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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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三島由紀夫が起こした事件について、これまで、「知りたい」という気持ちになったことは一度も有りませんでした。しかし、エニアタイプを知りたいがために、あちこち読む羽目になりました。

どうやら、憲法を変えて、自衛隊を「国軍」に変えるべく、自衛隊員にクーデターを促す狙いで謀ったみたいです。しかも、現自民党の憲法草案にあるように、
天皇を元首にする「国体護持」を最も優先させるという考え方です。

ちなみに、国民体育大会の略じゃありません。「国体護持」とは天皇制の核心である天皇の地位・権威・権能を保全することです。


三島由紀夫は同性愛者と思われるくらいに男好きで、しかも屈強な男を好んだようですから、軍人好きで軍隊も大好きってことなんでしょう。また、国のためには自己犠牲も厭わないどころか、それが至高の武士的な男らしい生き方だと思いこんでいた。そういう妄想にふけって自己陶酔していたと考えられます。

また、「聖セバスチャン」という殉教者に関しての熱い思いは、著書『仮面の告白』にも書いており、自らこの殉教図のようなポーズで写真を撮らせています。死ぬことばかり考えて、それに陶酔していた。

なお、「聖セバスチャン」は、同性愛の守護聖人と言われています。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%90%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%8C%E3%82%B9

以下に載っていますが、三島は入営通知の電報が届くと、「天皇陛下萬歳」と終りに記した遺書を書き、遺髪と遺爪を用意したみたいです。三島由紀夫は軍国少年だったんですね。軍国主義教育の被害者だったとも言えます。

改憲派の三島が今も生きていたら、アベ政権を支援したのでしょうか? しかし、彼は米国の家来のような、あるいは植民地のような日本の現状に対しては、絶対に我慢できなかったのではと思う。以下の文はウィキに載っています。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%B3%B6%E7%94%B1%E7%B4%80%E5%A4%AB

「アメリカのやうな劣弱下等な文化の国、あんなものにまけてたまるかと思ひます。米と英のあの愚人ども、俗人ども、と我々は永遠に戦ふべきでせう。俗な精神が世界を蔽うた時、それは世界の滅亡です〉と神聖な日本古代精神の勝利を願った」

日本の古代精神って何でしょう? それが誇らしいものなのかどうか検証することもできないのに…。三島はどこまで洗脳されていたのかと思う。それに、俗な精神って何を意味していたのでしょう?
 
三島のように、独特の美学らしい殉教的な死を妄想することを、聖的な精神だと言えるのか。いずれにしても、どうやら極右で戦争好きなところはアベと同じらしい。

他国を貶めたり蔑視したり、逆に崇拝したり憧れたりなど、どちらであっても理解力の無い人、事実を知ろうとしない人たちだと、私には見えます。他国だけでなく、他人種や他民族も然り。他人を蔑視したり、崇拝するなども同様に思うのです。

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