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昨日から読んでいる本のタイトルは『ヒトラーランド』。著者はアンドリュー・ナゴルスキ、作品社から刊行されています。副タイトルは「ナチの台頭を目撃した人々」です。
ナチズム(国家社会主義ドイツ労働者党(ナチス)を代表とするイデオロギー)が席巻した当時に、ベルリンにいたアメリカ人ジャーナリストや外交官などの日記、手紙、インタビューを丹念にあたって記録をまとめたものです。青字に直している部分です。
アベの顔を見るたびにヒトラーの顔が重なってみえてくる、そんな不安な世相ではないかと思うのです。ヒトラーはアッという間に政権を取り、国の体制を一気に変貌させてしまった男です。
アベ政治を見ていると、なぜか脅威で煽り一気に戦争へと世論を導いていきそうなイメージが湧いてきてしまう…。面白いエニアのことばかり書き綴っていた3年前と見比べている日々です。
ところで、以前ヒトラーのことをタイプ1ではないかと予想しておりました。多くのタイプ誤認をしていたと気付いた時期に、ヒトラーのことも再度調べてみましたが、タイプ2w1の可能性が高いと判断しました。
なぜタイプ1と予想したのか、その理由を後日取り上げてみますが、今回は『ヒトラーランド』の中で見つけた箇所が興味深いものだったので、ご紹介したいと思います。
まずは、ヒトラーと当時(1923年頃)に個人的につきあっていたプッツイ・ハンフシュテングル夫婦がヒトラーに関して書いていたなかにあるものです。
プッツイが、ミュンヘン一揆(=ビアホール一揆とも言い、ーデター未遂事件)での会場で、最初に見た印象は「まるで駅の食堂にいるウェイターのようだった」といい、評判の男のはずが落胆したようです。
演説を聴いてやがて‥。「“あてこすりと皮肉”の名人だと感じた。初期の頃のヒトラーは、声や言い回しとその効果を自在に操る術に長けており、あんな芸当ができる人間はほかにいなかった」と。
聴衆の中でも「とりわけご婦人方がヒトラーの演説をたいそう楽しんでいるのを見た。まるで宗教的な恍惚感に包まれているかのよう」と書いている。
演説がうまいと言われていますが…、アベとはかなり違います。あれで演説が上手かったら、と、思うと…ヒヤヒヤ。
プッツイはしだいにヒトラーに惹かれて、妻を演説会に連れていくようになり、ヒトラーにひき合わせます。かなりの美人だった妻に、ヒトラーも惹かれたみたいで自宅に招待すると、頻繁に訪ねるようになったという。
ここで考えられるのは、人づきあいをあまりしないで人馴れしにくいタイプ1であれば、自宅に招かれても尋ねる可能性は低く、それでも1、2回ならばあり得ますが、他家に頻繁に訪れるなどはほとんど考えられないところです。
この夫婦には幼い息子がいたが、転倒してイスで頭をぶつけてしまった折に、ヒトラーは大げさな身振りでイスをバシバシ叩きながら、「いい子のイーゴンを傷つけるとは、なんてやつだと叱りつけた」とあります。
美人妻の手前なのでやったように見えますが、やはり、このような振る舞いはタイプ1としては考えにくいものです。惹かれている女性の前では緊張しやすく、このような要領のよい振る舞いは考えにくい。
妻のヘレンは、ヒトラーを「彼は心の温かい人でした」と1971年にインビューで答えている。相手が魅力的な女性であれば、心温かくもなるでしょう。ユダヤ美人ならば冷酷になったのでは…。
ヘレンは「ほかの人間には口を挟む余裕はありません。彼は誰であれ、自分の話をしたがる人間の存在を許すことができませんでしたから、話をするのはヒトラーで、ほかの人は聞き手になりました」
ここはよく知られています。一方的に話すばかりの人は身近にもよくいて、タイプ2w1に最もよく見かけるものです。が、おしゃべりで一方的に話す傾向のあるのは、1w2にも見かけます。ただし、こちらは相手が明らかに目下であればあり得ることですが。
アメリカ人記者のニッカーポッカーがヒトラーをはじめて見たのは1923年の支持者集会でのことで、彼はそのあまりに滑稽な姿に思わず目を疑ったそうだ。第一印象は、「まるで馬鹿みたいだ」というもので、「ヒトラーことを全く知らない人でも、一度やつを見れば、“あいつは自分自身のパロディでも演じているのか”と言いたくなる」
★石原慎太郎「橋下徹の演説は若い頃のヒトラーに似ている」
https://www.youtube.com/watch?v=LwKjCuCNH2A
さて動画に出ているヒトラーを見て貴方はどう感じたでしょうか。(つづく)
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