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なんだか嫌なことばかり続いていますね。とくに昨年はアベ政権に翻弄され、これから日本の社会はどうなって行くのかと不安になることばかりでした。
でも、時の権力者はいつの時代でもずっとやりたい放題だったのだと、ふと気づくようになって気持ちが落ち着いてきました。
私は中学生の頃から歴史が好きで、歴史教科書は手に入れたらすぐに最後ページまで読むほどでした。とくに古代史に惹かれていましたが、現代史は通り一遍で、世界史も同様で近代史にはあまり惹かれませんでした。
で、半藤一利さんを知ったのはごく最近のことです。彼のインタビュー記事を読んでから、考え方がほぼ似ていてかなり共感できる人物だとわかって、著作をあれこれ探して読んでいます。著作はたくさんあって、当分楽しめると思うとちょっとした幸福感が持てます。
★新基地強行「琉球処分以上だ」 半藤一利、政府を批判
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-196414.html
★重大放送 まさかの終戦作家…半藤一利さん 85歳
http://www.yomiuri.co.jp/matome/sengo70/20150815-OYT8T50000.html
★半藤一利さんインタビュー
http://www.jiji.com/jc/pol-interview?p=hando_kazutoshi-01
★半藤一利さん「日本のいちばん長い日」 歴史の「ウソ」常識で判断http://www.sankei.com/life/print/140526/lif1405260021-c.html
半藤一利さんは若い頃、坂口安吾に師事したことがあるそうです。安吾は大好きな作家なので、半藤さんが師事されたこと納得できます。で、安吾さんが語っていた言葉がまた私の心に響きました。
「歴史というのは、一つの資料がすべてを語っていることはない。かすかでも別のことを語る資料が残っていたら、その間で何があったかは、常識で判断するしかない」と。
歴史教科書に書かれていたことも、単に一つの資料に過ぎませんが、教科書しか読んだことがない人がたくさんいます。とても残念ことです。なお、半藤さんは次のようにインタビューに応えています。
「世の中に絶対なんてもんはないんだ。だから、俺はこれからは「絶対」なんて言葉は使わねえぞ、と思いました。「日本は絶対勝つ」とか「絶対日本は正しい」、「俺の家は絶対に焼けない」なんて事はありえない。それが、このころ私が抱いた一番の感想だったんじゃないかなあ。だから今でも、右でも左でも「ナントカは絶対正しい」とか言うのを聞くと、ふん、と鼻で笑いたくなるんですね、私は…。
アベ首相も「絶対」をよく使っていました。たとえば、安全保障関連法案が閣議決定された5月14日夜、安倍首相は記者会見で、「米国の戦争に巻き込まれることは絶対にない」と断言しています。
断言する人ほど、また断定的な言い方をよくする人ほどウソをついている!と思っている。また、ウソつきで口下手な政治家ほど、「絶対」をよく使っているのでは…。
★首相「絶対」「断じて」「いささかも」断言連発の理由
http://www.asahi.com/articles/ASH7Z53QFH7ZUTFK00S.html
外国の作家としてお奨めできるのが、ハワード・ジンさんです。この人も昨年初めて知った人物です。今読んでいるのは、『甦れ、独立宣言 アメリカ理想主義の検証』です。分厚い冊子なので、これも当分楽しめます。
昨年に知った『民衆のアメリカ史』を読んでからのファンです。中高生でも読める小型版の『民衆のアメリカ史』もありますから、こちらをお奨めしたいと思っています。
さて、ここで取り上げたお二人の著作は、学校教科書には絶対に載らないような資料をもとにしています。真実を知りたかったら、「絶対」に読んでほしいものです。絶対って言葉はこういう場合のみ使用可だと思うんです。ところで、あなたは何を読んでいますか?探しているならば、この二人の著書にトライしてみませんか。
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