テロ事件が起きる→右翼が躍進する、どうして？

来年の米大統領選の共和党指名候補争いに出馬しているドナルド・トランプって男が、2日の米テレビ番組に出演したみたいです。

過激派組織「ISIL」への対策として、「ISILの戦闘員だけでなく、その家族らも拘束して全員を殺害すべきだ！との持論を述べた」ようです。
ええええっ！！　です。時代錯誤もここまで来たら何をか言わんやです。アメリカは古代か中世にいるのかと…。

さらに昨日知ったニュースでは、ドナルド・トランプは、「イスラム教徒の入国を禁止すべきだ」と主張して、これまでの最高支持率(３６％！)を得たと言うのです。

こんなに暴言を吐くバカげた危険人物が、アメリカでは大統領候補になれるのか…、他国のこととはいえ寒気がしてきます。虫唾が走ります。

 

テロ事件が起きると、たいてい右翼が躍進する。9.11テロ事件の後も、今回のパリテロ事件でも同様です。

★フランス地域圏議会選で、極右躍進
http://www.nikkei.com/article/DGXLAS0040001_X01C15A2000000/

でも、右翼って何なのか、チャンと調べたことがない。知りたいと思ったこともないが…。で、生まれて初めて探してみようと思い立ちました。

ウィキペディアによると、「右翼、右派（うはright-wing）とは、政治においては、より安定した社会を目指すための社会制度を支持する層を指す」とあります。また、「保守、愛国心、国粋主義的な思想を含む」とあります。

驚きました。右派とか右翼って、戦争したがる人たちのことなのかと？　でも、好戦的な人たちが「安定した社会を目指す」なんて、おかしいでしょ！！　

愛国心の強い人ならば、自国が戦争に巻き込まれないように努めるのではと思うのに、そうではないらしい。安保法に賛同しているようだ。一体、どうなっているんだろう？？？
 
デモをしたがる人のほうが「革新的」というイメージだと思っていました。でも、この頃の世相からみると、まるで逆みたいです。

もしも、戦争嫌いな勢力が左翼、左派というならば、私は断然こちらに組します。

でも、近頃は混とんとして、どこが正しいことを言っている、どういう行動をとったら確実に平和への一歩となるのか、それが分かりません。騙されたくもありません。それではどう考えたらいいのか…