまうおそれがあります。それと比べるとわかると思いますが、タイプ8は指図する人ですから、効果的な話し方をしていると考えられます。(つづく)
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