見通しのいい古塔　憲法をいかにこの法案に適用させていけば良いのかー？？？

そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰？　

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2024/11/22 (Fri)

「誰が選んだんだー！」と怒りまくった男がいる。自民党の船田元。憲法審査会筆頭理事という立場であり、トップ責任者なのに、事前に調べもしないで、国会の委員会での参考人に呼んだのだ。評判がガタガタになったらしい。

また、このことで、菅官房長官は「合憲という考え方をする憲法学者はたくさんいる…」などと言ったそうだが、具体的に名はあげられなかったみたいだ。憲法学者は300人くらいいるらしいが、199人が違憲と言っている。残りの学者は関わり合いを避けたのだろうか？そうだとしたら情けない。

★与党推薦教授「危険なやり方」憲法学者１９９人が「違憲」

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2513163.html

と、そんな中で、中谷元・防衛大臣の答弁が物議を醸した。この人、何が言いたいのか全く分からないことがよくあります。かなり頭がおかしい人なんじゃないかと。

6月5日に開かれた衆議院の平和安全特別委員会で、集団的自衛権の行使を認める安全保障関連法案について答弁しているところです。

「現在の憲法をいかにこの法案に適用（「適応」とする報道もある）させていけば良いのかという議論を踏まえて、閣議決定をおこなった」と答弁。

憲法は最高法規です。「上のものを下のものに適用させていけば良い」という考え方などあってはならないものです。

「日本国憲法は，国の最高法規であって，その条規に反する法律，命令，詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は，その効力を有しない」と１０条にあります。

中谷元、ついミスしたのかと思うのですが、実は習慣的なものになっていて、ミスだと気づかないで答えた可能性があると思っている。追及されて知ったような…。無知な政治家ほど危険なものはないと思いませんか。

あべ政権の閣僚はみなどこかおかしい。ひどく整合性のない法案だったので紛糾したのであり、それと知らずに国会で答弁しているみたいに聞こえました。

で、この騒動から流れが変わったらしい。とりあえず、予定していた１９日の強行採決はできなくなり、会期末の２４日まで、法案の衆議院通過を断念する方針だと報道されたところです。