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①犯罪の目撃者はひとりであっては認めない。二人以上で、しかも血族はダメ。
②判事が刑を決めるのは、最も若い判事から始める。
③懲役、あるいは極刑によって罰せられる犯罪が対象となる場合には、状況証拠、自白は証拠として採用してはならない。
④無罪で釈放される時は、一票差でもよい。
⑤有罪となると、二票差の多数決でなければならない。
⑥極刑にされる場合、判事の全員一致は無効になり、もう一度、証拠調べを行なってから再投票を行う。
⑦死刑の判決を下すときは判事団は一人ずつ、その被告の無罪の可能性について、弁論することが義務づけられていた。
⑧被告と原告の服装について、どちらがよりよい服を着てはならない。
⑨判事は、神を畏れ健全な精神と肉体、幅広い知識を持っていることを要求された。あまりに老齢とか、子ども持たぬ男もメンバーの資格を持たない。
上記を知ると、古代の人間が考えていた「人を裁く方法」が、現在採用されているよりも格段と優れているように見えませんか。感動すら覚えるほどです。
人間は本質的に間違いを犯す生き物です。人を裁く時も間違いが起きる恐れがあります。タルムードに書かれているものを知ると、慎重にも慎重を期していると分かります。
例えば、②に関しては、「真理は重いものだから若い人々しか運べない」と解説されていました。しかし、若輩は、先輩に影響されてしまうとか、従ったほうがよいとか、へつらいから同じ意見になる恐れがあります。また、規定概念に取られていない若い判事から刑を決めるという考え方には共感します。
③を知ると、冤罪が多いことを考えてしまいます。状況証拠だけで有罪になった人がいます。物的証拠が必要だと分かっている時代になっても、まだそんな有様です。和歌山カレー毒殺事件は被告のことを、私も疑わしいと感じてはいましたが、「疑わしきは罰せず」という裁判の基本が守られませんでした。
最近のことならば、収賄罪で起訴された美濃加茂市長(藤井浩人)です。物的証拠も状況証拠もなく、自白を強要されもしたが、一貫して潔白を主張しています。この3/5に無罪判決が出ましたが、地検が控訴したところです。意地になって控訴したとしか考えられない。
最も深刻な例が、袴田事件です。連日(19日間も)の取り調べで、最長は一日17時間も自白を強要されていました。それでついに心が折れて自白してしまった、という取り調べテープが、一昨日3/27に公表されました。
袴田さんは仮釈放はされていますが、いまだ法的には「死刑囚」です。逮捕されてから48年も拘束されていたのです。死刑囚でも刑を執行できなかったくらいに検察や裁判所も過失だと認めていた。
それゆえ、「世界で最も長く収監されている死刑囚」として、ギネス世界記録として認定されているという。日本の司法関係者、恥ずかしいと思わないのでしょうか。「日本の司法は中世だ」と国連で告げた外国人がいますが、その通りではないかと。古代のユダヤ人のほうが絶対的に優れている。
しかしながら、パレスチナ人を追いたてて建国したイスラエルの裁判官や検事が、タルムードの裁判法を取れ入れているとは思えません。ユダヤ人もいろいろだと思うのですが、戦争をしたがる人たちはきっと性格も劣化というか劣悪になっていくに違いない。
⑥や⑦を知ると、刑が執行された後に無罪だとわかった例があるように、極刑にするには、ここまで慎重にすべきで、すごく納得できます。「全員一致だと無効」にするとは、認識の奥深さに考えさせられてしまう。
⑨タルムードが引き続きずっと現在まで採用されてきたならば、さらに進化して、「検事も裁判官も男女同数にするべきである」というような考え方になったかもしれない。
などといろいろ想像してしまう。現実は、いまだに女は子ども扱いで、イスラム圏の男女差別は容易に無くなりそうもない。日本もたいして変わらないが…、
★和歌山カレー毒殺事件 (冤罪の可能性が載っている)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%92%8C%E6%AD%8C%E5%B1%B1%E6%AF%92%E
7%89%A9%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%BC%E4%BA%8B%E4%BB%B6
★美濃加茂市長 藤井浩人
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%97%A4%E4%BA%95%E6%B5%A9%E4%BA%BA
★袴田巌さん釈放1年、過酷取り調べテープの全容
http://yuzawaheiwa.blogspot.jp/2015/03/blog-post_86.html
★袴田事件
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A2%B4%E7%94%B0%E4%BA%8B%E4%BB%B6
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