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・自分と世界は否定的に結びついているタイプ(837)
・自分と世界は肯定的に結びついているタイプ(261)
・自分は世界と両価的に結びついているタイプ(594)
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory1.htm
ちなみに、「両価的」にとは「肯定的であり否定的であり、どちらとも言えず」であり、「両価値的」とは、当会が作った造語に過ぎません。
この「肯定的に結びついているタイプ(261)」の中で人口的に多いのはタイプ2w1で、半数どころか、もしかしたら7割くらい占めている可能性があります。それほど多数派です。
ですから、この社会はタイプ2w1の価値観が支配しているとみても過言ではないと言えそうです。そうなれば少数派の価値観はあまり知られていません。知られていないだけでなく、多数派からは、異質に見られたり、「おかしい」とさえ思われている場合も少なくないようです。
そこで、まずは837という世界が否定的に結びついている3つのタイプの価値観がどのようなもの少し取り上げてみようと思います。
まずは、最近になって知ったことなのですが、受講生の知り合いのタイプ4の娘さんの職場でのエピソードを取り上げます。
なぜだかタイプ4は仕事に時間がかかり、周囲から遅いとか効率が悪いと思われることがよくあります。たぶん、タイプ4は正確に一つのミスもなく仕事ができなくてはならないというネバ人間だからではと考えられます。また、それは優等生気質から来ているからでしょう。
この娘さん、10分で仕上げるような仕事でも1時間はかかるようで、同僚たちが困って上司に相談したみたいです。また、いろいろな面で要領の悪さがあったようです。
で、この娘さん、それを自覚して自分を変えねばならないと思ったらしいのです。一念発起して職場の同僚たちに、迷惑をかけたことを謝り、「自分のやり方のどこがいけないのか教えてほしい」と、スタッフ全員に聴いて回ったみたいです。
勇気がいることですが、タイプ4は「率直」で「正直」という気質が最も備わっているタイプゆえ出来たことではと思われます。なお、その他の子どもっぽい言動から彼女をタイプ4と判定していますが、受講生から「その人、タイプ7ですか?」などと尋ねられてしまいました。
ところで、率直で正直な気質の人間は、そのように行動すれば相手も率直に答えてくれると予想してしまうのです。しかし、周囲が彼女と同じタイプ4でなければ、彼女の思惑通りに事は運びません。(なお、この娘さん、正確には4w5で5のウイングが軽いほうです。ウイング3は率直にはなりにくい気質ですからちょっと違ってきます)
タイプ7が過失を問われたならば、どうなるのかと言えば、できる限り自分の過失は認めないようにします。で、相手も自分と同じようにめったなことで自分の過失を認めることはないだろうと見ています。
ですから、この娘さんの行動の仕方を知ったら、かなり驚くのではないかと考えられます。タイプ7からは「有り得ない」ことゆえ、この娘さんの行動を理解できません。
それが「世界と否定的に結びいているタイプ(837)」にある共通のものの見方であり、その基にある本能的な判断の仕方なのです。 837は、利害関係に敏感で、損得勘定も緻密で早いという傾向があります。
そういう行動を取ることで自分を守っているのであり、それがいけないとか、おかしいというのではありません。そこを間違えて受け取られると困ります。むろん、タイプ4の行動の仕方がいけないとか、おかしいというものでもありません。(続く)
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