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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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宮沢賢治のエニアタイプを探していますが、ウッキペディアに載っている情報だけでは、一つのタイプに絞れないみたいです。

でも、とりあえず、二つのタイプのどちらかのようです。それを、これまで取り上げた物を整理してみました。

(タイプ2から探す)…6か所

・関心が広く、趣味が多いのはタイプ2によくあります。
・信仰している宗教を親しい友人に強く勧めるとは、タイプ2w1から探すようなところです。
・宮沢賢治さんの交友関係は多彩のようです。人に積極的に近づいていく傾向のあるタイプ2から探すようなところです。
・賢治さんは宗教活動にも積極的ですが、社会的な活動をいろいろ試みており、遊園地の花壇をデザインするなど、多方面に能力を発揮しているようです。これもタイプ2w1から探すような情報。
・農学校教師時代、生徒をそばやに連れ出した。これもタイプ2から探すところです
・罰として、水を満杯にした湯呑を持って立たされていた生徒を見かねた賢治は、辛かろうと言ってその場で水を飲み干してしまった。人助けしているみたいです。タイプ2から探すところです。

防御タイプ(174)らしく見えない)…1か所
・菜食主義者らしいのに肉食もしていたらしいので、どちらかというと超真面目で律儀な防御タイプ(174)らしく見えないところです。

(タイプ4から探す)…3か所

・父親から進学に反対された賢さんは、その精気のなさから進学を許可された。「精気のなさ」がよほどのことだった。年少型から探しますが、なかでもタイプ4の可能性が高いところです。
・賢治は、いったん完成した作品でも徹底して手を加えて他の作品に改作することが珍しくなかった。
ここはタイプ4から探すところです。完璧主義的なタイプ(174)
・美味しい食べ物には、相好をくずす、大ニコニコするとは子どもらしいところで、子どもタイプ(17463)から探すところです。とくにタイプ4が露骨に出す傾向があります。

ここからわかることは、タイプ2の可能性のほうが高いということですが、その差が広くなければ「一つのタイプに絞らない」というのが当会の判定の仕方です。人の脳はみな同じ構造をしており、思考だけでなく感情や感覚もみな似通っています。

たとえば、羞恥心というものを全く持っていないという人間などいません。羞恥心が「かなり強い・普通・少ない」という3つくらいに分けられるだけです。それゆえ、或る人の羞恥心が、この3つのどれに該当するのかを探るためには幾つものエピソードを把握する必要があります。

つまり、タイプを間違うということは、少ない情報から判定しているからであり、たくさんの情報を把握したら、いずれ正しいタイプを見つけ出せるのです。


次回からは、古い書籍ですが、『宮沢賢治の肖像』(津軽書房)が見つかったので、それに沿ってタイプ判定の作業を続けていこうと思っております。

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