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たまたま友人と話している折に、尋ねられてエニアグラムの理論について答えてしまいました。エニアには関心がない人(2w1の男性)だったのですが…。
タイプ2は「お母さん気質」で、男性であっても中身は女性だということを話すと、友人が答えます。「そうだね。自分の中身は女だと思うよ!」……ホント驚きました。すぐに認めてしまった!
この男性とはもう20年来のつきあいで、顔は男性的で、無骨で誠実という印象があります。その人が女性的な気質だと認めた…。自分を知っている。女性的な気質だと認めるのは普通はなかなかありません。たぶん自分に自信を持っている方なのではと私はみています。
タイプ2w1の女性の中には、男性的とか男っぽいなどと言われると、嬉しそうにしていることがままあります。つまりは、差別意識があるからではないかと考えられるところです。男性優位な社会だとつくづく感じるところです。
これに関して知りたいのであれば、以下の3つをお読みください。
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory5.htm
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory7.htm
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page15/15-1~/15-42.htm
また、最近ネットで話題になったのが、女優の小雪さんのことです。「親になって初めて人間にさせていただいているなと感じます」と述べたようです。
★親になって初めて人間…小雪の発言が大炎上!
「セクハラ親父と同じ思考回路」と厳しい声
http://www.menscyzo.com/2015/05/post_9841.html
「親じゃないと人間じゃないの? 人間じゃないなら、何なの?」、「セクハラ親父の『女は子どもを産んで一人前』と同じ思考感覚」、「悪意がなくても言葉選びが悪すぎる」、「不妊で悩んでいる人を刺激するような発言」
小雪さんのエニアタイプをタイプ2w1と判定しています。タイプ2は「お母さん気質」として生まれているためか、子どもを欲しがる傾向が顕著に見えるタイプです。
たとえば、自民党の野田聖子さんもタイプ2w1と判定していますが、母親になりたいという気持ちがそうとう強く、執念みたいなものさえ感じさせます。
不妊治療を8回も受けています。不妊治療は、かなり辛い体験をするらしく、多くの女性たちが語っており、それを8回もトライしています。ですが、出産までに至らず、そのせいで離婚したみたいです。
アメリカで卵子の提供を受けて、事実婚の男性の精子で体外受精に成功して、50歳で無事に出産しました。
その後にこの男性と結婚したようです。夫よりも子どもを求める気持ちのほうが強かったのではと予想されます。著書に『この国で産むということ』があり、少子化問題に熱心で取り組んでいました。
★息子はいま、三歳です。
http://www.huffingtonpost.jp/seiko-noda/seiko-noda_b_5074332.html
タイプ2の女性にとって、「人生とは子を産み育てること」のようで、それは無意識的にありますが、意識的にもなりますから、子を産んだ女性への恨みや妬み、子を持たない女性への優越感、逆に子ども嫌いにもなり、子どもへの固執や過剰反応等々、さまざまに多様な展開を巻き起こしやい気質だと考えられます。
小雪さんの言い方はちょっと変ですが、つまりは「親になること=人間になること」のようですね。
私ごとですが、知り合ったばかりの女性が、3人の娘を産んでいると語り、私に子どもがいるのか尋ねました。なぜ、そんなことよく知らない人間なのに尋ねるのかといえば、関心事だからでしょう。
そこで、「います」と答えましたが、それだけで済みません。「どちら」と尋ねられる。どちらなのかが重大みたいです。こちらが「男です」と答えると、「負けた!」という。これも驚いたことです。「男を強く意識するタイプ(261)」丸出しです。
女の子じゃダメなのかと、これは勝負ごとなのかと、30年前のことですが印象によく残っています。むろん、タイプ2w1でウイング1が強い女性で、仕事で私に負けたくないといつもアカラサマに態度で示す人でした。
さて、小雪さんのようなことを語れば、タイプ2w1が多数派の社会ですから、「炎上」するのは必然的です。
あるタイプ2の女性は、「子どもが生まれて、自分は初めて自分になった」と語っていました。ゆえに、お母さん気質に生まれても、現実に母親とならなければ、その気持ちは自覚できないのではないかと思われます。
まあ、そういうことに無頓着なタイプ2もたくさんいますが。子どもなどいないほうが「自由でセイセイする」っていうタイプ2の女性もよくいます。
ちなみにその逆で、あるタイプ4の女性は、末っ子気質ゆえか母親になることを受け入れにくかったようです。
「無事に長男が生まれたが、私の母が“おめでとう。お母さんになったんだよ!”と言ったのです。ごく普通の当たり前のせりふなのでしょう。しかし、私は“お母さんになっ…”と言われてパニックになってしまいました。説明のつかない恐怖と動揺に襲われました。“嫌ー!! なんでそんなこと言うの?!”と、泣き叫んで取り乱してしまいました」。
以下に載っています。
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page15/15-101~/15-132.htm
となれば、タイプ8は父親になって初めて「自分は自分になった」ということになります。末っ子タイプ(4)が長男に生まれて、下には兄弟姉妹がズラリと続くと、なにか居場所がないような感覚に囚われるかもしれません。その他のタイプも同様に考えられます。
さて、あなたはご自分のタイプを知っていますか。自分が自分であることは、当たり前のことなのに、そうでもなさそうです。また、何でもないようなことなのに、意外といろいろなところで影響を受けていると考えられます。
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