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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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「自分を客観的に知ることができない」ということは、残念ながら本当のことです。また、「他の人たちの身になって物事を捉えることも容易ではない」ということも、多くの人たちが実感しています。

たとえば、8/21に載せた辛淑玉さんのお話にありました。おとぎばなしの「桃太郎」です。「
桃太郎は、鬼が島へ、鬼の征伐に行きました…、」となっていますが、他の身に立てば、「僕のお父さんは、桃太郎に殺されました…」です。



70年前に「鬼畜米英」というスローガンですっかり洗脳されてしまった日本人が、米国と同盟国となり、さらに米国が攻撃を受けたら守るのだと言い出す始末。戦争法案を強引に成立させようとしています。

勝手に「鬼」と名付けるのは普通によくあることです。たとえば、「あの子は汚い」とか「のろま」「臭い」などと言って、苛めに加担する子どもがよくいます。単に気に入らなかったというだけで、いじめる子もいます。いじめられた子にとっては、相手は「鬼」みたいな子です。

親が子どものためということで勉強を強要して、子どもを追い詰めるのも、親からすれば我が子可愛さからの行動ですが、子どもにとっては鬼のような親に見えています。が、それと親は知りません。「いつか分かる」と思っていたり。しかし、親を一生疎ましく感じ、憎しみを持ってしまった子どもがいます。

エニアでみたら、一日中しゃべりまくっているタイプ2w1の娘にとって、寡黙なタイプ4w5の女子はなにを考えているのか全く理解できない人間であり、おとなしいというだけでなく、覇気のないつまらない人間に見えていることがあります。みんなと交わらず、お高くとまっているなどとみていることもあります。

しかし、このタイプ4のほうからは、2w1女子は深く物事を考えないあさはかな人間に見えていたり、軽薄というか下品な人だと思っていたりします。お高くとまっていると思われているなどまるで知りません。

で、当人は自分をどう思っているのかといったら、タイプ2w1の娘にとって、自分は明るくて活発で、みんなから面白い子だとか、好かれていると思っていたりします。一時間でも10分でも口を閉じることができないのです。おしゃべりができなかったら死ぬと思っているのですが、もう少し控えたいと思っているのですが、それがとても困難のようです。

タイプ4w5にとっては、自分は誰にも負けないくらい懸命に学んでいるつもりです。心の中では軽薄で下品な人間を蔑んでいますが、態度では決して出さないようにして…。些細なことでも気になるとあれこれ思い悩み行動に移せないので、思い煩うことばかりで、もうすこし合理的にみたり、要領よくなりたいと思っているのに、それがとても困難のようです。

タイプ2w1の娘の子は、みんなの輪の中に入れない子に対して、「あれじゃみんなから好かれないよ」「自分を変えようとしていない」と言っているかもしれません。

で、タイプ4w5の子は、おしゃべりな子に関して、「授業中もおしゃべりが続き、みんなに迷惑をかけていることを知らないらしい」、「自分分を変えようとしない」と考えているかもしれません。

こうして、みな自分を変えられないのに、自分のことは棚にあげて、周囲にいる人たちを自分流に解釈している始末です。

さて、アベのような自国からしか物事を捉えられない人間は非常に多い、というのが私の印象です。

他国から侵略されて惨い目に遭った人たちの気持ちが全く理解できないのです。言葉で謝られても、亡くなった家族は戻らない。時間は戻らない。人生を取り戻すこともできない。それなのに謝罪の言葉もウヤムヤな人間をどうして許せるだろうか。
 

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