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金と権力を持つと、人間性がすっかり変わってしまうのです。北朝鮮や中国だけでなく、アメリカもドイツも、イランでも、どの国も例外ではないと思っています。また、政界でまっとうな人間はあまり見かけません。かなりの少数派です。
その数少ない中で、イギリス労働党の新党首に、珍しくまっとうな人物が登場しました。ジェレミー・コービンという男性で、大学は出ておらず、無精ひげにノーネクタイでよく知られています。
ただし、山本太郎さんだけが例外です。ただ一人、自分の政治信念に従って行動することは、たぶん物凄く勇気の要ることだと思うのです。
コービンさんは、「経済格差と貧困、我慢ならない」と言っているそうです。私もガマンできません。安保法案大揺れのドサクサに紛れて成立した「改悪された労働者派遣法」にはムカムカします。
一方、コービンさんは、「最も経費を使わない国会議員」に選ばれたこともあります。ここから清廉な人柄だと予想できますが、その政策を知れば、完璧に99%側に立っていると判ります。
安倍政権とは真逆の政策ですから、これを知っただけで、なんか希望が湧いてくるような気になります。さて、あなたはどう感じるのでしょうか?
★英は核戦力放棄すべきだ…労働党新党首が強調
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150929-OYT1T50020.html?from=tw
★英労働党党首にコービン氏 「経済格差と貧困我慢ならない」 反緊縮や反核訴える http://www.sankei.com/world/news/150913/wor1509130006-n1.html
イギリス、現労働党の主な政策
・公共事業や鉄道の再国有化。
・企業の税金逃れ取り締まり強化。
・非核化。
・トライデント核兵器プログラムの中止。
・インフラ及び再生可能エネルギープロジェクト資金供出のための量的金融緩和政策。
・持続可能なエネルギーに投資し、光熱費を下げる。
・現政権が、2010年以降行ってきた公共部門と福祉への予算カットを、元に戻す。
・継続教育カレッジと大学の授業料を廃止する
・企業への税の軽減措置を一部取り止め、企業への補助金削減
・富裕層と企業への増税
・法人税を引き上げるが、小規模企業の法人税率は凍結する
・自営業者、フリーランスで働く人、小規模企業のオーナーの社会保障制度を見直し、被雇用者と同じ社会保障を受けられるようにする
・地域の小売店や小規模企業を守るため、(店舗や事業所の)家賃を制限する
・最低賃金引き上げ、家賃の規制によって、消費者の可処分所得を増やす
・軍需産業で働いている人のスキルを、他の分野の高度な技術を必要とする仕事に移管できるように確保する。
その他にも重要な政策を発表していますが、以下のサイトに和訳された文が載っています。
英国政治ニュースhttp://ukelection.exblog.jp/24742914/
元ネタ→http://www.jeremyforlabour.com/welcome?splash=1
安倍政権は武器輸出に関しては、税金をも投与しようと画策しており、軍需産業を育成しようとしています。しかし、イギリス労働党は、軍需産業を縮小しようとしています。戦後レジームは同じなのに…アベになぜ安保法が必要なのか、不可解です。
ところで別の言い方ならば、「産軍学複合体」ですが、これらをのさばらしておくと、国民の生活の質を向上させないどころか、疲弊させ破壊します。
というよりも、殺人と破壊と復讐が連鎖して続き、テロリストが暗躍する世界に一変する恐れさえあります。世紀末映画みたいなことしか思い浮かびません。なぜ歴史から学ばない政治家たちばかりになったのでしょうか。
★「武器輸出にノー! 軍費増強に税金使うな」
http://stophimitsu.cocolog-nifty.com/blog/2015/09/post-bd4f.html
日本の軍需企業トップ10(ダイヤモンド)1位・三菱重工、2位・三菱電機、3位・川崎重工業、4位・NEC、5位・IHI、6位・富士通、7位・コマツ、8位・東芝、9位・日立製作所…。守銭奴上位10位です。
★経団連会長、武器輸出「安保強化に資する」 必要性訴え
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13150915648
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