そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰?
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「学校の成績は、知能ではなく性格で決まる」という研究結果がニュースになっていました。職業柄、「性格で決まる」などと性格に関する記事になると、気になって見逃すことはめったにありません。
読むと疑問に感じるものがほとんどです。今回も唖然としたもので、ちょっと取り上げてみようと思います。
★学校の成績は、知能ではなく性格で決まる(研究結果)
http://www.huffingtonpost.jp/2015/01/07/personality-is-a-better-predictor
-of-success-_n_6427292.html?utm_hp_ref=mostpopular
オーストラリアの研究チームは、「ビッグファイブ」と呼ばれる性格5つの特性(外向性、情緒不安定性、協調性、勤勉性、経験への開放性)を測定した値と、大学生の成績やテストの点数を比較した。その結果、成績に最大の影響を及ぼしていた要因は、「経験への開放性」と「勤勉性」だった。
しかし、私はこのようには導かない。というか、導けないと考えています。小中校という子ども期において、学校の成績がよい子どもは、成績の悪い子どもよりも意欲的になれる傾向があります。
よく学ぶほどに称賛され認められるので、さらに意欲的になりますから、勤勉性はいや増すと考えられます。そうして、受験競争に勝ち余裕で一流大学に入れば、自分に自信を持ち情緒も安定すると考えられます。
それがひいては、他者との関係でも余裕を持てるものになり、本質的には内向的であった者でも外交性が備わるようになると考えられます。
また、経験を多者とも共有できて開放的に見えるようになるだろうと予想できます。実際にも、そのような人間を私は多数見ています。
むろんのこと、子ども期に学業成績が優秀でも、自分に自信を付けられず精神的な余裕も持てない人間もいます。親の言いなりで無理して勉学に励んでも、自信というものがつくとは考えられません。
学業成績が優秀であっても、親に理解されず、いじめにあったり、健康に恵まれないとか、さまざまな不幸な体験から精神的に不安定になる人も実際にはたくさんいるはずです。
ゆえに、子ども期から学業成績が優秀だったというだけでなく、家庭環境だけでなく、教師や友人にも恵まれて、さらに幸運もあって、確たる自信をつけて精神的な安定を得られた人間は、ビックファイブを必然的に得られるようになると考えられます。
従って、その逆の「ビックファイブが備わった性格の人は成績優秀」だと、どうして結論づけられるのか?理解不能です。
エニアグラム性格学でみたら、各タイプがそれぞれの成長の方向に一歩踏み出した人であれば、どのタイプもビッグファイブを獲得するだろうと予想できます。
なお、5つの特性(外向性、情緒不安定性、協調性、勤勉性、経験への開放性)は、獲得するものであり、「後天的に得られる性格」と言えます。
従って、研究者たちが取り上げている「性格」というものが、「先天的な性格」も含めているのであれば、大きな過ちだと私は考えます。
当会のエニアグラムでは、おおまかに9つのタイプがあり、それは「先天的な性格」ですから、「気質」と呼んでいます。気質として見た場合、内向的で協調性が低い人がいます。
たとえば、防御タイプ(714)は怖がりで神経質、羞恥心が強い傾向がありますから、外向的になりにくい気質です。
ただし、個人的につきあうと、依然として怖がりなところが見えます。神経質で羞恥心が強く、なにか起きたら協調性など微塵もなくなり、すぐに精神不安定にもなり、開放性も当然狭まります。しかし、このタイプの勤勉性は本質的なものゆえ無くなりにくいものです。
攻撃タイプ(825)の中では、協調的と考えられるのはタイプ2です。他の2つのタイプは容易なことではありませんが、超少数タイプですから研究対象に入っていないと考えられます。
また、タイプ2は気質的には協調性がないほうですが、超多数派で価値観も同じ人たちに取り囲まれているために、協調性がない自分を自覚するには困難な環境にいます。
そして、本質的に外向性がありオープンな気質ゆえ、本質的に「経験への開放性」が備わっています。さらに、根拠もないのに自信を持ちやすい気質でもありますから、学業成績がよければ自信と余裕を付けることができるでしょう。
ただし、傲慢になりやすくジコチュー性は増す恐れがあるタイプです。このタイプは、暴力的なワガママ人間にもなりやすい気質です。
ちなみに、調和タイプ(369)は、学業成績が高ければ、ビックファイブは比較的早く獲得できそうな気がします。しかし、誰もやらない事や創造性などオリジナル性が重視される時代になっているために、それが不得意になりやすい傾向を持つタイプです。
なお、調和タイプもあまり見かけることはなく、多数派ではありませんから研究対象に入っていないと考えられます。
ゆえに、エニアグラムからみたら、気質としては良い特性もあれば悪い特性もあり、気質は平等です。人生の落とし穴はどのタイプにも平等にあると考えられます。
しかし、生まれつきの能力は平等に備わっているとは考えられません。これがあるか無いかで人生は大きく変わってしまうでしょう。
なお、ビックファイブを定めたのは、タイプ2が多数派で、タイプ2の成績優秀者も当然に多数派であるために、タイプ2によくあるビッグな特性だとして取上げられたに過ぎないと考えています。
