そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰?
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日曜日の朝は、たまにテレビ番組「題名のない音楽会」でクラシック音楽を楽しみ、のんびり過ごすことがあります。
7/19は作曲家シベリウスの生誕150年に当たるので取り上げたみたいです。有名な『フィンランディア』(Finlandia)という曲が上演されました。フィンランド(スオミ)では第二国歌とも言われている交響詩です。
「圧政からの解放」と字幕が出ていましたが、後から調べて見たら、当初の曲名は「フィンランドは目覚める」 (Suomi herää)だったそうです。
当時は、愛国心を沸き起こすとして、帝政ロシア政府がこの曲を演奏禁止処分にしたみたいです。有名な話だそうですが、調べて知ったことです。
そして、ソ連の侵攻が迫っており、国家存続の危機に晒されていたフィンランド。もしも「フィンランディア」という曲がなかったら、フィンランドという国は存在しなかったかもしれない、と言われているくらい国民を力づけた曲のようです。
音楽の影響は凄いものがあるんですね。アートより力があると私は思っているんですが…。なお、この曲はまず「圧政」を思わせる重苦しさがあり、やがて民族の蜂起を思わせる勇ましい曲調に変わっていくというもの。
ところで、この番組の責任担当者が、時期的なことを考慮して選んだ曲ではないかと、私は勝手に思い込んでいます。
アベ独裁政権の圧政(そう思っていない人もいると思いますが)に抗する人たちが、ゾクゾクと参入している現在の日本社会!この状況からしたら、国民や民衆の側、あるいは99%の側に立つ曲が欲しい! 坂本龍一さんにお願いしたいところですね。
画像はフィンランドの特徴が良く出ています。なお、一度は訪ねたい国と思っているのですが、かの「ムーミンシリーズ」の作家、トーベ・ヤンソンはフィンランド人です。絵も物語もかなり気に入っています。また、ちょっと変かもしれませんが、暑がりなので寒い国に憧れる傾向があります。
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