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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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「もし、あのとき、新潟県が免震重要棟の建設を求めなければ、当然、福島にも免震重要棟がなかったですし、結果として、東京にいま人が住めていたかは疑わしい」

これは、新潟県の泉田知事が述べていたことです。2007年、新潟県で起きた中越沖地震の折り、柏崎刈羽原発・本館の対策室の扉が開閉できなくなり、東電は屋外で対策会議をやっていた。放射能汚染に晒されながらだ。現場にいた関係者の司令室として使われた建物です。

そんな体験から泉田知事は、地震が来てもビクともしない「免震重要棟」を作るよう、東電に強く要請したおかげで出来た原発施設です。なお、それが完成したのは3.11事故の8ケ月前のことです。危機一髪だったのです。

この建物があったればこそ、被ばくを減らすことができた。また、破局的な状況に至らなかったと言われるほど重要な建物です。




ところで、「免震構造」は、地震の揺れを吸収する緩衝装置があり、建物内の設備も壊れにくくなるものだそうです。余震の際にも作業員が落ち着いて業務できることがメリットとされています。

現在、国内の
9原発・施設に「免責重要棟」が建設されましたが、これ以外の原発・核施設にはありません。あんな大事故を体験した後ですから、続々と建設されるのかと思っていたら、なんとしたことか…。

再稼働を早めたい川内原発(鹿児島県)に続いて、九州の玄海原発でも「免震重要棟」は造らず、「耐震構造の施設」にすると言い出す始末。九電の山元取締役だ。

新規制基準をクリアするには免震構造では「不確定な要素が多い」という見解をあらためて示し、「現時点では耐震構造の方が勝っている」と強調している。

何の根拠でそう言うのか。一方、免責重要棟のほうは証明済みなのだ。

この場合の「耐震構造とは、建物の強度そのものを強めるもの」と主張しているが、免責重要棟のほうがコストがかかる。それで建設したくないのだろう。

アベ
は「世界で最も厳しい水準」をクリアした原発から「再稼働させる」と明言していた。「世界一安全な原発云々」とほざいた。が、それどころではない。世界標準もクリアしていない原発なのだ。

免震重要棟と泉田知事そして東京新聞
 http://members.jcom.home.ne.jp/u33/i%20think20160209izumida.htm



以下の署名をお願いします。

玄海原発再稼働を認めないで!佐賀県知事・県議長宛署名

署名こちら→https://ssl.form-mailer.jp/fms/b7b6e6f4415932

提出日は6月10日(金)です。

★「玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会」ウェブには、
http://saga-genkai.jimdo.com/2016/01/29/b/


玄海原発適合性審査 進捗状況「予定通り」 佐賀 6/7
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160607-00010003-saga-l41

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