とくに、「外向性、協調性、経験への開放性」がビックで必要不可欠な性格などとは、到底思えません。エニアグラムを知らなければ、真実は見つけ出せない!ということを彼らに知らないのです。
読むと疑問に感じるものがほとんどです。今回も唖然としたもので、ちょっと取り上げてみようと思います。
★学校の成績は、知能ではなく性格で決まる(研究結果)
http://www.huffingtonpost.jp/2015/01/07/personality-is-a-better-predictor
-of-success-_n_6427292.html?utm_hp_ref=mostpopular
オーストラリアの研究チームは、「ビッグファイブ」と呼ばれる性格5つの特性(外向性、情緒不安定性、協調性、勤勉性、経験への開放性)を測定した値と、大学生の成績やテストの点数を比較した。その結果、成績に最大の影響を及ぼしていた要因は、「経験への開放性」と「勤勉性」だった。
しかし、私はこのようには導かない。というか、導けないと考えています。小中校という子ども期において、学校の成績がよい子どもは、成績の悪い子どもよりも意欲的になれる傾向があります。
よく学ぶほどに称賛され認められるので、さらに意欲的になりますから、勤勉性はいや増すと考えられます。そうして、受験競争に勝ち余裕で一流大学に入れば、自分に自信を持ち情緒も安定すると考えられます。
それがひいては、他者との関係でも余裕を持てるものになり、本質的には内向的であった者でも外交性が備わるようになると考えられます。
また、経験を多者とも共有できて開放的に見えるようになるだろうと予想できます。実際にも、そのような人間を私は多数見ています。
むろんのこと、子ども期に学業成績が優秀でも、自分に自信を付けられず精神的な余裕も持てない人間もいます。親の言いなりで無理して勉学に励んでも、自信というものがつくとは考えられません。
学業成績が優秀であっても、親に理解されず、いじめにあったり、健康に恵まれないとか、さまざまな不幸な体験から精神的に不安定になる人も実際にはたくさんいるはずです。
ゆえに、子ども期から学業成績が優秀だったというだけでなく、家庭環境だけでなく、教師や友人にも恵まれて、さらに幸運もあって、確たる自信をつけて精神的な安定を得られた人間は、ビックファイブを必然的に得られるようになると考えられます。
従って、その逆の「ビックファイブが備わった性格の人は成績優秀」だと、どうして結論づけられるのか?理解不能です。
エニアグラム性格学でみたら、各タイプがそれぞれの成長の方向に一歩踏み出した人であれば、どのタイプもビッグファイブを獲得するだろうと予想できます。
なお、5つの特性(外向性、情緒不安定性、協調性、勤勉性、経験への開放性)は、獲得するものであり、「後天的に得られる性格」と言えます。
従って、研究者たちが取り上げている「性格」というものが、「先天的な性格」も含めているのであれば、大きな過ちだと私は考えます。
当会のエニアグラムでは、おおまかに9つのタイプがあり、それは「先天的な性格」ですから、「気質」と呼んでいます。気質として見た場合、内向的で協調性が低い人がいます。
たとえば、防御タイプ(714)は怖がりで神経質、羞恥心が強い傾向がありますから、外向的になりにくい気質です。
ただし、個人的につきあうと、依然として怖がりなところが見えます。神経質で羞恥心が強く、なにか起きたら協調性など微塵もなくなり、すぐに精神不安定にもなり、開放性も当然狭まります。しかし、このタイプの勤勉性は本質的なものゆえ無くなりにくいものです。
攻撃タイプ(825)の中では、協調的と考えられるのはタイプ2です。他の2つのタイプは容易なことではありませんが、超少数タイプですから研究対象に入っていないと考えられます。
また、タイプ2は気質的には協調性がないほうですが、超多数派で価値観も同じ人たちに取り囲まれているために、協調性がない自分を自覚するには困難な環境にいます。
そして、本質的に外向性がありオープンな気質ゆえ、本質的に「経験への開放性」が備わっています。さらに、根拠もないのに自信を持ちやすい気質でもありますから、学業成績がよければ自信と余裕を付けることができるでしょう。
ただし、傲慢になりやすくジコチュー性は増す恐れがあるタイプです。このタイプは、暴力的なワガママ人間にもなりやすい気質です。
ちなみに、調和タイプ(369)は、学業成績が高ければ、ビックファイブは比較的早く獲得できそうな気がします。しかし、誰もやらない事や創造性などオリジナル性が重視される時代になっているために、それが不得意になりやすい傾向を持つタイプです。
なお、調和タイプもあまり見かけることはなく、多数派ではありませんから研究対象に入っていないと考えられます。
ゆえに、エニアグラムからみたら、気質としては良い特性もあれば悪い特性もあり、気質は平等です。人生の落とし穴はどのタイプにも平等にあると考えられます。
しかし、生まれつきの能力は平等に備わっているとは考えられません。これがあるか無いかで人生は大きく変わってしまうでしょう。
なお、ビックファイブを定めたのは、タイプ2が多数派で、タイプ2の成績優秀者も当然に多数派であるために、タイプ2によくあるビッグな特性だとして取上げられたに過ぎないと考えています。
とくに、「外向性、協調性、経験への開放性」がビックで必要不可欠な性格などとは、到底思えません。エニアグラムを知らなければ、真実は見つけ出せない!ということを彼らに知らないのです。
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